オモロイ英字新聞

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TOEIC落第の旧制高校生 「ダンゴラス」はdangerousだった

2011-06-17 08:09:50 | Weblog
書けるが話せない、読めるが聞けない。日本の英語教育の、今日にいたる宿痾(しゅくあ)だろう=17日・天声人語。北杜夫「どくとるマンボウ青春記」を例に、どうにかならぬか発音音痴、とコラムは嘆く。なにしろ、dangerous をダンゴラスと読む旧制高校生がいたらしい。

 当オジサン、20代の経験をひとつ。職場の大先輩(大正後半生まれ、旧制高校体験者)が似たようなことを。レフリガートルというのはエイゴで何か、と小生(当時、弱冠24歳!)に尋ねる。困惑する後輩に向かい、それは「冷蔵庫や」と。refrigerator を「レフリガートル」と発音した、と。

 天声人語を過去の話、と片付けられる人がどれだけいるか。説はいろいろだ。漢文学習のごとく、正規?の読み方は二の次という慣行。中韓との違いを日本語の特徴に原因を求める。男は黙って、の「沈黙は金」文化が犯人などなど。診断はそれぞれ妥当にしても、処方が見えない。

 天声人語でひとつ明白なこと。このコラムが教壇に立つ読者を意識していること。朝日新聞に教職にある人が多いのは昔から。だから、コラムがセンセーたちを悪く言うのは稀なハズ。この内容が彼らの注目を浴びないはずがない。「さすが朝日」の声が各地の教員室に起きた。これは幻聴かなぁ。
コメント
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