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大谷翔平語録63 十・WBCで感じた野球の醍醐味

大谷翔平語録
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十・WBCで感じた野球の醍醐味

 (WBC決勝戦、9回のマウンドで)ゲッツーを取った時点でベンチを見た時、みんなが行けるぞという表情をしていた。かなり勇気づけられました

 大谷翔平という選手は、ここぞという場面になるとアドレナリンが湧き出て、気迫に満ちたガッツポーズが自然に出るタイプだ。メジャーに挑戦してからも雄たけびを上げ、力強く拳を握る場面が多々あった。
ただ今回のWBCでのメキシコ戦、1点を追う9回に先頭打者として2塁打を放った時の大谷の姿はメジャーでも見せたことがないものだった。

ヘルメットを自ら投げ飛ばす激走。二塁塁上でベンチに向かって「カモーン!」と叫び両手を下から上に何度も煽った。
チームメイトを鼓舞する渾身のプレートパフォーマンス――。 
 この大谷の気迫が、流れを一気に日本に引き寄せた。あの試合、大谷はどう感じていたのか。

プレッシャーと感謝も込みの楽しさ

同点に追いついてまた取られてみたいな、そういう厳しい展開というか、なかなか突き放せないもどかしい中で、みんな全然諦めていなかった。ここの1本がつながりさえすればというイニングが毎回あった。そこは変えることなくこのまま辛抱強く、みんなそういう気持ちでいました。負けたら終わりだし、相手の選手も素晴らしいプレーが多かった。もどかしい展開だったけど、こんなゲームができるのは人生の中でもかかわることはないし、本当に楽しいゲームでした

 頂点を目指す短期決戦の戦い。一味違った感覚をこう表現した。
楽しいですね。テレビゲームをしているような楽しさではなくて、プレッシャーも込みで、人生の中で早々経験できる舞台ではないし、本当にこういうところでプレーしているっていう、そういう気持ちも込みの楽しさ
そして感情は高ぶった。チームを鼓舞し、士気を高めた。

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