気持ちいい青空、気持ちいい凪の海だった本日のやんばるです。
気温も夏日で陽光サンサンでした。
このまま暖かい日が続く予報です。
水温も順調に上昇中です。
風は東。晴天。
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物事のし始めや手始めのことを『皮切り』といいますよね。
例えば『○○を皮切りに××が始まる』とか。
アーティストの全国ツアーや、巡回美術展なんかでこんな表現を目にしますよね。
この『皮切り』の語源をご存じでしょうか?
実はこの語源、かなり”痛い”由来があるのです。
「皮切りは女に見せる顔でなし」
という川柳があるのだとか。これはお灸にまつわる川柳です。
最初のお灸は特に熱く、その苦痛から閻魔様のような恐ろしい形相になるのだそう。
この熱いお灸は、皮を切られているような痛みなのだとか。
で、そのときの表情を『皮切りの閻魔』と言ったのだそう。
そんなひどい顔は女性には見せられない、という意味を読んだのが前述の川柳。
そんな最初にすえるお灸のことを『皮切り』と言うようになり、それが転用されて現在使っているような意味になったのだそうです。
灸という字は『きゅう』あるいは『やいと』と読みますが、ご存じですよね?
念のためにざっくり紹介しておくと、三千年前の古代中国で発明されたとされる東洋医学の治療法。
日本には遣隋使や遣唐使によってもたらされたのだとか。
僕の幼少時代には、祖母が日常的にお灸をしてました。もちろん張るヤツじゃなくて、もぐさを直接皮膚にのせて火をつけるヤツ。
見ているほうが熱そうで、痛そうで…。
で、叱られるときに「やいとするぞ」って言われると、かなり怖かったです。
今どきの子供たちは、きっとこういう怒られ方はしていないのでしょうね…。
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さて…
〈サラサエビ科サラサエビ属ヤイトサラサエビ Rhynchocinetes conspiciocellus 18年3月12日 沖縄島安和〉
画像はまだ幼い個体。
第3腹節の背面にある暗褐色の斑点が、和名の由来。
『やいと』はされていますが、閻魔顔ではありませんね…。