予報では後半雨交じりな感じだったのですが…十分に日差しを浴びられた本日のやんばるです。
最高気温も真夏日近くまで上がりました。
明日は雨のようですが、明後日からはまた晴れ間が戻りそうです。
そして連休後半は、夏日な気温が続く日々になりそうな予報です。
風は南西。晴れのち曇。
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今日で平成が終わり、明日からは令和ですね。
つまり日付が変わる深夜0時が平成と令和との分かれ目。
分かれ目を表現する言葉に、瀬戸際という言い方がありますね。といっても、今夜が平成と令和の瀬戸際だ。なんて表現はしませんが。
瀬戸際が表す分かれ目は、勝負や成否などの分かれ目のこと。『生きるか死ぬかの瀬戸際』とか、『瀬戸際外交』なんて使われ方をしますよね。
瀬戸際の『瀬戸』は、両方から陸地がせまっている狭い海峡のことなのだとか。『せと』はもともと『狭戸・狭門』という意味だったそうで、『瀬戸』と表記されるようになったのは近世以降のことなのだそう。
また別の説では『セ(急)・ト(処)』で急潮を呼んだ語なのだそうで、そういう場所は船が無事に通過できるかどうかの、まさに生死の境目なので、それが瀬戸際という言葉に繋がっていくよう。
同じ由来を持つのが瀬戸内海。外海である日本海や太平洋に出るためには『せと(狭戸・狭門)』、つまり狭い海峡を通過しなければなりません。『せと』の内側の海というわけですね。
もう一つ、瀬戸といえば『瀬戸物』。陶磁器全般の通称になっていたりしますが、本来は瀬戸焼のこと。愛知県瀬戸市を含む愛知岐阜両県の焼き物で、シェアは全国の7割なのだとか。
この瀬戸物の瀬戸も前述までの瀬戸と同じ由来なのだそう。実は瀬戸には、狭い海峡という意味の他にもう一つ川の瀬の幅が狭くなった所という意味もあるのだとか。瀬戸市は川を挟んで谷が狭くなっている地形が特徴なのだそうです。
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さて…
〈イロウミウシ科アデヤカイロウミウシ属セトイロウミウシ Goniobranchus setoensis 19年3月12日 沖縄島安和〉
学名種小名は『瀬戸の』の意。
接尾辞が ensis ですから、タイプ産地ですね。
見た目は陶磁器のように綺麗ですけど…。