ホップ ステップ エイジング

車の免許を取ったのもパソコンを始めたのも55歳過ぎ。
興味を持ち楽しみながらゆっくりゆっくり年を重ねていきたい。

「ヨタヘロ期」を生きる

2023-04-08 20:47:57 | 雑記

「どっこい生きてる90歳 老~い、どん」 評論家の樋口恵子さんが90歳の今を語っています。

誰もが「ピンピンコロリ」を望むけれど、実際はそうもいかないもの。

70代は老いの華で、不調はあるものの、まだまだ元気で、いくらでも働けた時代だったそうです。

本当に老いを感じるのは80歳から。

自身も80歳ごろから、ヨタヨタ・ヘロヘロする「ヨタヘロ期」が始まったと綴られています。

何をするにも時間がかかる、何もしなくても忙しい、トイレでは失敗する、うつになりやすいなど・・・・。

「ヨタヘロ期」とはよく言ったものです。

樋口さんによれば「ヨタヘロ期」を生きる基本は、3つのショク「食」「触」「職」だそうです。

一番目の「食(ショク)」はまずしっかり食事をする事が生きることの基本であること。

二番目の「触(ショク)」はコミュニケーション。

一人で食べている「孤食」の人の死亡率は、みんなと一緒に食べている人の1.5倍という研究結果もあるそうです。

三番目の「職(ショク)」は働くことです。社会や地域の為に、役に立つような働き方をする事。

高齢者は非力でありますが、無力ではありません。0はいくつ足しても0ですが、0.1は10個足せば1になります。

一人は微力でも力を出し合って、みんなで助け合う事の大切さが述べられています。

樋口さんの本は、印象的な名言が多いです。

「ローバ(老婆)は一日にして成らず」「老いるショック」「何かにつまずいて転ぶのが70代、立っているだけで倒れるのが90前後」

「老いの現実と覚悟」をいとも軽妙な語り口で伝え続けているのはさすがですね。

 

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