百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

安藤百福氏、死去。

2007-01-06 23:35:33 | 料理
安藤百福氏が昨日、96歳でお亡くなりになった。安藤さんは「ひらめきは執念から生まれる」と言ったという、戦後のインスタントラーメンの生みの親であり、あの浅間山荘事件で一躍メジャーになったカップヌードルを創り出し、その後、即席麺を国際食にまでした日清食品の創業者としてつとに有名。
その生き様は、・食にこだわり、戦後、小麦を輸入しパン食が国策として促進される傍ら、日本の文化は麺であり、その麺文化を推進したいと自らがチキンラーメンの開発に心血を注がれたことや・カップヌードルを生み出すに至る様々な知恵や工夫、フリーズドドライや亜臨界水等を使用し、その調理方法では戦後の調理文化の礎を築かれ、・ファーストフードではあるが即席めんの国際化を図り、今や国際的に認められた“食”を提供されるに至った点は大いに尊敬に値する。
れわれの求める“食”は地産地消で、身土不二、スローフードであり、季節感が重要であると考えているため、どちらかというとインスタントとは対極の立場にはあるが、その“食”が伝えるものは安全・安心はもとより美味しく、食べる人の心が触れ合い、ひとに優しさを伝えるものでありたいと考えており、ある意味で安藤氏の“食”に対する姿勢に似通った部分もある気がしてならない。
ご冥福をお祈り申し上げます。