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大谷翔平語録 77  七・二刀流の「睡眠哲学」

大谷翔平語録
77
七・二刀流の睡眠哲学

寝れば寝るだけいいと思いますね。質は二の次。まずは量を確保することだと思います

 アメリカにも寝る子は育つ」という言葉はあるのだが、大谷はとにかくよく眠る。二刀流としてシーズン162試合を戦う上で、試合間にどれだけ体力を回復させるか、大谷が最も心掛けているのは睡眠だ。驚いたのは2023年7月5日、マーリンズ戦での登板前日のことだ。7月4日はアメリカの独立記念日。不イーストンから移動したエンゼルスはその日、試合はなく完全休養日だった。宿舎はマイアミビーチ近くのリゾートホテル。独立を祝い夜は花火などでにぎわっていた。
大谷は何をしていたのだろうか。もちろん登板前日のため、体に負担をかける行動はしないだろうが、気分転換にビーチ散策でもしているのでは・・・・。

ビーチには行っていないですね。行こうかと思いましたけど、ホテルでずっと寝てたので、ホテルでマッサージなどやってもらったりしていました

入念な「計画睡眠」

 やはりというか野球のパフォーマンスにつながる体のメンテナンスが優先だった。初めて訪れる街に興味はなかったのだろうか。
町もきれいで、気分転換というか雰囲気は多少街ごとに違うので明るい雰囲気でよかったと思っています

宿舎からマーリンズの本拠地ロ-ンデポ・パークまでのバス移動でダウンタウンの町並みは見えたはずだ。外出していないとすれば、景色を堪能したのはバスから球場までの往復の間だけだったのかもしれない。

 2023年4月、大歓迎で迎えられたヤンキースタジアムでは、地元メディアの質問攻めにあった。前述したように、この時、休場外でのお気に入りの過ごし方を問われた大谷は「一回も出たことがないのでわからないです」という『衝撃発言』を残している。

 ニューヨークは世界的な観光都市の一つだ。
タイムズ・スクエア立ち並ぶ高層ビルの摩天楼、セントラルパーク、自由の女神など観光名所は数多い。シーズン中に限れば、大谷は2023年の4月までに3度ニューヨーク遠征に帯同していたが、一度も外出したことがないという事実には誰もが目を丸くしたに違いない。

 更に同日、睡眠についての徹底ぶりも明かしている。米国は東部と西部で3時間、中部と西部で2時間の時差がある。

 エンゼルスの本拠地は西地区。遠征先に移動すれば、中部なら2時間進み、東部なら3時間進む。
他地区から本拠地に移動する際は時間が逆戻りする。

 2023年4月はニューヨークでのヤンキース戦を終えると、異動日なしで本拠地アナハイムでの連戦が待ち受けていた。時差ボケも伴う中、体の状態をキープするために重要なことはやはり寝ることだった。
一番は睡眠ですね。時差が有るので。ここからまたすぐ、本拠地にもどりますけど、いつもだったら中地区を挟んだりで多少緩い感じのこんなにスケジュール的にタイトではないと思うのですけど、一番は睡眠じゃないかと思うので、睡眠、何時寝るかの準備を数日前から計画的にやる必要はある

 どのタイミングで寝て、どれくらい寝るか。

 計画的な睡眠が過酷な日程に耐えるための必須のメソッドだという。

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