週が明けても寒~い日が続いてます沖縄島です。
エキジットしたらそくお湯…な感じのこの頃です。
風は北。曇時々晴れ間。
〈スズメダイ科クマノミ亜科クマノミ属ハマクマノミ(Amphiprion frenatus) 11年11月17日 沖縄島新里〉
画像は幼魚。
本種の幼魚は2~3本の白色横帯を持ち、成長と共に頭部の横帯のみになるんだとか。
でも、こんなのもいます。
画像の個体よりこちらのほうがずっと小さいのですが…。
この形態差は、何に起因してるんでしょう。
どちらも本部半島エリアで撮影したものですから、地域差とかではないような気がするんですが。
もっと局地的な環境差でしょうか。
あるいは幼魚のときだけ違う形態をうみだす、2つの系統があったりとか…。
さらには成魚も、よくよく見れば違った形態だっりして…。
当地では最もよく出会うクマノミですが、思考の迷宮に誘ってくれる魚です。
まあ、ヒトの形態差もかなり激しいですが…。
空もまずまず、海もまずまず、風もゆるく体感の寒さもやわらぎ、穏やか~な一日だった本日の沖縄島です。
風は北東~東。晴れ。
〈スズメダイ科クマノミ亜科クマノミ属セジロクマノミ(Amphiprion sandaracinos) 11年11月17日 沖縄島新里〉
トウアカクマノミについで個体数が少ない本種。でもまあクマノミ類は皆イソギンチャクから離れませんから、行くところに行けばほぼ必ず見れるという被写体。
オレンジの体に背中の白線…。
英名では体色のほうに注目して、『オレンジ・アネモネフィッシュ』
和名のほうは白線に注目して、『セジロクマノミ』
どちらに注目するかに、国民性がでてたりしますかねぇ?
鮮やかなオレンジ色だから、『ダイダイクマノミ』とかでもよかったような気もしますが……。
本日は冷たい雨…、まあなんというかこの頃ず~っと冷たい雨な感じの沖縄島です。
週間予報にも、なんか晴れマークは見あたらないし…。
しかしながら、今日の海はベタベタの凪。透明度も良好。
海のコンディションがいいと、雨や寒さがそんなに気にならなくなるのはなんででしょうかねぇ?
陸の寒さに引きずられるように水温も順調に低下中で、今日のポイントでの水温は23℃。
さすがに1時間以上水中にいると、明確に寒さを感じたりします…。
風は北東~北。雨が降ったり止んだり。
〈ウツボ科ウツボ亜科ハナヒゲウツボ属ハナヒゲウツボ(Rinomuraena quaesita) 11年11月2日 沖縄島安和〉
アゴがはずれたりしないんですかねぇ…。
週が明けてもなかなかに寒~い感じのやんばるです。
雨が冷たい……。
まあでも、海のほうはかなり落ち着きました。
風は北東。雨交じりの空模様。
〈ハゼ科ハゼ亜科ネジリンボウ属ヒレナガネジリンボウ(Stonogobiops nematodes ) 11年11月2日 沖縄島安和〉
画像中央の個体は遠いところにいるわけじゃなくて、手前の個体のすぐ向こうにいます。
つまりは、成魚ぬきの幼魚写真です。なんか遠近法っぽくなってますが…。
〈同種同個体 同日 同ポイント〉
ヒレナガネジリンボウの幼魚は完全なミニチュア型幼魚ですが、どうでしょう?
成魚と形態は変わらなくても、なんとなく子供っぽく見える気がするんですが。
あどけなさ…というか、けがれてない感じがしたりも…。
予報では曇空だったはずなんですが、実際には日焼けまっしぐらな空模様になった本日の沖縄島です。
インターバルでは、最初はポカポカで気持ちよかったんですが、そのうち暑くて…汗がにじむ…って感じでした。
もちろん大歓迎な天気ですが。
ところで今日、本部港の沖で不発弾の処理が行われました。
で、もちろん本部半島海域では潜らず、恩納村で潜ってたんですが…。
午前11時30分頃、水中に『バッシューン』って感じの迫力ある音が響き渡りました。
あれって不発弾の爆破音だったのかなぁ?
新聞によると不発弾の総重量は163.2㎏だとか。
もしあの音がそうなら、本部港から万座毛まで響く威力に、あらためてビックリ……。
風は東。晴天。
〈ベラ科カンムリベラ亜科イトベラ属イトベラ(Suezichtys gracilis) 11年11月2日 沖縄島安和〉