Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

アイドル、非アイドル…(ヒナギンポ&モンツキカエルウオ)

2012-10-29 18:57:37 | イソギンポ科

週が明けてもコンディション良好な沖縄島です。

風はゆるく海は凪。日差しもポッカポカ…。

気持ちのいい日が続くこの頃です。

風は北~北東。晴天。

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〈イソギンポ科ヒナギンポ属ヒナギンポ(Nannosalarias nativitatus) 12年9月6日 沖縄島ホーシュー〉

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〈イソギンポ科ハナカエルウオ属モンツキカエルウオ(Blenniella chrysospilos) 12年9月6日 沖縄島ホーシュー〉

イソギンポ科の二種。

撮影ポイントはドロップオフで、どちらもその棚上での被写体。

個体数はヒナギンポが圧倒的に多く、モンツキカエルウオは少ない印象。

で、被写体としての人気はモンツキカエルウオが圧倒的。

どうしてでしょうねぇ…。

可愛さ、美しさ、コミカルさ、どれも二種で大きな差はないように思えるのですが。

『※※ギンポ』よりは『※※カエルウオ」って名前の方が、愛らしく感じたりはしますが…。

被写体としてのアイドルと非アイドルの差は、どのあたりから生じてくるのでしょうか?

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天高く…(キヌハダウミウシ属の1種)

2012-10-25 18:55:30 | ウミウシ

早朝の冷え込みと日中の暖かさ(というか暑さ)の差が激し~この頃の沖縄島です。

今日の前半は特に雲一つない青空がひろがり、まさに天高く…って感じの秋の空模様でした。

このコンディションが週末まで続きそうです。

風は北東。晴れ、のちときどき曇り。

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〈キヌハダウミウシ科キヌハダウミウシ属の1種(Gymnodoris sp.) 12年10月8日 沖縄島ホーシュー〉

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ウイ…うい…(ウイゴンべ)

2012-10-22 18:52:19 | ゴンベ科

夏の風向、海は凪~、な本日の沖縄島です。

陽光もサンサンでほとんど真夏日な気温…。

エキジット後の体もすぐに暖まっていい感じ。

でも秋の蝉なオオシマゼミの鳴音が、盛大に響いているこの頃です。

風は南東。晴天。

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〈ゴンベ科ウイゴンベ属ウイゴンベ(Cyprinocirrhites polyactis) 12年9月8日 沖縄島ホーシュー〉

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彼は生命である以上、生滅する現象の一つだ。

つまりは有為な存在。

他の仲間たちと違って、彼は活発に浮遊する。

はごろもを纏った天女か仙人のように。

僕らには見えない羽衣を身につけているのかもしれない。

遊泳することを好む彼だって、じっとうずくまるときもある。

まるで、雨意の世界に憂いを感じているかのような瞳で…。

けれど、その姿もまた愛い……。

初めて彼に出会ったとき、宇井先生は何を思ったのだろう?

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なんてね…。

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防戦中…(アミメサンゴガニ)

2012-10-18 19:08:50 | エビ・カニ類

台風21号はようやく去ってくれました。

が、海は今日が一番荒れてる感じです…。

今年の沖縄への台風接近数は平年の1.5倍なんだとか。

まあでも、それもようやく終わり……

ですよね?

風は強い北西。曇りのち晴れ。

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〈サンゴガニ科サンゴガニ属アミメサンゴガニ(Trapezia septata) 12年9月8日 沖縄島ホーシュー〉

まあどうも、アミメサンゴガニです。

ご覧の通り、只今防戦中です。

さらによく見ていただくとわかると思いますが、私母です。

生まれてくる我が子のためにも、マイホームを守らなければ…です。

母は強しですから。

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〈同種別個体 同日 同ポイント〉

あ、どうも、アミメサンゴガニです。

ダンナです。

僕も妻と子と我が家を守るためにがんばってます…。

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なんてね…。

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停滞…迷走…接近?(キオネミクティス・ルメンガニィ)

2012-10-11 19:12:40 | ヨウジウオ科

日差し少なめ風強め…な本日の沖縄島です。

エキジット直後に風に吹かれると、ちょこっと肌寒いかなぁって感じ。

さてさて台風21号は、なんだか南の方で停滞気味…。

予想進路も迷走気味…。

その後は沖縄島に接近する気配も…。

しかも接近するとしても来週になりそうで…。

しばらくの間は、ずっと台風を気にしながら潜ることになりそうです。

風は強い北東~北。曇ときどき晴れ。

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〈ヨウジウオ科ヨウジウオ亜科Kyonemichthys属Kyonemichthys rumengani(通称ピグミーシードラゴン) 12年9月1日 沖縄島安和〉

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寒露(アゴアマダイ科の1種)

2012-10-08 18:51:03 | アゴアマダイ科

本日は二十四節気の寒露。

寒露は晩夏から初秋にかけて野草に宿る冷たい露のことだそうで、本格的な秋の始まりなんだとか。

まあ確かに早朝なんかはめっきり涼しくなってます。

が、洋上には台風21号が…。

沖縄島の手前で北上しそうですが、どうなることやら…。

季節感が掴みにくいこの頃の沖縄島です。

風は北東。曇空。

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〈アゴアマダイ科の1種(Opistognathidae,gen.et sp.indent.)通称ジョーフィッシュ 12年8月17日 沖縄島安和〉

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彼女は、大きな瞳で見つめている。

何を?

たゆたう水を、その先の水面を、さらに先の天空を。

そこに浮かんでいる月を探しているのかもしれない。

陽光を反射して、彼女と同じ色彩を放つ月を。

まるで鏡に身を映すように。

鏡の中で、輝きを放つことを願うように。

けれど…。

夜の世界が沈む頃、月の跳躍を待てずに彼女は眠りにつく。

扉を硬く閉ざし、水底のさらに底で。

彼女が月を仰ぎ見られるのは、夢の内側でだけ…。

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なんてね…。

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夏と秋の狭間…(ハナゴイ)

2012-10-05 18:50:27 | ハタ科

秋晴れなのか残暑なのか…微妙な感じの沖縄島です。

まあとにかく晴天の日が続いてます。

海もまずまずのコンディション。

水温はゆるやか~に下がり始めてますが、インターバルで十分以上に熱を取り戻すことのできるこの頃です。

風は北東。晴天。

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〈ハタ科ハナダイ亜科ナガハナダイ属ハナゴイ(Pseudanthias pascalus) 12年8月12日 沖縄島崎山〉

画像は幼魚。

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「綺麗な紫ね」

 僕の肩越しにモニターを覗き込み、彼女が言う。

「そう。鮮やかな、あるいは艶やかな紫だね」

 画像を見つめたまま、僕は頷く。

 斜めに上昇する一瞬を切り取られた魚は、何処を目指しているのだろう。

「この紫はパープルかしら? バイオレットかしら?」

「さあ…? どう違うの?」

「パープルは赤みの強い紫。京紫ともいう。バイオレットは青みの強い紫。江戸紫ともいわれるわ。あなたならどちらを選ぶ?」

「僕ならパープルかな…」

「どうして?」

「う~ん、何となく。この子は幼魚で、ハナダイ亜科は雌性先熟だからまず女の子になる。女の子から赤。あるいは艶やかな女の子→舞妓→京都→京紫→パープル、って感じかな」

「連想ゲームね。でも将来男になるかもしれないんでしょう?」

「まあ、そうだけど…。君は?」

「じゃあ、私はバイオレット」

「どうして?」

「この画像を見てると、上昇するこの子はこのあと放物線軌道を描きそうに思えるの。放物線軌道といえばニュートン力学。ニュートン力学といえばアイザック・ニュートン。アイザック・ニュートンは虹の7色を定義した人物でもあるの。そして虹の紫は、バイオレットだから」

「じゃあ君は、力学的にバイオレットを選ぶんだ?」

「そう、力学的にバイオレットを選ぶの。ところで、この魚は群れるの?」

「うん。幼魚も成魚も群れで泳ぐよ」

「それなら、どちらの紫であっても似合っているわ」

「どうして?」

「もともと紫は植物のこと。群生する植物で、その名前は『群れて咲く』が語源だといわれているわ」

「確かに…、水中で群れ泳ぐ姿は咲きほこる花のように思えたりするよ。紫を纏い踊る花やかな女の子達ってところかな」

「でもね、紫の花は白いの。紫色は根の色なのよ」

 振り向くと、彼女はイタズラっぽく微笑んでいた。

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なんてね…。

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神無月(ツバメタナバタウオ)

2012-10-01 18:38:46 | タナバタウオ科

17号は過ぎ去ってくれましたが、海はまだうねり残りな沖縄島です。

我が家は28時間ほど停電…。

昨夜は電気復帰後にバタバタと忙しく、じっくりと中秋を観月することもなく9月が終わった感じ。

今夜のんびりと十六夜の月を眺めることにします。

風は北。晴天そして黄金色のサンセット。

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〈タナバタウオ科タナバタウオ亜科ツバメタナバタウオ属ツバメタナバタウオ(Assessor randalli) 12年8月12日 沖縄島崎山〉

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あ、どうも、ツバメタナバタウオです。

この辺りでは、シモフリじゃない方のタナバタウオなんて呼ばれたりしてます。

あるいは被写体として人気ない方とか…

地味な方とか…

なんか普通な方とか…

暗いところにいるから性格も暗いんじゃない? とか…

ちょっと待って下さいよ!

暗いとこにいるから分かりにくいだけで、僕だって綺麗な藍色してるんですよ。

それに鰭の赤ラインだってクールな感じでしょう?

性格も暗くないですよ、ちょっとビビリだけど…。

だから、ライト照らして撮っちゃって下さいよー。

たださっきも言いましたけど、正直かなりビビリなんで、サッとライトあてて、サッとピント合わせて、サッと撮って下さいね~。

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なんてね…。

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