ラブレターを書いた少年はなぜ殺されたか あぁ身分制/「中国の核実験で16万人死亡」

　インド・ビハール州のK君（15）は、上の階級に属する少女に恋心を明かしたばっかりに、暴行・市中引き回しのあと線路で命を失う結果に＝各外電ほか。

　K君は男達に捕まり頭を丸められ、線路に放り出された。泣き叫んで母親が助けを求め、一部始終を警察官が目撃していたのに。男6人が捕まり、警察官1人は処分された。

　K君はヒンズー教で不潔とされる皮革の仕事をする階級、少女は少し上のクラスで洗濯をする。こんどのようなケースは注目を集めたが、研究者によると事件はザラにある。

　経済発展から余裕の出てきた層もあり、差別される人たちを就職・進学で優遇する多くの法律が日の目をみているが「逆差別」との声もしきりで、あらたな差別・事件を生んでいる。

　▽知ってる？ユニークな東京新聞特報面を。今朝、お気に入りの同特報面にギクリ。核実験で16万人もの犠牲が出ている、と研究者が言っているようだ＝前文のみなので「ようだ」。50年代半ばから、40年間の被害。中国側はデータはおろか、実験の実施を公表せずじまい。闇は研究者の手で、ようやく明きらかに…か。