Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

音楽的喜怒哀楽(オドリカクレエビ)

2018-04-10 18:04:43 | エビ・カニ類

昨日辺りからまた気温も上がり、本日は気持ちいい陽気になったやんばるです。

青い空、凪の海で、いうことなしの一日でした。

今週は何だか変わりやすい天気になるようですが、暖かい日は続きそうです。

風は南東~南。晴天。

■■

昔話の浦島太郎は、亀に連れられて竜宮城に着いたあと、鯛や比目魚の舞い踊りで歓待されますよね。

『舞』と『踊り』の違いって解ります?

何でも、メロディーに合わせた旋回運動を主としたものを『舞』というのだとか。

一方、リズムに合わせた跳躍運動を主としたものを『踊り』というのだそう。

本来は『舞』と『踊り』は厳然と区別されていたそうですが、最近はそうでもないみたいです。

『ダンス』の和訳として『舞踊』という言葉が使われるようになったのが、その原因だとか。

『踊り』は人間の喜怒哀楽を表すのに適した音楽的な動きなのだそうで、民衆から生まれたもののようです。

その起源は一説によると、『念仏踊り』なのだとか。

『念仏踊り』とは、念仏を唱えながら踊るという日本の伝統芸能で、こちらの起源は『雨乞いの踊り』なのだそう。

なるほど、喜怒哀楽に直結してそうな気がしますね。

また『盆踊り』は、この『念仏踊り』から派生したものなのだとか。

さらにはそこから、『阿波踊り』や当地の『エイサー』と繋がっていくのだそうです。

まさに〈民衆から生まれたもの〉という感じがしますね。

■■

さて…

〈テナガエビ科ホンカクレエビ属オドリカクレエビ Periclimenes magnificus 沖縄島安和グスク〉

画像は雌個体。

イソギンチャク類やナガレハナサンゴ等と共生するクリーナーシュリンプ。

学名種小名は『華麗な』の意。

外見からなのでしょうけど、雄よりも雌により相応しい学名ですね。雄には斑紋がほとんどありませんから。

〈同種同個体 同日 同ポイント〉

和名のほうは、身体を左右に振って踊るようなしぐさをすることが由来。

実は喜怒哀楽を表現していたりして…とか思ってみたりも……。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする