百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

クマの冬眠!!

2007-01-05 23:26:29 | 季節
今日は、世間的には“事始め”なのかなぁ。朝からいろいろ方が畑を訪ねて下さった。
明日からまた天候が下るようなので午前中にしっかり晴れ間にしか出来ない仕事をこなし、午後は少し打ち合わせをした。
話は変わるが、昨年末、上野動物園で『クマの冬眠』が公開されているというニュースを耳にした。熊の冬眠がまだ学術的に解明されていないことや冬眠状態に入る前と入った後の状態の違いがなかなか興味深く、植物にも何か応用出来ないか少し考えてみた。
上野動物園(小宮輝之園長)で、冬眠した状態のクマが国内で初めて一般公開されている。前例がないため冬眠と断定できる明確な根拠はないようだが、12月18日ごろから一日中寝ている状態で、通常1分間に約10回の呼吸数が3回に減少、同園では「冬眠状態に入ったと思っていい」としている。同園では昨年秋より、冬眠中の生態を調べるために、人工的に冬眠させる取り組みを開始し、餌を増量して脂肪をわざと蓄えさせた後、餌を徐々に減らして、12月中旬から絶食させ、冬眠状態を誘発したという。
熊は、「着床遅延」という変わった繁殖生理を持っており、受精卵がすぐには着床せず、交尾期とは異なった時期に着床するそうです。クマの場合11月頃までに脂肪を蓄えられたかどうかで着床できるるかどうかが決まると言われており、出産は1月頃で、1~3頭のとても小さな子供(300g~400g)を出産し、冬眠明けまでに子の体重は10倍ほどになることから、雌は冬眠しているとは言い切れないとする学説があるそうです。
植物もある一定温度で成長が止まり、ある一定温度で糖度をあげ、自ら凍結を防ぐ作用があります。開花もある温度になると一斉に始め(開花することで結実し、種の保存をするわけですが)たり、葉を枯らすことで栄養を実に移動させる植物がある。
何か不思議だが植物の生理、動物の生理をもっと真摯に見つめていきたい。