マガジンひとり

自分なりの記録

ミスター卑屈

2020-07-29 17:14:13 | Weblog
小中時代の私の評価は「勉強だけできるつまらないやつ」。当時の公立小中では勉強ができる子はたいていリーダーシップも備えていたが私は違う。他人の心が読めず協調性やユーモアに欠け、たまに悪目立ちする痛い子ども。

努力や規律も苦手だ。部活はしないし家で勉強しない。大学受験や就職活動の切磋琢磨には耐えられないだろうと進学校にもかかわらず高卒で楽ちんそうな電電公社(2年後民営化してNTT)に就職。趣味に生きる。

学校では対人関係が苦手といっても少しは友人がいたが、会社の仕事は対人関係が死活的に重要になることが飲み込めず、ますます痛い人間になって、でもぬるま湯の役人企業ですから決定的な失策もなく、成長しない子どものままで2度のストーカー騒ぎに至る。クビにはならなかったが将来もない。病んでしまい38歳で早期退職。以降職歴はない。


水無月あくあ @aquaneko 7月21日
「面白い人は面白さの大半はタイミングだと知っているけど、面白くない人は『面白い行為』があると思っていて、それを面白くないタイミングでも実行する。もちろんウケないが、彼らはそれが理解できないのでもう一度やる。しかも先程よりも元気にやる」という話を聞いて、すごく怖くて泣いてしまった

林 譲治 @J_kaliy 7月24日
人の優劣などかなり恣意的で、自分が強くなれるフィールドに相手を引き込めたかどうかの違いでしかないわけです。自分は文明人と言っても、いきなりアマゾンに放り出されれば死んでしまうが、まさにその環境で生活している人がいる。どっちが優秀?

203 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW b9c5-91hF) 2020/07/25(土) 06:35:04
決定のときAKBやジャニーズのお遊戯会になるんじゃね?と冗談半分で言われて
実際そうなりそうだったのを回避しそうな点だけは面白かったわ

時代とともに無形資本の重要性は増してきている。1970年代は、大企業は形ある生き物だった。S&P500の平均的な企業と同じものを作るのにかかるコスト、つまり機械、建物、テクノロジー、社員など、企業の目に見える構成要素を取得するためにいくら必要かを考察した分析が最近出た。1970年代は、こうした構成要素の価値を合計すると企業価値の80%以上を占めた。残りの価値は当時「ダークマター」とされたもので構成されていた。単純にお金を出すだけでは買えないものだ。しかし現在、この価値の比率は逆転している。トップ企業の価値の80%以上は、簡単には説明できない無形のものにあるのだ。建物や人件費その他すべては、価値の高い企業を高価値たらしめているもののほんの小さな一部にすぎない。 —(Rエイヴェント/デジタルエコノミーはいかにして道を誤るか/東洋経済新報社2017・原著2016)



ビートたけしのオールナイトニッポンでたけしは収録をすっぽかしたり徐々に手抜きが目立つようになるが、1981年正月の初回の彼は全力で飛ばし、最後はかなりバテていた。このときの毒舌の一つに松山千春の悪口がある。「コンサートで、世話になった人が死んじゃったって泣いちゃう。それを見てファンも千春がかわいそうって泣く。そういうやつに限って自分の親が死んでも泣かなかったりして」。彼はサザンの桑田さんにも「二枚目半でいちばんモテるタイプ」と敵愾心を燃やしたり、コンプレックスが強く、なので自分が強いことを示そうとお笑い以外のいろんなジャンルに手を出してがんばっちゃう。野球は元々好きだったようだが歌や絵、クイズ、本の執筆、映画監督。そもそもフライデー事件もピアノの練習が発端だ。

少し遅れてとんねるずが売れ始めたとき、とんねるずの2人ともたけしのような屈折のない圧倒的な明るさと軽さを発散していた。長身で、高卒だが名門の野球部とサッカー部。イケてる男子グループとイケてる女子グループが連携してスクールカーストを形成するような、表面的には男女同権に近い戦後の子ども社会を反映しており、強さ・権力でモテようとするたけしと異なりモテることはおのずから。なので「がんばっちゃう昭和の日本」を背負った野坂昭如などの旧世代から批判されたわけだ。

しかし私が男女同権を「表面的」というのは、女の先生は多いが校長先生にはほとんどなれないような差別は依然強く、男子が女子を評価する基準は容姿優先になるいっぽう女子は男子が優秀かどうかもっと多様な角度から総合評価しなければならない。女子の方が社会性が強かったりマジメに勉強する傾向なのも、そうしなければ安心して生きられないから。男の方が甘えていられるせいもあって私はずっとモラトリアムの社会人失格の子どもであったが、適齢期の女たちは人生が掛かっているのであらゆる場面で男への査定・値踏みに余念がない。もちろん学校や会社でも「異性からのモテ」に競争心が煽られ、少年好きで逃避的な私の「甘え」「痛さ」がストーカーという形に。

そうして敗残者となった私が2004年に始めた当ブログ。学校や会社であれば「おまえなんかから教わりたくない」という知識・雑学の押し売りも、ブログなら時間差で検索で来てくれてそこだけ読んでくれる。対人が苦手でも気楽に続けられる。1980~91年、83年に就職後は誰にも見せず続けていた毎週のチャート更新を復活させた。音楽は誰にも等しく開かれている。あのゲームをやってないと子どもが学校で…。あのドラマを見てないと友人と話が…。J-popを聞いてないとカラオケで歌う曲が…。世間に気がねしないで生きられることは幸せだ。エロ同人なら「甘え」「痛さ」も武器にできる。こうしてミスター卑屈は生還を果たしたのです。
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