Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

背筋(セスジミノモドキ)

2022-08-02 19:56:37 | ウミウシ

先週末は唐突に沖縄島の傍らで台風が発生したりも…。

でもあっという間に過ぎ去って再び灼熱~な感じになってるやんばるです。

この先一週間も安定した晴れ空の日が続きそう。

つまり灼熱~な日も続きそうな感じです…。

風は南~南東。晴天。

■■

『背筋』

『せすじ』と読みました? それとも『はいきん』と読みました?

どちらの読み方も正しいのですが、読み方によって意味が違ってきますよね。

『背筋(はいきん)』の方は、『背中にある筋肉の総称』という意味なのだとか。

『背筋(せすじ)』なら、『背中を縦に走る中心線。衣類の背骨にあたる部分の縫い目』という意味なのだそう。

幼少の頃に生活の中で背を丸めていると、「背筋(せすじ)を伸ばしなさい」なんて先生や親に注意されたりしましたけど、背筋(せすじ)を伸ばすことは科学的に正しいのだとか。

背筋(せすじ)を伸ばすと脳が覚醒し、情報処理に必要な短期的な記憶力などが高まるのだそう。これは背筋を伸ばすことで、覚醒に作用するノルアドレナリンが脳内分泌されるからなのだそうです。

つまり勉強やデスクワークは背筋を伸ばして行った方が効率がアップするということですね。

さらにはからだの体幹にある筋肉のうち、お腹側よりも背中側、すなわち背筋(はいきん)のほうが約3倍厚みがあるのだとか。

背筋(せすじ)を伸ばして背筋(はいきん)の力を使えるようになると、血流や新陳代謝も良くなるのだそう。その結果肩こりなのどのトラブルが改善されるのだそうです。

今も背筋を伸ばしてキー操作をしています。

いつもより効率よく打ててるかも…?

■■

さて、こちらは背筋(せすじ)の方…

〈Flabellinidae科セスジミノウミウシ属セスジミノモドキ Coryphellina sp. 22年6月8日 沖縄島安和〉

背に筋がないのにセスジ…。

背に筋がないからモドキ…。

って感じですか…。

 

 

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調理する場所(クリヤイロウミウシ)

2022-07-19 19:47:25 | ウミウシ

太陽サンサンな日が続いてるやんばるです。

天気予報の降水確率は決して低くはないのに、全く雨に出会いません…。

まあ、風は強めなので、日陰で風に吹かれていると灼熱感は和らぎますけど。

この先の一週間予報を見ても、雨には出会えそうにないなぁ…。

風は南。晴れ。

■■

『厨(くりや)』

これ、家の中のある場所を表す言葉ですが、どこか分かります?

この言葉の語源は『涅(くり)屋(や)』で、くろくなっているところ、という意味なのだとか。

つまり現在の台所です。

日本では奈良時代から『くりや』という言葉が使われていたそうですから、当然その頃は火を燃やしてすすがついて黒くなる場所だったということなのでしょう。

そして中国から調理をするという意味の『厨』という漢字が伝わったとき、『くりや』にこの漢字を当てたのだそう。

ところで平安時代は調理をする場所と盛り付けをする場所が別れていたのだとか。

料理をする場所は『厨』、盛り付けをする場所は『台盤所(だいばんどころ)』と呼ばれていたのだそう。『台盤所』は次第に略されて『台所』と呼ばれるようになったのだとか。

室町時代になって調理をする『厨』と盛り付けをする『台所』が同じ場所になり、この場所のことを『台所』と呼ぶようになったのだそう。

つまり今日の台所は室町時代からのスタイルだということのようです。

■■

さて、厨といえば…

〈イロウミウシ科レンゲウミウシ属クリヤイロウミウシ Mexichromis mariei 22年6月3日 沖縄島安和〉

和名のクリヤは、越前町厨地区に由来します。

越前海岸は300種以上のウミウシが生息している、日本でも有数のウミウシの宝庫なのだそう。

そこで今、『ウミウシのまち越前プロジェクト』の第一弾として、クリヤイロウミウシのキャラクターデザインを募集してるそうです。

詳細はこちら→『クリヤイロウミウシキャラクターデザイン募集!

締め切りは8月31日です。

 

 

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血液の紅(ミカドウミウシ)

2022-07-12 19:27:12 | ウミウシ

相変わらず灼熱~な日が続いているやんばるです。

スコールにも出会わなくて灼熱感が半端ない…。

風はゆるく、海はいい感じの凪ですが。

今日も熱中症厳重注意な一日でした。

週末は雨交じりになりそうですが、一時的にでも涼しくなるのならその方がいいかも…。

風は南~南西。晴天。

■■

血液の色は?

と質問されれば、「赤」と答えますよね。

しかし医療の現場では少し違うイメージで、赤以外にも透明~黄色っぽい色をイメージするのだとか。

血液の成分は、約45パーセントが細胞で、残りの約55パーセントは血漿なのだそう。細胞成分の大部分は赤血球で、1パーセントが白血球と血小板。

一方血漿の91パーセントは水で、残りは各種のタンパク質やブドウ糖、電解質などの様々な物質が含まれているのだとか。

医療の現場では、現在は成分輸血が行われているのだそうで、赤血球が足りなければ赤血球製剤を、血小板が足りなければ血小板製剤を、あるいは血漿が必要なら血漿製剤を輸血するのだそう。

もちろんこれらの血液で赤いのは赤血球だけです。

赤血球にはヘモグロビンが含まれていて、これが赤色のもと。ヘモグロビンは色素を持ったタンパク質で酸素を運搬しますが、その中心に鉄があり、酸化鉄はとくに赤くなるのだそう。

だから血を舐めると鉄の味がしますよね…。

人はヘモグロビンで酸素を運搬していますが、同じようなシステムでタコ・イカ・エビ・カニなどはヘモシアニンを使って酸素を運搬しています。ヘモシアニンは色素の中心に胴を持ち、酸化銅は青いため、これらの生物の血液は青色をしています。

■■

さて血液の色といえば…

〈ミカドウミウシ科ミカドウミウシ属ミカドウミウシ Hexabranchus sanguineus 22年5月17日 沖縄島安和〉

画像は幼体。

学名種小名は『血紅色の』の意。

幼体には似合わない学名ですが、成体は確かに血液のような紅を纏っています。

 

 

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革命前夜の流行服(エンビノアルダガイ&ノアルダガイ)

2022-06-21 20:08:33 | ウミウシ

本日は二十四節気の夏至。長い昼は灼熱~な感じの一日でした。

もちろん気温は真夏日。

明日以降も真夏日が続く一週間予報になっています。

風は南。晴れ。

■■

『燕尾服』

男性の夜間の礼服。裾が燕の尾のようなのでそう呼ばれているのだとか。

燕尾服に白の蝶ネクタイを用いる服装は『ホワイトタイ』と呼ばれ、現在では最上級の礼服とされているのだそう。

この燕尾服はもともとはイギリスの乗馬服だったのだとか。

18世紀、革命前夜のフランスでイギリスの乗馬服が流行していたのだそう。その一つに長いコートの前裾だけを直角に切り取り、後ろ襟だけが長く割れている上着があったのだそうで、つまりこれが燕尾服。後ろ裾が割れているのは乗馬の際に鞍の上でもたつかないため。

燕尾服を思い浮かべるとき、後ろ裾が伸びたイメージでしたけど、実は前裾の方が短くなっていたんですね。

乗馬服が流行するというのは、ライダーズの革ジャンとかトップガンのMAー1が流行るみたいな感じでしょうか…。

19世紀になって男性の日常外出着に定着し、19世紀中期には街着から夜会服へと昇格したのだとか。

夜の礼服には『タキシード』もあり、こちらは準礼装なのですが、日本では正礼装として受け入れられてきているため、燕尾服の代わりに用いられることが多くなっているのだそう。

日本では馬場競技や演奏会の指揮者、社交ダンスなどで見かける機会の方が多い印象もありますね。

あと夢の国でゲストを歓迎するメインキャラクターが普段着ているのも燕尾服です…。

■■

さて、この子はタイだけでなく全身がほぼホワイト…

〈カノコキセワタガイ科ノアルダガイ属エンビノアルダガイ Noalda sp.2 22年5月17日 沖縄島安和〉

二叉した長い尾部がまさに燕尾ですね。

ちなみに…

〈カノコキセワタガイ科ノアルダガイ属ノアルダガイ Noalda sp.1 22年4月18日 沖縄島安和〉

燕尾じゃない方のノアルダガイ。

でも実はこの子の尾部も二叉しています…。

 

 

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花月(フチベニイロウミウシ)

2022-06-07 20:34:06 | ウミウシ

前半は雨交じり、後半には鋭い日差しが降り注いだ本日のやんばるです。

明日は一日中曇の予報ですが、どうでしょう、日差しもあるのではないかと思えたりも…。

週間予報を見ると14日辺りから晴れアイコンが現れています。

この辺りで梅雨明けかもしれません…。

風は概ね東。雨のち曇、のち晴れ。

■■

『花月』

花と月。美しい花が咲き、月が美しく照ること。それが転じて風流な遊びのこと。

あるいは能の曲目で、京都清水寺での父子再会の物語。

でも関西出身の僕が花月と聞いて最初に浮かぶのは、『うめだ花月』や『なんばグランド花月』などの吉本興業の劇場名です。

吉本の劇場名に花月がつくのには二つの説があるのだとか。

ひとつは占いに凝っていた桂太郎という落語家が名付けたというもので、『花と咲くか、月と陰るか、すべてを賭けて』という易から生まれたという説なのだそう。

つまりこれは『一か八か』という意味なのだとか。

もうひとつは創業者の吉本泰三、せい夫婦が法善寺でおみくじを引いたところ、『花は散っても季節が来ればまた咲く、月は欠けてもまた満ちる。浮き沈みに惑わされなければ成功する』という意味の文句が書かれてあり、そこから名付けたという説なのだそう。

ちなみこのおみくじは『吉』だったのだとか。

いずれにしても粋な由来に思えたり…。

僕はてっきり『フチベニベンケイ』にまつわる由来があるのかと思っていました。

フチベニベンケイは多肉植物で園芸名では花月と呼ばれています。

何故これが由来かと思ったのかというと…

フチベニベンケイは花月の他に、『カネノナルキ(金のなる木)』という別名でも呼ばれていたりするからなんです…。

■■

かなり強引ですが、フチベニといえば…

〈イロウミウシ科メレンゲウミウシ属フチベニイロウミウシ Ardeadoris averni 22年4月14日 沖縄島安和〉

学名種小名は献名ですね。

和名の通り、外套膜周辺部は赤色から淡黄色で縁取られます。

 

 

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太子が与えた称号(シノビイロウミウシ属の1種)

2022-05-31 20:14:01 | ウミウシ

昨日までと打って変わり、たっぷりと雨が降った本日のやんばるです。

ときどき雷の鳴音も聞こえたり…。

明日からも雨交じりな週間予報。

特に明日の夜から明後日にかけてはまたどっさりと降りそうな予報です。

風は西のち北東。雨。

■■

『しのび(忍)』

目立たないようにすること。隠れて人目を避けること。忍者の略。

戦国時代、多くの忍者が各地の大名の配下として敵地に潜入したのだとか。

そしてそこで情報を集めたり、破壊工作を行ったりもしたのだそう。

スパイ、あるいは特殊部隊って感じでしょうか。

『忍』という字は心に刃と書きますが、これは『心臓に刃物が突きつけられるような危機的な状況であっても動じずに冷静に考え、自分の意思を変えない強い心』という意味なのだとか。

そう江戸時代の忍術書に記されているのだそうです。

つまりミッションインポッシブルな感じですね…たぶん…。

忍の起源には諸説あるそうですが、一説によると聖徳太子に仕えた大伴細人(おおとものさびと)に太子が『志能便(しのび)』という称号を与えたのがはじまりだとされているのだとか。

聖徳太子に用いられ、飛鳥時代に活躍した日本で初めての忍者とされている人物なのだそう。

しかし実はこれは個人名ではなく、大伴家に仕えていた忍者集団の総称であるという意見もあるのだそうです。

ところで忍者といえば僕的には『カムイ外伝』ですが、今どきはカムイといえば『ゴールデン…』のイメージの方がマジョリティなんでしょうか…。

■■

さて、こちらのシノビは色彩豊かで目立っています…

〈イロウミウシ科シノビイロウミウシ属の1種 Thorunna sp. 22年3月21日 沖縄島安和〉

どう見ても忍んでいるようには見えません…。

 

 

 

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濃厚な牛乳(ヘリシロイロウミウシ)

2022-05-24 20:18:15 | ウミウシ

雨交じりの空模様でしたけど、風はほぼ無風…。で、気持ちのいい凪のコンディションだった本日のやんばるです。

明日以降も雨交じりな空模様が数日続きそう。

でも期間の後半には晴れアイコンが見られたり…。

気温も真夏日になるかも…的な感じになってます。

風は東~南東。雨が降ったり止んだり。

■■

企業にはそれぞれ『コーポレートカラー』なるものがあるのだとか。

企業イメージを印象づけるために使われている色のことなのだそう。

つまりある色またはある色の組み合わせを見ただけで、特定の企業を思い浮かべてしまうというもの。

例えばバイクメーカーのカワサキならライムグリーン。1960年代後半にアメリカでレース活動をする際にカワサキのマシンに採用された色ですが、ライムグリーンはアメリカでは不吉な色とされていたのだとか。あえてその色を採用することでカワサキのマシンを印象づける目的があったのだそう。その結果何度も勝利したカワサキのマシンは『グリーンモンスター』と呼ばれて畏怖されたのだそうです。

身近なところではコンビニ。例えば僕がほぼ毎日行くコンビニは青と白。こう言えばそれがどのコンビニかがパッとイメージ出来るのではないでしょうか。

青い看板に白いミルク缶が描かれているあのコンビニ…。そう、ローソンです。

ちなみにローソンはもともと牛乳屋さんだったのであの看板なのだとか。そして1939年にアメリカのオハイオ州に設立された際に取り付けられた看板の色が青だったのだそう。

これ、牛乳屋さんだから青だったのでしょうか。

心理補色というのがありまして、青い色を見つめたあとに白い色を見つめると、青の補色である黄色が残像として現れるのだとか。この黄色の補色残像が、白い牛乳を濃厚に見せる効果があるのだそうです。

今でも牛乳は青いパーケージの商品が多いのだそうですよ。

■■

さてこの黄色には何かの効果があるのでしょうか…

〈イロウミウシ科メレンゲウミウシ属ヘリシロイロウミウシ Ardeadoris angustolutea 22年3月21日 沖縄島安和〉

学名種小名は『細い黄色、幅の狭い黄色』の意。

外套膜最外周が薄い黄味を帯びています。

それならヘリキでは? とか思ってしまったり…。

 

 

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をとめ(キシマオトメウミウシ)

2022-05-10 19:49:02 | ウミウシ

雨も雨っぽさもない一日だった本日のやんばるです。

梅雨の中休み的な…。まあ、今日だけですけど。

明日からはまた雨交じりの日が続きそう。

一日中シトシトと降るような空模様ではない、いわゆる沖縄的梅雨空が続きそうです。

風は北西~北東。曇のち晴れ。

■■

『天津風 雲の通い路 吹き閉ぢよ をとめの姿 しばしとどめむ』

古今集の歌。

天の風よ、雲の道を閉ざしてくれ。乙女たちの舞い踊る姿をもうしばらくここに留めるために。って感じの歌です。

ここに出てくる乙女とは、宮中行事で踊る舞姫のことなのだとか。未婚の少女です。

この少女たちを天女に見立てている歌なのだそう。そのくらい美しい舞姿だったのでしょうか。

『乙女』には『年の若い女性、未婚の女性、少女』の他に、『宮中行事で五節の舞を舞う舞姫』の意味もあるのだそうです。

歌の作者は僧正遍照という人物。六歌仙の一人で出家する前の呼び名である『深草少将』のほうがピンとくるのではないでしょうか。

小野小町に恋をして花を持って通い続けたという伝説が残っていたりする人物です。

『乙女(おとめ)』はもともと『おとこ』の対義語だったのだとか。つまり『おとことおんな』ではなく『おとことおとめ』だったのだそう。

『おんな』は『おみな』が語源の言葉で、年配の女性を表し、対義語は『おきな』だったのだそう。

対して『おとこ(をとこ)』と『おとめ(をとめ)』は未婚の若い男女を意味したのだとか。

それがやがて男性一般を『おとこ』、女性一般を『おんな』というように変化したのだそう。

そして『おとめ』は、単に若いだけではなく汚れを知らない純真なイメージを伴うようになったのだそうです。

■■

さて、おとめといえば…

〈タテジマウミウシ科オトメウミウシ属キシマオトメウミウシ Dermatobranchus albus 22年3月4日 沖縄島安和〉

学名種小名は『白い』の意。

乙女といいつつ、実際は両性具有ですが…。

 

 

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蜜源植物(レンゲウミウシ)

2022-04-26 20:23:19 | ウミウシ

強めの陽光に一時雨、南寄りの風と夏日の気温…。そんな日が続いているやんばるです。

6月並の陽気なのだとか。

梅雨の走り、というかもう初夏って感じです。

明日からGW前半にかけては雨交じりの空模様になりそうな予報。

沖縄の梅雨入りの平年値は5月10日。雨の季節が近づいているようです。

風はやや強めの南。概ね晴れ。

■■

『春の小川は、さらさら行くよ。岸のすみれや、れんげの花に♪』

なんて歌われるように、春はレンゲソウ(蓮華草)の季節ですね。

子供の頃、田植え前の田んぼがレンゲソウに覆われていた風景が記憶にあります。花から花にミツバチが飛び回ってました。

レンゲソウはマメ科の越年草で、蜂蜜の源になる蜜源植物なのだとか。その蜜はクセがなくとても親しみやすいのだそう。

レンゲソウは、その花の姿が蓮の花を連想させるとされ、蓮華草という日本名がついたのだとか。

蓮の花と睡蓮を指して『蓮華』といい、仏教と共に伝来して古くから使われた名前なのだそう。

蓮華は清らかさや聖性の象徴として称えられることが多く、幾つかの宗教でも聖なる花とされています。

例えば仏教では、阿弥陀経において極楽で蓮華が咲き誇る様が語られていることから、仏の象徴として多くの仏具に蓮華があしらわれています。

また『一蓮托生』という言葉はこの辺りの仏語が語源になっているのだそう。

ちなみに中華料理のスプーンみたいな『レンゲ』、正式名称は『散蓮華』というのだそうですが、散った蓮の花びらに似ているところから名付けられたのだとか。

これも日本特有の名称なのだそうです。

■■

さて、レンゲといえば…

〈イロウミウシ科レンゲウミウシ属レンゲウミウシ Mexichromis multituberculata 22年2月22日 沖縄島崎本部〉

学名種小名は『多くの小瘤がある』の意。

背面に先の尖った突起が多数あります。

 

 

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焼いたワイン(ダーベルウミウシ)

2022-04-19 20:03:06 | ウミウシ

午前中に雨が降り、その後もスッキリとしない空模様だった本日のやんばるです。

風は北寄りで、少し肌寒く感じたり…。

明日もスッキリしない空模様のようですが、風はゆるやかで気温も上がりそう。体感は今日よりずっと心地良くなりそうです。

その後もぐずついた天気の日が続きそうですが、気温は夏日以上で推移しそうです。

心地良くムシムシした感じになるのではないでしょうか…。

風は北。曇一時雨、のち曇。

■■

『ブランデー』

果実酒からつくった蒸留酒の総称。

主に白ブドウのワインを蒸留して樽に入れ、熟成して製造するのだとか。熟成期間を表す符号が用いられていて、よく知られているVSOPなら20~30年熟成させたもの。XOならば44~45年熟成させたものを指すのだそう。

短いもので3~4年、長いものだと70年熟成させるそうで、当然その熟成期間によって味もお値段も大きく違うのだとか。

ブランデーの語源はノルウェー語の『brandeviin』で、これは『焼いたワイン』の意なのだとか。それがオランダ語の『brandewijn』となり、これが英語で『brandy-wine』となり、やがて『wine』がとれて『brandy(ブランデー)』として広まったのだそう。

ブランデーと言えばブランデーグラス。グラスの底を手のひらで包み込むようにして揺らし、手の体温で温めながら香りとともに味わうのが良いとされているのだとか。

ただこれは香りが弱かった時代の名残で、現在のブランデーは温める必要はないとも言われているのだそうです。

前述の通りブランデーは熟成期間によってピンからキリまであります。

有名どころのヘネシーのXOやレミーマルタンのXOなどは手が出しにくいですが、ダーベルのXOなどの手頃な価格帯のブランデーもあります。

ダーベル兄弟社が販売している飲みやすい味わいのフレンチブランデーです。

おうち時間を楽しむにはもってこいかも…。

まあ、下戸の僕が言うのもなんですが…。

■■

で、ダーベルといえば…

〈ネコジタウミウシ科ツガルウミウシ属ダーベルウミウシ Trapania darvelli 22年2月22日 沖縄島崎本部〉

学名種小名は献名ですね。

もちろんダーベル兄弟社とは関係ありません。

あとブランデーとも関係ありません…。

 

 

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雅称は末摘花(ウスクレナイウミウシ)

2022-04-12 20:50:30 | ウミウシ

先週末から夏日が続いているやんばるです。

今日もときどきの曇り空が心地よく感じる日差しでした。

6月並の気温なのだとか…。

弱い風は少し湿っていて、それもまた心地よかったり。

まだ数日こんな日が続きそうな感じです…。

風は南東のち北東。晴れ、ときどき曇。

■■

『なつかしき 色ともなしに なににこの 末摘花を 袖にふりけむ』

源氏物語の主人公、光源氏が作中で詠んだ歌です。

「あれ? 俺なんでこの赤鼻の姫といたしちゃったのかなぁ…」

超訳すとこんな感じの歌。

亡き常陸宮の姫君(つまり皇族の姫君)の噂を聞いた18歳の光源氏は、『零落した悲劇の姫君』という幻想に憧れ、求愛し逢瀬を果たします。

ところがそのあとで姫君の顔を見た光源氏はびっくり…。というのも件の姫君は先の赤い大きく垂れ下がった鼻の、まあ有り体に言えば『不美人』だったのです。

というのが、源氏物語第6帖、『末摘花の巻』のあらすじ。

一見家柄以外に何の取り柄もないようで、でもとても純真な心の持ち主であるこの姫君の一途な思いに、結局光源氏は感動してしまいます。

そして光源氏と晩年まで添い遂げる妻の一人となります。

美男美女揃いの源氏物語の中では異色のキャラクターですが、こういうキャラクターが平穏な晩年を迎えられるところも、源氏物語の面白いところだと思えたり…。

『末摘花』とは光源氏がこの姫君につけたあだ名。

末摘花は紅(くれない)の雅称。紅とはベニバナ(紅花)の異名。

つまり『紅い花』と『紅い鼻』をかけたわけです…。

■■

紅色をくれない色と読むのは古い読み方で、近世以降はべに色と読むのだとか…

〈イロウミウシ科アデヤカイロウミウシ属ウスクレナイウミウシ Goniobranchus sp. 22年2月14日 沖縄島安和〉

薄紅(うすくれない)は、ややくすんだ紅色。

薄さの程度は、桃色に近い色から赤みの強い色まで幅広いのだそう。

画像はまだ幼い個体。

雅な色を纏ったウミウシです。

 

 

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東の彼方の異界(トウモンリュウグウウミウシ)

2022-03-29 21:05:54 | ウミウシ

一日中ドンヨリ…な空模様かと思っていたら、意外と日差しを浴びられた本日のやんばるです。

でも明日からもず~と曇と雨アイコンが並ぶ予報になってます。

晴れアイコンが見えるのは一週間後…。

とはいえ、今日みたいな日差しがあるのかもしれませんが…。

風は北東~東。曇ときどき日差し。

■■

『水晶宮』、『水府』、『龍の宮(たつのみや)』、『龍の都(たつのみやこ)』、あるいは『海宮(わたつみのみや)』

これ皆『竜宮(龍宮)』のことです。『竜宮城』も竜宮のことなのだとか。つまり竜宮にある城という意味ではないのだそう。

中国や日本の昔話、伝説、物語などに登場する海神の宮ですね。

海の中に存在すると考えられているものであり、海神あるいは水にまつわる神が主であり、そこにおもむいた者へ(礼品として)宝物が与えられる、という点が数々の伝説に共通しているのだとか。

竜宮が登場するもっともポピュラーな昔話は、やっぱり『浦島太郎』ですよね。亀に乗って海の中に行き、主である乙姫から玉手箱を貰って帰ります。

それ以外にも『山幸彦と海幸彦』に海神が住む宮として登場します。そこを訪れた山幸彦は帰りに霊力のある玉を貰っています。

陰陽師安倍晴明の物語にも竜宮は登場します。亀を助けてそのお礼に竜宮に連れて行かれた安倍晴明は、動物の言葉が理解出来るようになる『龍仙丸』を貰ったのだそう。前半は浦島太郎ですよね…。

中国では『西遊記』で、孫悟空が大暴れする場所として竜宮(水晶宮)が登場するのだとか。

当地には『儀来』というニライカナイをさす言葉があるのだそうですが、昔話の中では竜宮と同義語として使われることがあるのだとか。

ニライカナイとは遙か遠い東の海の彼方、または海の底、地の底にあるとされる異界。

豊穣や生命の源であり、神界でもあるのだそう。太陽の神を主神とする神の世界で、火や稲もそこから将来されたとする伝えもあるのだそう。

当地では生者の魂もニライカナイより来て、死者の魂はニライカナイへと去ると考えられているのだそうです。

■■

さて…

〈フジタウミウシ科クロスジリュウグウウミウシ亜科クロスジリュウグウウミウシ属トウモンリュウグウウミウシ Nembrotha livingstonei 22年2月4日 沖縄島安和〉

画像は幼体。

学名種小名は献名ですね。

体色や模様の変異が著しいウミウシです。

 

 

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歌謡、ふんどし、苗字…(コヤナギウミウシ)

2022-03-15 20:10:58 | ウミウシ

意外に曇りがちな空模様でしたが、それでも夏日近くまで気温が上がった本日のやんばるです。

風はゆるやか~で、数字以上に暖かく、いや暑く感じた一日でした。

この先一週間は、期間の半ばと終わり頃に雨交じりになりそうですが、気温は高いまま推移しそうです。

風は弱い北東。晴れときどき曇。

■■

『小柳』その一

平安末期に行われた雑芸(ぞうげい)の一つ。雑芸とは平安後期から鎌倉時代にかけて流行した歌謡の総称なのだとか。

古典的、貴族的なものに対して、民間から出たものなのだそう。

『小柳』その二

小柳繻子(しゅす)、またはそれでつくった帯のこと。本絹繻子の一つで黒地を主とし、力士の褌(ふんどし)などに用いられるのだそう。

一説によると力士の小柳が用いたことがこの呼び名の由来なのだとか。

第六代横綱阿武松緑之助が『阿武松』を名乗る前の四股名が小柳だったそうで、前述の力士とは阿武松緑之助のことのよう。

もの凄い大食漢で、婦人に人気のあった力士だったそうです。

『小柳』その三

地名や苗字。

苗字としては九州北部に多く、特に佐賀県に集中するのだとか。

有名人で小柳姓といえば、小柳トム(ブラザー・トム)、小柳ゆき、そして小柳ルミ子が僕的にはぱっと浮かぶ感じ…。

全員歌手ですね。ご先祖を辿ると歌謡の小柳に繋がったりして…。

■■

さて、この子は小柳ルミ子と直接的な繋がりが…

〈Janolidae科コヤナギウミウシ属コヤナギウミウシ Janolus toyamensis 22年1月13日 沖縄島崎本部〉

学名種小名は『富山産の』の意。

たぶんこの富山は富山湾のことなんでしょうね。

そして和名のコヤナギは小柳ルミ子から。

本種の記載年である1970年が小柳ルミ子のデビューした年であることに因んでいます。

 

 

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人形緑黄色野菜(ニンジンヒカリウミウシ)

2022-03-08 20:08:26 | ウミウシ

風はヒンヤリでしたけど、たっぷりと降り注ぐ陽光が心地良かった本日のやんばるです。

このまま週末まで陽光が気持ちいい日が続きそう。

最高気温も日増しに高まりそうで、週末には夏日になるかも…。という感じです。

風は北~北東。晴れ。

■■

『ニンジン』

漢字で書くと『人参』ですね。

セリ科ニンジン属の二年草。根菜。

漢字表記の人参は、人の形に似ていることからその名になったのだそう。

但しこの人参は奈良時代に渡来し、薬用として栽培されていたウコギ科の『朝鮮人参(オタネニンジン)』のことだったのだとか。

食用のニンジンは、根が朝鮮人参に、葉がセリに似ていることから当初は『セリニンジン』と呼ばれていたのだそう。

でもこちらの方が主流になると、セリ科の方を指して人参と呼ぶようになり、ウコギ科の方を朝鮮人参と言うようになったのだとか。

ニンジンの学名種小名である『carota』は、英語のキャロット(carrot)の語源であり、カロテン(carotene)の語源でもあります。

根菜の中で唯一カロテン含有量が多く、緑黄色野菜に分類されるニンジン。緑黄色野菜の中でもトップ3に入るくらいに豊富なカロテンが含まれているのだそう。

ビタミンA・B1・B2・C、カリウム、食物繊維も多く、栄養的価値が高い野菜なのだそうです。

ところで日本ではニンジンといえば馬、というイメージが強いのではないでしょうか。

これは日本では馬に飼料として安価なニンジンを用いたからで、ヨーロッパではリンゴやパン・角砂糖が用いられているのだとか。

つまり日本で生まれ育った馬はニンジンを好みますが、他国育ちの馬はニンジンを好まなかったり、むしろ嫌うこともあるのだそうです。

■■

さて、こちらは光るニンジン…

〈フジタウミウシ科ハナサキウミウシ亜科ヒカリウミウシ属ニンジンヒカリウミウシ Plocamophenrus pecoso 22年1月13日 沖縄島崎本部〉

学名種小名は『そばかすのある』の意。

外套縁に3対の短い発光瘤を持つウミウシです。

 

 

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petal(ハナビラミノウミウシ)

2021-11-16 19:34:41 | ウミウシ

気持ちのいい青空が広がった空模様。ポカポカとした心地よい一日だったやんばるです。

明日はドンヨリな感じで雨交じりになるかも…。それが数日続くような予報です。

今日のような晴れ空は、週末まで待たなければいけないような雰囲気です。

その週末には夏日になりそうな予報です。

風は北東。晴れ。

■■

『花びら』

花冠を構成している花葉のこと。

花冠とはまあ、僕らが花をイメージするときにパッと思い浮かぶ花の全体像で、その主要な構成要素が花びらということのよう。

もともとは葉であったのが変形したもので、だから花葉なのでしょう。

花びらは色鮮やかなものが多く、それに飾られた花は人の目を引きますね。

もちろん本来は人の目を引くためではなく、鳥や虫などの目を引くためのもの。花粉の輸送にそういうものたちの力を借りなければならないからですね。

そういうものたちを誘うために、美しい花びらで飾られた花の構造が発達したのだそう。

花粉とは生殖細胞。つまり花びらを含む花冠は、生物学的には種子植物の生殖器官なのです。

平安時代後期から、ただ花といえばそれは桜の花のことを指すのだとか。

来春にはまた賑わうかもしれないお花見も、だから生殖器官を皆で愛でているわけです。

そう考えると、不思議な気分になったりも…。

■■

さて…

〈Myrrhinidae科クセニアウミウシ属ハナビラミノウミウシ Phyllodesmium poindimiei 21年9月26日 沖縄島安和〉

学名種小名は『ポワンディミエの』の意。

ニューカレドニア東海岸のポワンディミエかな…。

『花びら』は、美しい背側突起からなのでしょうか。

 

 

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