goo blog サービス終了のお知らせ 

百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

琵琶湖塾2006・第7回

2007-01-17 23:48:47 | 環境
琵琶湖塾2006・第7回はあの養老孟司氏を講師に迎え、大津で開催された。養老氏は・何のために学ぶのか・何故、今、自然にふれる必要があるのか・情報化社会から抜け落ちたものは何か等について、様々な角度から自己の人生を振り返りながら講演をされ、その後、塾生からの質疑に対してもひとつひとつ丁寧にお応えされた。
○何のために学ぶのか・・・アルキメデスが法則を発見した際、その喜びでお風呂から裸のままで街中に飛び出た事象を捉え、“知ること”“気づくこと”で自分が変わる!!それは生まれ変わるようなものだから、人にとっては、生きるという意味でも大変重要。
○自然にふれる・・・現代社会、都会での生活はストレスが溜まる。我々の大きな錯誤は、なんでも大抵のものは「説明されればわかるもの」と思っていること。自然にふれることで、感性を養い、頭の中で理解するのではなく体感することが大切。体感していないと、本質的なものは決してわからない。
○情報化社会といわれて久しいが、ネットを通してすべてわかったように思い込んでいる、我々の使っている言葉は本当に正しいのか・・・動物は言葉を使わない。こどもは感覚の世界を生きている。言葉に置き換えることによって、我々はわかった気になっているが、実は何処までその本質を理解しているのかは疑わしい。情報が錯綜する中で、その中に抜け落ちたものをみつめる感性や抜け落ちたものに気づく感覚を磨く必要がある。と軽妙に且つ、熱く語られた。