日本語知らぬNHK「今の現状」 「そう言う問題」とかぁ/NY知事、後任も不倫/MBS時事川柳

　「今の現状」などという表現が、民放は勿論、NHKの字幕に登場する時代。でも、18日夜9時台のNHKニュースには驚いた。

　イチローが、応援に駆けつけた北島にバットをプレゼント、そのさい「バッティング・センターで使って下さい」と言ったとか。冗句！大喜びの北島が感想を述べたのを、字幕は「そう言う問題でないでしょう」。

　「そういう」のが正しいはず。当オジサン、目が点になり、思わず国語辞書をいくつか見た。

　出汁を「でじる」と読んだベテランアナを紹介（10日付）した。このひと、じつはNHK。武士の情けで、名前は明かさない。個人の問題で（しょう)、ご本人に将来、家族ともあろうから。

　でも「そう言う」表現がまかり通るのは、組織の問題だ。チェック機能がない、のでは。かつてNHK氏がボヤいていた、という。「わが社には、新聞でいう校閲（校正）部門がないからなぁ」。

　▽と、あきれていたらNY州パターソン新知事。ダブル不倫だった、と告白した＝19日付DailyYomiuri・AP電。NYの新聞に話したところでは、1999年から2年間、知事は別の女性と関係があった。ワイフもまた同様なことがあった。正直なもの。noblesse　oblige（地位に伴う徳）なんて、いまや死語か。ヤレヤレ。

　▽MBS時事川柳＝19日「はやみみ」ラジオから。
「きょう言うて あした決まるの？ 総裁って」　学校の級長以下