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大谷翔平語録66 四球はヒットよりリズムが悪くなる

大谷翔平語録66

四球はヒットよりリズムが悪くなる

 アドレナリンが出れば出力が高くなる。ピンチの場面では特にスイッチが入る。それが大谷ピッチングスタイルでもある。一方で100パーセントの力で投げ続ければスタミナは持たない。
力の加減をコントロールしながら、強みでもある奪三振能力を生かす必要もある。

長い回になればなるほど、全力で全部いけばいいというものではないので計算しながらしっかりと投げられるのが先発ピッチャじゃないかなと思います。ある程度、ゲーム前に考えることもあるのですけど、なかなか予定通りいくってことが少ないし、臨機応変にここは抜きどころだなと思ったときに。抜きながらでもしっかりと球数をセーブして抑えられるというのが一番いい。狙ったときにシッカリ三振が取れるというのも一つの仕事

理想を追い求め試行錯誤が続く。

 登板間の調整ではキャッチボールの時にも球種の改良を試みている。
僅かなずれが生じ好不調の波が表れる打撃と同様にピッチングも奥が深い。配球に幅を広げるため、変化球に新たな動きを加えることもある。

 変化量を自在に変えて空振りを奪う一方で、見送られたり、コントロールができずに四球になることもある。

四球はどうしてもヒットよりもリズムが悪くなってしまう傾向にあると思うので、三振も取れて尚且つ四球が少ないというのがピッチャーの理想の形なのかと思う。誰しもがそうだと思うしそれを求めていい投球のプロセスが動作から出来ていれば自ずと三振も取れて四球も少ない。そういう形に近づいていく

 完成形には届かないまま,2023年8月23日に大谷は右ひじの靱帯を損傷した。だが理想に近づき、遠のき、繰り返した経験は、確実に今後の糧となるはずだ。
投打で安定していた時期にこう語っていた。

いろいろなシチュエーションを経験経験できている。そういう場数を踏むかどうかというのは大事なことであるので、そこがメンタル面で助けてくれるというところはあると思います。大きく慣れの部分でそこは大きい

 リハビリを経て再び投手でスタートを切る。時間はかかるかもしれない。ただ何度も苦境を乗り越えてきたことは、何よりの自信になっているに違いない。
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