近年の研究では、ハチなど特定の種が、特に先進国で大きく個体数を減らしているそうです。
「世界の食料の9割を占める100種類の作物種のうち、7割はハチが受粉を媒介している」
アインシュタイン博士がミツバチが絶滅したら4年後には人類も滅びているだろうという言葉を残されています。
さらに世界中に生息するハチやアリ、カブトムシなどは、ほ乳類や鳥類、は虫類と比べて8倍の速さ、昆虫の40%が「劇的な減少率」で個体数を減らしている事が、最新の調査で明らかになっています。
現在、昆虫の3分の1が絶滅危惧種だといいます。
昆虫は、伐採によって生息数・種数が大きく影響を受けますが、100万年たてば、20世紀と21世紀に絶滅した生物の代わりとなる多様な新生物が生まれていることは間違いないようですが、一度減少すると長期にわたって回復しないそうです。
その一方で、イエバエやゴキブリといった害虫の一部の種は数を増やしているといいます。
まず主な要因は「農業や都市化、森林伐採などで生息地を奪われたことが、昆虫が減少している」
「その次に、世界中の農業で使われる肥料や殺虫剤の影響や化学物質による汚染が挙げられる」
「3つ目は生物学的要因、つまり侵略種や病原菌によるもの」
4つ目には、特に熱帯地域で大きな影響を与えている気候変動がある」と説明されました。
私たちは野菜や果物の受粉から埋め立てられるゴミの処理まで、昆虫の助けを受けているので、昆虫がいなくなれば、食物連鎖の上にいる動物も影響を受けることになります。
まさに生態系が壊れてしまうのです。
私たち一人一人が虫たちの大切さを理解し、虫たちとの共生の未来を築くために、環境を守る取り組みを進める事が重要になります。
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