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おぼれる

2019-02-07 20:11:22 | Weblog
自動運転って、いくつか段階があるようですね。将来可能になると思いますか。私はとうてい不可能だろうと思う。2025年に日本でも無人運転が実現され、大勢の運転手が職を失うなんて書いてる人たちは、直接携わってないから、いざ実現しませんでしたとなってもどこ吹く風であろう。

【参考】自動運転レベルはレベル0〜5の6段階に分類されている。レベル0は自動運転システムが搭載されていない車両のことを指し、レベル1ではシステム側が速度かハンドルの制御を担い、レベル2からはシステム側が両方の制御を担う。レベル3からは、緊急時を除き主体はシステム側に移行し、レベル4からは限定エリア内で運転手が不要になる。レベル5では、エリアも限定されなくなる

これらの段階は、共存できるのだろうか。段階のみならず、グーグル陣営であるとか自動車産業の企画統一さえできていないのに。法や保険の整備も必要だ。記録に残らないような死角を狙う「当り屋」も出てくるだろう。道路や歩行者・自転車・建築物、これまでのさまざまなインフラを残したまま、まったく新しいインフラ体系を上乗せしなければならない。少なくとも、道が狭く、交通量が多く、ネット軽視で情報戦に弱いわが国で、私が生きているうちに運転手が職を失うような事態には決してならないと予言しておく—




マガジンひとり @magazine_hitori 1月27日
ビリビリ過去 #アメトーク
ドランクドラゴン鈴木氏の好感度がやや復活。外では泥酔するが家では一切飲まないのだという。暴言・論破キャラも制作側や先輩芸人からやらされている面が強そう🙂
>【Ametalk】酒鬼艺人,喝醉的趣事爆笑全公开,2015.04.16


やや復活といっても、彼は本格的な格闘技を習っており、まいったをしない友人の腕を折ったことがあるそうで、そんな人を好きとはならない。笑顔のかわいい、普通の実直なおじさんだと思うが、「外でしか飲まない」というのは、単に殺伐とした芸能界で生き残るためだけでなく、鈴木氏にとって社交や対人関係はそもそも不得手で、酒の力を借りることでどうにかこなしている様子がうかがえ、それは好ましいと思います。




『アル中病棟』の本が出たのは2013年でしたが、吾妻ひでおさんが入院していた時期は1998年12月から4ヵ月ほどと、私の長期入院初期とほぼ重なる。地域も多摩地区で近いようだ。吾妻さんの病院は、アルコール依存症の者を受け入れることで有名らしく、他の精神疾患とは病棟も別だ。アルコールの人は彼らを「精神の人」と呼び、病棟の引っ越しで共存せざるをえなくなった際は大いに荒れた。「アル中なめんなよ」という言葉のように、自分たちを特別だと思っているフシが少しある。

ドランクドラゴン鈴木氏もだが、泥酔すると記憶が飛ぶ人が多い。私は恐くてそこまで飲んだことがない。吾妻さんの描く患者たちは、それを恐れず、連続飲酒状態になって入院してくるわけだから、やはり一癖ある人物が多い。生きづらそう。作家志望の「安達くん」なんて、アル中病棟を読んで嫉妬に狂っているのでは。彼が2013年まで生きていればの話ですが。記憶が飛ぶ状態=他人と自分の区別が付かなくなる万能感・多幸感・幼児退行に溺れてしまうと、精神依存から肉体依存へと進み、入院しても退院後再飲酒してしまい、心も体もボロボロになって破滅してしまう例が多いようだ。

ほとんどの精神疾患は対人関係の病なのではないかと思うが、アルコール依存症の「生きづらさ」は、とりわけキリスト教にとって好餌な様子で、アルコホーリクス・アノニマス(AA)と呼ばれる禁酒集会だけでなく、勧誘員の女性が病気を装って入院し、夜毎の集会を開いていたりする。就眠時間より後に、比較的マトモな者を集め、病院側も黙認。酒も自動車も高い税金を取られる。社会全体で面倒見てやらねばならない、一種の必要悪だ。酒がなくても宗教で心を安定させられるならそれもよい。が、絵に描いた餅の自動運転はともかく、ネットとスマホは、キリスト教特有の商売熱心でもって大量の依存症を作り出し、社会を劣化させて儲けを吸い上げる。もっと警戒し、責任を負わせてゆかねばなるまい—


Top picture - Rick Guidice: Sport in Space Colonies (1977)

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