日中は気持ちよく晴れた本日のやんばるです。
数字よりも暖かく感じる一日でした。
南の海上では台風2号が発生してますね。今後勢力を弱めながら西進を続け、月が変わる頃には台風でなくなるようです。
この台風が発生した渦域と赤道との距離、これと同じときに発生していた南半球の渦域と赤道との距離、この二つの距離がほぼ同じだったのだそう。
これが何を意味しているかというと、この2号が今シーズンの最初の台風だということ。確か今年のお正月くらいに台風1号が発生してますが、これは昨シーズンの最後の台風だったのだとか。これも、両半球の渦域と赤道との距離で判断できるのだそう。
というわけで、当地の冬は終わったのではないでしょうか。水温は現在23℃。もうこれ以上下がることもなさそうです。
風は北東。曇のち晴れ。
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昔話に『うばすてやま』というのがありますよね。
昔あるところに『老人は山に捨てなければならない』というお触れがあって、息子が老いた母親を捨てるために山に登っていくのですが、結局捨てることが出来ず、家に隠して暮らします。ある日隣国が難題をふっかけてきて、クリアできなければ攻め込むぞと言ってきます。困った殿様が国中に良い知恵はないかと問いかけます。そのときに老いた母親がナイスなアイデアをだして難題を次々と解決していき、それを知った殿様は姥捨てのルールを撤廃する、というお話。
『亀の甲より年の功』ってことですね。
子供の頃、『まんが日本昔ばなし』で見た記憶があります。
この『姥捨山伝説』にはいくつかのパーンがあるのだとか。僕が記憶していた前述のパターンは、『難題型』と呼ばれるものなのだそう。
他には、妻が憎むので姥を捨てに山に行くのですが、なんだかんだで山の神から打ち出の小槌をもらうことになるという『老婆到富型』、あるいは山に登る途中に背負われた親が、帰りに子が迷わぬようにと木の枝を折る『枝折り型』、さらには親を運んだもっこで逆に諭される『親捨てもっこ型』などがあり、この4型とその複合型が多いのだそう。
捨てに行く理由が妻が憎むからって…、それはちょっとひどいですよね。今なら確実に事件ですよ…。
『難題型』はインドに起源があるのだとか。日本では枕草子に『複合型』の完成された形での記述があるそうで、日本でもかなり古い時代に成立した物語のようです。
またアジアやヨーロッパでも古くから見られるもので、エスキモーやネイティブ・アメリカンにも見られるのだとか。
もっとも、古代から近世までにおいて、姥捨てやそれに類する法令などがあったという公的記録はないのだそうです。
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さて…
〈ウバウオ科ハシナガウバウオ属ハシナガウバウオ Diademichthys lineatus 19年1月3日 沖縄島安和〉
学名種小名は『線のある』の意。
確かに特徴的な縦線模様。
そして和名の通り嘴が長いのが特徴。まあ、嘴じゃなくて吻ですけど。
本種は1属1種で、ウバウオ科の特徴である腹吸盤の発達は悪いのだそう。
確かにいつも泳いでいて、どこかにくっついているという印象はありませんね。