産業の衰退!!

最近、いろいろな方々が畑を訪れてくれます。
別に百姓ばかりじゃなく、エンジニアの方や運送会社の方、流通業者や研究者等、特に異業種の方々の訪問は大変ありがたいことで、畑にいるだけで世間の流れが少しずつわかってきます。
農業者は、結構自分のもっている特別な技術を隠してしまうところがあるといわれていますが、隠すことでレベルの高い技術が普及しないというマイナス点も多く、折角良い資材があっても簡単には普及しないということ等が定説となっています。
実は聞いてみると製造業種の職人やエンジニアの方々にも同じようなことが言えるようです。得てして技術を隠したがる方は成長せず、もっともっとオープンにして全体でレベルアップを図らないと、いつの間にか現在、追従して来ている他国に追い抜かれてしまうことを危惧されている社長さんも多いようです。
日本人は勤勉で、それゆえに戦後の高度成長があったといわれていますが、農業を切り捨て工業化は図ったものの、現状の大企業が技術やノウハウの蓄積をしているかというと、実はそのほとんどが外注になっており、効率化という名のもとに、ここ15年間進められてきたコスト削減・人員削減は、今後ボディブロウのように日本経済を襲うことになるかもしれません。
気づいた人は、まずは自らを見つめなおし、今からでも遅くはないので、しっかり地に足をつけた日常生活を送ることに努めましょう!!私もがんばります。