滋賀で左義長というと、近江八幡の『左義長』(男性が女装をして街中を練り歩き、女装した若衆たちの「チョウヤレ、マッセマッセ」のかけ声も勇ましい、全国的に珍しい奇祭)が有名だが、我々の町の左義長(一般的には、とんど[歳徳]焼き、どんと焼きとも言われるが、…歳徳神を祭る慣わしが主体であった地域ではそう呼ばれているようです…)は、それぞれの村毎で竹を組み、成人式(小正月)の日の早朝に火を放ち、松明のように燃やし、その年一年の無病息災を祈る行事のことを指します。また、書き初めを焼いた時に炎が高く上がると字が上達すると言われ、私もよく焼いたものですが、あまり高く上らず…下手なままです‥ガッカリ…。祭りは日ノ出と共に終焉を迎え、昔は、その火をそれぞれが家へ持ち帰り、カマドで小豆粥を炊く火の種としたものです。あぁ、懐かしい!!いまはもうその種火で火を起こすオクドサンがありません。。。