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大谷翔平語録65 第4章 自分との戦い

第4章
自分との戦い

一・理想の投手像
65

「場数を踏むかどうかというのは大事なことなので、そこがメンタル面で助けてくれるというところはある」

 大谷は,2020年シーズン、メジャー5年目で初めて二けた勝利を挙げた。15勝9敗防御率2・33.全米野球記者協会の投票によるサイ・ヤング賞では4位の評価だった。初めて規定の投球回数に到達。主要タイトルの獲得こそなかったが、リーグトップの項目があった。奪三振率だ。投球イニング166回で219奪三振9イニング当たりの三振数は、11・87をマークした。

大谷にとっての奪三振とは――。
一つ奪三振というのは強みかなと思っているので、それに頼らずというか全体トータルで毎試合、勝てるように組み立てていくのもピッチングなので、どういうピッチングができるのかいろいろな選択肢を持てるのが一番いい事かと思います

三振と球数のジレンマ

 2022年9月23日のツインズ戦で200奪三振の大台に到達した。
大きい数字だと思うので安定して投げているのが一番いいところかと思います。奪三振能力は一つの強みだと思うので、それを一年を通してここまで来れているのはいいことだと思うし、なおかつ長いイニングを投げたい中で今日はあまりよくなかったけどそこももう一つ克服できればもっともっといいピッチングができる

「そこ」とは・・・・
200奪三振に到達したツインズ戦で大谷は7つの三振を奪うも6四球を与え、制球が荒れていた。5回で100球を投げ、苦しい投球でもあった。
フォアボールを出して三振を取ってというタイプはもちろん目指しているところでは無いので、三振を取りながら尚且つフォアボールを出さないというのが一番大事なところだと思うのでその意味では今日は良くなかったと思います

 大谷は自らの投球スタイルを「ストライクゾーンの角を狙ってカウントをとりにく行くタイプではないので、そのリスクよりは、ある程度ざっくりしたゾーンでも球威で押していったり、変化の量で空振りを取ったりというタイプなので」と分析している。

三振が多ければ必然的に球数は多くなる。ボール球を使わず、三球三振でいけば、球数は抑えられるが、簡単なことではない。

球数って三振と表裏一体のところが有るので全部見逃しだったり、空振りだったりというところを狙うと球数がかさんだりする時が有る。今日は首位のチーム、強いチームというかいい打線が相手なので、全員がいいバッターだということをまず認識することで、そこでムキにならないことが大事

野球は個人競技ではない。また相手チームによって戦術も変わる。打者に揺さぶられ、精神的に乱れることもあれば、味方が失策することもある。
投手は特にメンタル面で冷静さを保つことが求められる。
長いイニングを投げる必要がある先発投手は、粘り強くあらゆる状況に対応していかなければならない。



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