こんばんは。 人事コンサルタント・社会保険労務士 内野光明です。
インターネットに複数の端末をつなげられる家庭用ルーターを
悪用する新たなサイバー攻撃があり、ネットが利用できなくなる
通信障害が今春以降、多発していることが分かりました。
少なくとも480万世帯が通信障害の影響を受けており、
総務省は悪用されるルーターの利用者に対し、
ソフトを更新するよう呼び掛けています。
この攻撃は「DNSアンプ攻撃」と呼ばれ、
大量にデータを送りつけてサーバーを
使えなくするDDOS攻撃の一種です。
一部の家庭用ルーターが、本来受け付けない外部からの
通信に応答してしまう弱点を悪用し、攻撃者がそのルーター経由で
プロバイダーのサーバーにデータを送ると、データが数十倍に
増幅されます。これを繰り返してサーバーに過大な負荷を与え、
ネット利用を一定期間できなくさせます。高度な技術を
必要としないため、初心者ハッカーの腕試しではないかとみられています。
民間団体の調査によると、弱点を持つルーターなどは
国内に約54万台あり、うち9割は家庭用とみられます。
ルーター大手が昨年に出荷した一部製品にも弱点があり、
ソフト更新を呼び掛けています。
この攻撃を受け、総務省は今年4月、プロバイダーが通信を
遮断しても電気通信業法に違反しないとする見解をまとめました。
サイバー攻撃に詳しい方の話では「攻撃者が弱点のあるルーターを
一斉に攻撃すると、日本中のネットをダウンさせることも可能です。
深刻な脅威で、ほかの利用者に迷惑をかける恐れがあり、
利用者は早急に更新すべきだ」と指摘しています。
【ルーター】
インターネットで通信する際、パソコンやタブレット、
スマートフォンなど複数の端末を同時に接続できる機器です。
無線電波を発する無線LANルーターなどがあり、家庭用は数千円から
2万円程度で販売されています。
8月2日 読売新聞記事より抜粋
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workup人事コンサルティング
社会保険労務士 内野 光明
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