Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

いろくず(コクテンニセヘビギンポ)

2020-10-06 20:09:33 | ヘビギンポ科

陽光はサンサン、風はやや強め…。過ごしやすい感じだった本日のやんばるです。

台風14号はまだ暴風域を持たず、予報円も大きくて、どのくらい沖縄島に影響するのかよく分からない状況です。

明日には暴風域が出来そうですが、沖縄島は暴風域には入らないように思えます。

沖縄島への最接近は8日の後半辺りのようで、強風域には入りそう。

明日の後半からは波が高まっていく予報です。

風は北~北東。晴れ。

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『目から鱗がおちる』

これまで見過ごしていたことを発見したり、以前から不思議に思っていた疑問が解消されたり、人生観に影響するほどの大きな気づきを得たときなどにも使う慣用句です。

この鱗、どんな魚の鱗でしょうか?

いやもちろん、魚種までは解りません。しかし海の魚ではなく、川の魚の鱗なのだとか。

『目から鱗』の由来は新約聖書の『サウロの回心』というエピソードに出てくるフレーズなのだそう。

ざっくり言うと、サウロという人物が旅の途中で強い光で視力を失うのですが、キリスト教徒の祈りによって『目から鱗が落ちて』また視力を取り戻した、という感じの故事に因んでいるのだとか。

このときサウロが旅していたのは、海から80km内陸部で、海抜が680mという高地であったことから、この鱗は川魚の鱗だろうと考えられているのだそうです。

ところでなぜ目に鱗が入ったのでしょう? その鱗、自分で取り出せなかったのでしょうか?

『うろこ』という言葉。その語源は『いろくず』なのだとか。

『いろ』とはざらざらした細かいものの意味で、『くず』は『屑』、すなわち物のかけらの意味で、『こ』は『小』の意味なのだそう。

つまり『ざらざらした小さくて細かなかけら』という感じでしょうか。

この『いろくず』が平安時代に俗的な表現で『いろこ』と併用されるようになり、それが『うろこ』に変化したのだとか。

魚を表す『いを』が『うを』に変化したり、『いごく』が『うごく(動く)』に変化したり、『い』が『う』になる音変化は少なからずあったようです。

そういえば僕の実家の地方では、ご年配の方々が「いごく」って言葉を普通に使ってましたけど、あれは平安時代の名残りだったのかな…。

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さて…

〈ヘビギンポ科ニセヘビギンポ属コクテンニセヘビギンポ Norfolkia brachylepis 20年8月17日 沖縄島安和〉

学名種小名は『短い鱗の』の意味。

鱗って、長い短いというスケール感でしょうか…。

 

 

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つけくわえられた物語

2019-07-02 19:20:03 | ヘビギンポ科

梅雨が明けてから真夏日続きのやんばるです。

半島北側エリアの風裏のビーチはもう灼熱~な感じになってます。

この先も真夏日続きの予報です。

風は南。晴天。

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青いウィル・スミスが印象的な映画『アラジン』が公開中ですね。これは『千夜一夜物語』あるいは『アラビアンナイト』として知られるイスラム世界の説話集のなかの1篇が原作。

『千夜一夜物語』はペルシャの王に妻が毎夜物語を語るという形式の、枠物語手法で描かれた代表的な物語集の一つ。

それが世界中に広まることになったきっかけは、1704年のフランスからなのだとか。

その当時、ルイ14世に仕えていた東洋学者のアントワーヌ・ガランが、アラビア語の写本からフランス語に翻訳し出版したことで、ヨーロッパ中に『アラビアンナイト』のブームが起きたのだそう。

ところで『千夜一夜物語』といえば、と聞かれたらどの物語が思い浮かびますか?

前述の『アラジン』、それに『シンドバット』、あとは『アリババ』。僕がぱっと思いつくのはこの三つくらいです。

ところがこの三つの物語、元々の『千夜一夜物語』には存在しないのだとか。

ガランが翻訳した写本には282夜までしかなく、結末もなかったのだそう。しかしガランを含む多くのヨーロッパ人によって次々と物語が追加され、いくつもの異なる結末が創作されたのだとか。

そして『アラジン』も『シンドバットの冒険』も『アリババと40人の盗賊』もあとからつけくわえられた物語なのだそうです。

だから『魔法のランプ』も『開けゴマの呪文』も、アラビア語版には存在しないわけです。

というわけで、僕は『千夜一夜物語』を一夜も知らないということになってしまいました…。

因みにこの『開けゴマ』という呪文。何故ゴマなのかということに関する説は複数あるそうですが、その一つに『性的な隠喩説』というのがありまして、他の説はこの説を覆い隠すために提唱されたという可能性があるのだとか。

まあ、この説の詳細は書きませんけど…。

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さて…

〈ヘビギンポ科ヘビギンポ属ゴマフヘビギンポ Enneapterygius bahasa 19年5月6日 沖縄島安和〉

学名種小名は、インドネシア共和国の国語である Bahasa Indonesia に因んでいます。

 

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月が綺麗ですね(ヘビギンポ科婚姻色5種)

2019-06-18 19:31:08 | ヘビギンポ科

一日を通して雨交じりだった本日のやんばるです。

朝と夕にはかなりの強雨になりました。

梅雨の末期特有の降り方になってますので、そろそろ梅雨明けが近いのかもしれません。

といっても明日も強雨になりそうな予報。

この先一週間も雨アイコンが目立っている予報になってますけど…。

風は南東のち南西。雨ときどき曇、一時強雨。

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小説家夏目漱石が高等師範学校の英語教師をしていたときのこと…

ある生徒が『I love you』の一文を『我君を愛す』と訳したのをみて、「日本人はそんなことは言わないでしょう。月が綺麗ですね、とでもするのが良いでしょう」と教えたのだとか。

さすが文豪、愛の伝え方も粋だなぁ…とか思えたりしますが、この逸話、実は漱石がそんなことを言ったという文献はどこにもなく、今風に言えばフェイク情報なのだそう。

もっともこの逸話の本質は、「月が綺麗ですね」という言い回しで日本人同士ならば「愛しています」という気持ちが伝わるというところで、直接的に表現しない日本人の気持ちの伝え方はやっぱり粋だなぁ…と思えたり。

一方、同時代の小説家二葉亭四迷は、ロシアの文豪イワン・ツルゲーネフの『片恋』という作品を和訳したとき、ロシア語で『I love you』に当たる言葉を『死んでもいい』と訳したのだとか。

これも厳密には『I love you』という言葉を訳したわけではないのだそうで、本当は『Yours(あなたのもの)』という意味の言葉だったのだとか。

これは作品中で、男性に愛を打ち明けられた女性が返事として言った言葉だそうで、だから意味合いとしては『I love you』に近いもの。

つまり二葉亭四迷の方はそういう想いを、実際に『死んでもいい』と表現したというわけですね。

何にしても、いろいろな愛しているの表現があるようで…。

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というわけで、ヘビギンポたちの『I love you』は…

〈ヘビギンポ科クロマスク属テングヘビギンポ Helcogramma rhinoceros 19年4月15日 沖縄島安和〉

〈ヘビギンポ科カスリヘビギンポ属カスリヘビギンポ Ucla xenogrammus 19年5月6日 沖縄島安和〉

〈ヘビギンポ科クロマスク属ベニモンヘビギンポ Helcogramma ishigakiensis 19年5月13日 沖縄島安和〉

〈ヘビギンポ科クロマスク属タテジマヘビギンポ Helcogramma striatum 19年5月21日 沖縄島安和グスク〉

〈ヘビギンポ科クロマスク属クロマスク Helcogramma fuscipectoris 19年6月1日 沖縄島安和〉

水温が上がり出す直前くらいから、ヘビギンポたちは『I love you』を全身の色彩で伝え始めます。

『月が綺麗ですね』という感じよりは、『死んでもいい』というくらい強い感じの伝え方かな…。

 

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大蛇の夢(タテジマヘビギンポ)

2018-12-03 19:01:03 | ヘビギンポ科

師走に入りましたが、夏日続きのやんばるです。

しかも風は南寄り。湿った温い風に、日差しが加わってインターバルも心地良い感じ。

まあさすがに水中はヒンヤリしてきましたけど。

まだ数日は夏日が続きそうです。

風は南東~南。曇のち晴れ。

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僕が幼少の頃、ヘビと一緒に暮らしていました。

といっても、ヘビをペットにしていたわけではありません。家の屋根裏に、普通に棲んでいたのです。アオダイショウが。

ときどき壁の隙間を落ちたりしまして、その音が壁の中から聞こえてきたり。

どんなに記憶を探っても、それがアオダイショウの落ちる音だと教えられた記憶がなく、でもそれがアオダイショウの音だといつの間にか知っていたわけで、つまりたぶん物心ついてすぐくらいに教えられたのではないかと推測したり。

だからヘビは非常に身近な存在だったわけです。まあ、共感されることはほとんどありませんが。

アオダイショウは家の守り神だから、見つけても危害を加えてはいけない。と祖母や親に教えられたりもしたなぁ。姿を見る事って、まずなかったですけど。

ヘビが苦手な人は結構いるのかもしれませんが、世界的に見てもヘビは古より信仰の対象になったりもしているほど人に近しい存在。

脱皮をしたり、長く餌を食べなくても生きていける生命力、あるいはその頭部の形状が男性の○○○を連想させる等から、『生と死の象徴』、『豊穣の象徴』、『神の使い』などとして各地でヘビを崇める風習が発生したのだとか。

日本の古語ではヘビのことを『カガチ』、『ハハ』または『カ(ハ)』等と呼んだのだそう。これを語源とする語として、鏡(ヘビの目の意)や鏡餅(ヘビがとぐろを巻いた姿)あるいはかかし(カガシ)などがあるという説も。

さらには『神』という言葉も、『カ(蛇)+ミ(身)』を元とするという説もあるのだとか。『神の使い』のはずが『神』そのものになってますね。

十二支のへび年は『巳』と書きますけど、これは胎児を表しているのだそう。つまり生(誕生)や未来、子孫繁栄の意味があるのだそうです。

ヘビの夢を見ることも縁起が良いとされています。

大蛇の夢をみると大吉・大幸運がもたらされるのだそうで、大金を手にできるかもしれないのだとか。

年末ジャンボが発売中ですね…。大蛇の夢見ないかなぁ…。

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さて…

〈ヘビギンポ科クロマスク属タテジマヘビギンポ Helcogramma striatum 18年10月9日 沖縄島安和〉

学名種小名は『線状の』の意。

白線が縦に走ってます。あるいは赤帯が縦に走ってます。

 

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たわわに実る(アカヘビギンポ)

2018-06-11 18:40:54 | ヘビギンポ科

後半雨交じりになった本日のやんばるです。

台風五号は存在感のないまま、あっという間に過ぎ去っていったという感でした。

強風域に入ってたのかどうかも、何かよく解らなかったなぁ…。

風は西のち北西。曇のち雨。

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黒、白、青、赤。この四色の共通点って解りますか。

この四つは、古代からある色を表す大和言葉なのだそう。その特徴は、ひらがなの『い』を語尾に直接つけられること。

つまり、黒い、白い、青い、赤い、という感じ。例えば黄ならば『黄色い』とは言っても『黄い』とは言わないでしょう。

大和言葉では、たわわに実り熟した状態の色を『あか』と表現してのだとか。

『明るい』の『あか』も同一の語源で、漢字をあてるときに色を表すときは『赤』と、光の状態を表すときは『明』としたよう。

また『明』の字からも分かるように『赤』も、『明確な』や『全くの』といった意味を持つ言葉なのだそう。

例えば『真っ赤な嘘』や『赤の他人』や『赤裸々』なんていう言葉に赤という色が使われているのは、こういう意味からなのだとか。

単純な言葉もあらためて考えると結構奥深かったり…。

他の三色についてはまた別の機会にということで。

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さて…

〈ヘビギンポ科ヘビギンポ属アカヘビギンポ Enneapterygius phoenicosoma 18年5月8日 沖縄島崎山〉

画像は幼魚。

だから『あか』ですが、まだ熟してはいませんね…。

 

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スクラッチ…(クロマスク属の1種)

2017-09-04 19:18:07 | ヘビギンポ科

見上げると半分はドンヨリ、残りの半分は明るい青…という感じの空模様だった本日のやんばるです。

まあでもはっきりとした雨に出会うことはなく、明るい青からの日差しで暑い一日に。

風は弱く、海は快適な凪でした。

風は緩やかな南東。晴れたり曇ったり。

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スクラッチという言葉から何をイメージしますか?

宝くじ(今ならウルトラマンスクラッチ)でしょうか。

それともDJのターンテーブルスキルでしょうか。

あるいは小学生の親世代ならば、教育用のプログラミング言語かも。

さらにはスクラッチ画と呼ばれる絵画の技法とかも…。

スクラッチ(scrtch)は英語で、『かすり傷、ひっかき傷、そしてひっかく行為とその擬音』を意味するのだとか。

この言葉から僕が真っ先にイメージしたのはスクラッチ画……ですが、正確にはそれに類似したもの。

小学生時代に図画工作でやった〈クレヨンスクラッチ〉というヤツです。

やったことありますか?

まず画用紙にクレヨンで適当な面積で何色もの色を塗ります。そしてその上から全面に黒を塗り重ねます。その後でそこにクギで線画を描いていくという感じの手順です。

実は子供時代、このクレヨンスクラッチが大好きだったんですよね。なんというんでしょうか、ほぼ毎回自分の予想とかけ離れた絵ができあがるところが。

『クレヨンスクラッチ』で検索すると、ものすごく綺麗な絵がいっぱい出てくるのですが、どうやったらあんなのが作れるのかなぁ…。

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さて…

〈ヘビギンポ科クロマスク属の1種 Helcogramma sp. 17年7月25日 沖縄島安和〉

画像は幼魚。

当地ではどこでもいつでも出会える本種ですが、名前(学名も和名も)はまだついていません。

頭部に明瞭な黒点が散在している特徴から、〈頭テンテン〉と呼ばれています。

この黒点は幼魚ステージが一番明瞭なのだとか。

学名属名は『傷またはひっかく+絵』の意。

つまりスクラッチ画ですよね。

というわけで、僕は勝手に〈スクラッチ〉あるいは〈スクラッチ・ワン〉と呼んでいます。

 

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織り上げられた気持ちの図柄(カスリヘビギンポ)

2017-06-12 18:47:51 | ヘビギンポ科

クッキリとした梅雨が戻ってきた本日のやんばるです。

ときどきの強雨に雷鳴も聞こえたり…。

ただ風は弱く、海はまずまずの凪でした。

この先一週間くらいは、こんな空模様が続きそうです。

まあ、梅雨の末期という感じもしますが…。

風は南西。雨ときどき激しい雷雨。

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〈ヘビギンポ科カスリヘビギンポ属カスリヘビギンポ Ucla xenogrammus 17年5月1日 沖縄島安和〉

カスリ(絣)は織物の技法の一つ。

前もって染め分けた糸を使用して織り上げ、文様を表すもの。

日本および琉球の織物を指す用語。

基本的には、細かな線を散りばめた幾何学模様のようですね。

当地では、本種はとても観察しやすいので、様々なフォームに出会えます。

例えば…↓

〈同種別個体 17年5月8日 安和〉

これは幼魚個体。

全体的な印象は成魚と大きく変わらないミニチュア型幼魚ですが、頭頂部に綺麗な模様を纏っています。

幼魚期に目立つ模様です。

あるいは…↓

〈同種別個体 17年4月20日 沖縄島安和〉

体色に雌雄差の少ない本種ですが、繁殖期にのみ、婚姻色による性的二形が表出します。

本種の学名種小名は『見知らぬ図柄の』の意。

もちろんこの婚姻色を表している訳ではないですが、見慣れた本種が限定的に纏うこの図柄に、毎年ハッとさせられたり…。

異性を強く求める彼の気持ちが織り上げた図柄ですから。

毎年出会うたびに思うのですが、やっぱり赤みや黒みが濃い方が、雄としての強さや完成度の高さを表しているのでしょうか。

〈同種別個体 17年5月1日 沖縄島安和〉

例えばこの個体は、赤みや黒みの濃さが比較的弱めですけど、こういう個体はあまりモテなかったりするのでしょうか。

それとも、選ぶ雌のそれぞれに、違った好みがあったりするのでしょうか…。

 

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言語という名前(ゴマフヘビギンポ)

2017-06-05 19:00:11 | ヘビギンポ科

気持ちよく晴れた本日のやんばるです。

確か梅雨入りの頃に「今年の梅雨はメリハリがある梅雨になりそうです」って、どこかのチャンネルで気象予報士のお姉さんが言っていた記憶がありますが…。

それにしても雨が少ないのではないでしょうか。

まあ陽光タップリ浴びれて、その上凪続きで、何の不満もありませんが…。

この先も雨ベースの日が見当たらない予報です。

風は東。晴れときどき曇。

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例えばトラフザメのトラフ(虎斑)、或いはゴマフアザラシのゴマフ(胡麻斑)のように、模様を表す○○斑という言葉は結構たくさんあるみたいです。

図斑、曙斑、千代田斑、白斑、蛇の目斑等々…。

〈まだら〉や〈はん〉とも読むこの〈斑〉という字は、『人の胸を開いてそこに入れ墨を書く』という象形なのだとか。

古くから人は、動物や植物の模様を入れ墨のようだと捉えていたということでしょうか。

それは逆にいうと、古くから人はその体に入れ墨を描いていたということなのでしょうね。

縄文時代に作成された土偶の表面に見られる文様は、入れ墨を表現したものだと考えられているそうですから。

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さて…

〈ヘビギンポ科ヘビギンポ属ゴマフヘビギンポ Enneapterygius bahasa 17年5月1日 沖縄島安和〉

胡麻斑模様って、白や黒の小斑模様ですよね。

ということは胡麻斑は白黒小斑ということですか。

そんな入れ墨を入れる人はいないだろうな…。

虎斑ならいそうだけど……。

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学名種小名は『インドネシア語』という意味。

『インドネシア語の○○』の脱字ではありませんよ。

『インドネシア語』だけです。

正確には、本種は『インドネシア共和国の国語』という名前なのです。

言語によって名前が構築されるはずなのに、言語という名前を持つ魚なのです。

 

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求める…を発信する(テングヘビギンポ)

2016-10-18 19:29:26 | ヘビギンポ科

暑い…。真夏日が続いてますやんばるです。

秋の蝉、オオシマゼミがキンキンと鳴いていたり、秋に渡ってくるサシバがクックィーと鳴いてたりしてますが…。

しかし暑い…。

まあ、海は凪、透明度もよくハッピーな一日だったんですけどね。

風は北東。晴天。

〈ヘビギンポ科クロマスク属テングヘビギンポ Helocogramma rhinoceros 16年8月24日 沖縄島安和〉

婚姻色を纏っています。

ですから雄個体です。

〈同種同一雄個体+同種雌個体 同日 同ポイント〉

自身の婚姻色を雌個体にアピールしているのですが、この色あるいは配色にどういう発信力があるんでしょう。

婚姻色は雄性ホルモンによって、体色を著しく変化させているのだそう。

雌に求愛を発信する役割と、他の雄への警告も発信しているのだとか。

婚姻色を持つ魚のほとんどが繁殖期に縄張りを持ち、その中で雌に積極的に求愛をするからでしょうか。

どちらにしても、雄性ホルモンでかなりの興奮状態にあるのでは…とか思えたり。

〈同種同一ペア 同日 同ポイント〉

雌はこの姿をどう感じているのでしょうねぇ…。

もちろん繁殖行動に際してなにがしかの効果や利益があったから、この色が発達したはずでしょう。

つまり雌に対して十分なアピールになっているはずですよね。

ところで、本種は元々雌雄で形に違いがある、性的二形です。

するとそもそもその形にも、繁殖のための意味があるのではないでしょうか。

婚姻色でアピールするのなら、吻端の突起には何の意味が…、とか思えたりするのですが。

〈同種同一ペア 同日 同ポイント〉

あるいはその吻端の突起と、さらに婚姻色が必要なのでしょうか。

雌への発信力を高めるために。

まあ、性的興奮を隠しきれないだけかもしれませんけどね。

人間の雄だって、隠しきれずに股間がモッコリしたりしますからねぇ…。

 

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弱雨…(アカヘビギンポ)

2016-06-10 19:22:24 | ヘビギンポ科

後半雨交じりだった本日のやんばるです。

といってもあっさりした雨でしたけど。

そろそろ梅雨も後半なので、もっとドバッと降ってもよさそうなのですが。

もちろん降って欲しいわけではないですけど。

まあでも、ムシムシ感は十分に梅雨してます。

風は弱~く、ベタベタな凪の一日でした。

風は南東。曇一時弱雨。

〈ヘビギンポ科ヘビギンポ属アカヘビギンポ Enneapterygius phoenicosoma 16年4月27日 沖縄島崎山〉

約1年前に新種記載された本種、標準和名も当然そのときにつけられたわけですが、『アカヘビギンポ』のキーワードで検索したりすると、『アヤヘビギンポ』ではないですか? と検索エンジンに問われたりする…。

まだ名前が定着していないのでしょうか?

もっとも『赤ヘビギンポ』で検索すると『アカヘビギンポ』が多数ヒットする。

というのも本種は長らくダイバーの間で『赤ヘビ』という通称で呼ばれていたから。

標準和名の『アカヘビギンポ』もこの通称と無関係ではないのでしょう。

じつは前回のコジカイソハゼも、和名のない頃からダイバーにコジカという通称で呼ばれていたことから和名がついたそうで、本種も同じような形なのでしょう。

さて……

本種の学名種小名 phonenicosoma はphonenico と soma がくっついた言葉。

soma の方は以前にもたぶんでてきたと思いますが、『身体』の意。

そして『phonenico』は『深紅の』の意。

つまり『深紅の体』

これも通称と無関係ではないのでしょうね。

 

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接近中…(テングヘビギンポ)

2015-09-26 18:48:07 | ヘビギンポ科

不安定な空模様な、本日のやんばるです。

台風21号の影響ですか…。

まあ沖縄島、とくに本部半島は強風域に入るかなぁ…。

進路予想を見るかぎり、今のところそんな感じです。

うねりはすでに入ってますが…。

風は北東。晴れのち雨。

〈ヘビギンポ科クロマスク属テングヘビギンポ Helocogramma rhinoceros 15年8月3日 沖縄島安和〉

吻端に突起があるので、画像の個体は雄。

雄にはもう一つ雄だけの特徴があって、それは眼下の青い縦帯。

けれど、この個体にはそれはありません。

突起がなければ、非常に雌っぽい体色・模様だったり。

本種が、機能的雌雄同体とか雌性先熟の性転換をする…、なんて話も聞いたことはありません。

ということは…

これが本種雄の素の色なのでしょうか。

吻端の形状以外には、基本的には本種雌雄で形態的な性差はないのかなぁ…、とか思えたり。

あるいは、この個体はまだ雄としての成熟度が低いのかな…、とも思えたり。

 

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不要不急…(セグロヘビギンポ)

2015-05-11 19:24:30 | ヘビギンポ科

朝の予報では一日中曇り空な感じだったのですが、午前中から日差しあり、午後には陽光サンサンになった本日のやんばるです。

台風6号は着実に沖縄島に迫っておりますが、今日のところはフツ~に凪な海でした。

まあ、明日の朝には大荒れになってそうですが…。

強い台風6号は、暴風域をともなった状態で、明日の前半に沖縄島に接近・通過しそうな予報。

コンパクトな台風のようで、接近時に急激に荒天化するようで、どうなることやら。

もっともこれから速度がググンっと上がるそうで、明日の後半には晴れ間が見られるような予報だったり。

台風対策の方はもうバッチリ終わってますし、テレビのニュースで『不要不急の外出は控えて下さい』って言ってましたから、明日はぐうたらして過ごします。

といっても、もともと明日は休みの予定だったのですが…。

風は南東。曇のち晴れ。

〈ヘビギンポ科ヘビギンポ属セグロヘビギンポ Enneapterygius tutuilae 15年4月15日 沖縄島安和〉

婚姻色あるいは求愛色の個体。

僕のイメージでは、ヘビギンポ科が婚姻色を出し始めると、春だなぁ…って感じたり。

婚姻色とは、繁殖期に雄の全身や腹面の体色が著しく変化すること。精巣から出る雄性ホルモンによるのだそう。求愛行動で触発刺激の役割をすることも多いとか。

ヘビギンポ科は赤系、濃い赤や黒みがかった赤に染まる種が多い印象ですが、それが雌へのアピール、あるいはシグナル(蛍のような?)になっているのでしょうか。

それとも雄性ホルモンの分泌からの抑えきれない興奮が、体色に現れているのか。

いや、その興奮自体を雌にアピールしているわけか。

一方で、この体色は雌へのアピールだけではなく、ライバルの他個体雄へのシグナルでもあるという意見も。

自身の興奮度や攻撃性の強さをアピールしているということでしょうか。

何にしても格好いい……。

色もそうですが、それよりも開ききったトサカ、じゃなかった第一背鰭も格好良すぎる。

この全開の鰭も、雌やライバル雄へのアピールになっているのでしょうか。

見れば見るほど、格好いい被写体です。

もっとも、頭部の装飾や赤い体色に格好良さを感じるのは、特定の世代だけかもしれませんが……。

 

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アタック…(カスリヘビギンポ)

2014-05-17 18:48:42 | ヘビギンポ科

空は青空、海は凪~、気温は当然夏日で、いい感じの週末になってますやんばるです。

といっても、梅雨の中休みは今日までのようですが…。

まあでも、タップリと日差しを浴びれた一日でした。

風は北東のち南東。晴れのち曇。

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〈ヘビギンポ科カスリヘビギンポ属カスリヘビギンポ(Ucla xenogrammus) 14年4月10日 沖縄島安和〉

画像は婚姻色の雄。

求愛の季節ですから。

お相手はこの子↓

140517b

〈同種別個体 同日 同ポイント〉

がんばってアタ~ック↓

140517c

さらにアタ~ック↓

140517d

彼の愛が伝わるといいのですが…。

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台風一過(セグロヘビギンポ)

2013-10-08 18:54:17 | ヘビギンポ科

台風24号が足早に過ぎ去り、青空がひろがった本日のやんばるです。

風はムシムシ、気温も真夏日になりました。

海は…まあまだパシャパシャしてますが…急速に回復中。

明日は潜ります…。

風は南~南東。晴天。

131008

〈ヘビギンポ科ヘビギンポ属セグロヘビギンポ(Enneapterygius tutuilae) 13年8月22日 沖縄島新里〉

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湿った感じ…(ヘビギンポ属の一種)

2013-07-24 19:17:49 | ヘビギンポ科

風が西に傾いて、どこでもエントリーOK…ではなくなりましたが……

陽光はサンサン、夏ポイントは凪~な沖縄島です。

湿った感じの風が体に纏わり付く…

まあそれもまた真夏…なこの頃です。

風は南西。晴天。

130724a

〈ヘビギンポ科ヘビギンポ属の1種(Enneapterygius pallidoserialis) 13年6月15日 沖縄島ホーシュー〉

和名はなく『頭テンテンヘビギンポ』なんて呼ばれてたりする本種。

この個体は求愛色を纏ってました。

お相手は↓

130724b

〈同種別個体 同日 同ポイント〉

あんまりうまくいってるようには見えませんでしたが…。

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