卵をよりおいしく食べるためには、できる限り新鮮なものを選びたいものです。
集荷時から2週間ほどは、卵の鮮度が保たれるようになっています。
割った場合に、殻の中から出てきた黄身や白身がこんもりと盛り上がったようになっている。
それが最も新鮮な卵の証拠となりますよね。
なぜなら、新鮮な卵には炭酸ガスがたっぷりと含まれているのが特徴で、黄身や白身は弾力が保たれて、こんもりと盛り上がった状態になっているからです。
ご存じの方も多いと思いますが、割らずに確認する方法があります。
★ 光に当てて透かして見る
卵の殻に光を当てた場合、古くなってくると、白身が濁り、黄身が破れて白身と混ざってきます。
新鮮な卵なら明るく透けて見えます。
★ 水につけて浮き上がりを見る
10%ほどの食塩水に卵を入れると、新鮮な卵は横に倒れて古い卵は立ったり浮きます。
さらに古くなると完全に浮き上がった状態となります。
古くなってくると卵白に含まれる水分が抜けるため、炭酸ガスが抜けて、これが気質に溜まってくるからです。
卵が水の中に浮いた場合、卵は腐っています。
生卵で食べるのはもちろん、火を通す料理にも使わない方が無難です。
強烈な硫黄臭に似た異臭を放つようになるので絶対に食べないようにしましょう。