Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

冷光(セノウヒカリイシモチ)

2022-01-18 18:14:38 | テンジクダイ科

昨日のような冷たい雨は降りませんでしたけど、なかなかに風が冷たかった本日のやんばるです。

ときどきの晴れ間がとても心地良い一日でした。

明日は今日以上に晴れ間がありそう。

月末にかけては暖かな日が続く見通しなのだとか。

沖縄気象台が昨日、高温に関する早期天候情報を発表していましたから。

農作物の管理などには注意が必要なようですが、ダイバーには大歓迎ですね…。

風は北東。曇ときどき晴れ。

■■

『発光器官』

生物発光を行う器官として発光動物の多くが持つ効果器のこと。

発光を行う動物は散発的で、系統的繋がりはないのだとか。まあ、それぞれの事情があるのでしょう。

生物発光には二つのタイプがあり、自分で細胞から発光素を分泌して、それが触媒により体内もしくは水中の酸素で燃焼して起こるものを『自力発光』と呼ぶのだそう。ルシフェリンールシフェラーゼ反応による発光ですね。

それに対して共生バクテリアが共生することによって発光するものを『共生発光』と呼ぶのだとか。もっとも共生バクテリア自身はルシフェリンールシフェラーゼ反応で発光しているのだそうですが。

自力発光の代表格はホタルですよね。海の生物ではサクラエビでしょうか。

共生発光と言えば、ミミイカ類やマツカサウオ、チゴダラ、ホタルジャコ、ヒイラギ等々。

共生発光は海の生物ばかりのイメージが…。

水中生物に関して言えば、自力発光するのは深海性の魚で、共生発光するものは浅海から深海までわたっているのだとか。

前述の通り、どちらの発光も結局は『ルシフェリンールシフェラーゼ反応』によるもの。

これは酸化反応によって起こるものですから、熱をともなわないのだそう。

それでこの発光は『冷光』とも呼ばれるのだそうです。

■■

さて…

〈テンジクダイ科コミナトテンジクダイ亜科ヒカリイシモチ属セノウヒカリイシモチ Siphamia senoui 21年11月15日 沖縄島安和〉

学名種小名は『瀬能氏の』の意。

和名と共に、魚類学者の瀬能宏博士への献名です。

ヒカリイシモチ属の種は腹部に発光器があり、管で腸と繋がり、取り入れた発光バクテリアとの共生で発光するのだそうです。

 

 

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最も硬い器官(リュウキュウヤライイシモチ)

2018-11-26 18:26:37 | テンジクダイ科

薄曇り、あるいは薄晴れ…という感じだった本日のやんばるです。

台風28号はほとんど問題なさそうで、遠からず温帯低気圧になるようです。

今週は暖気が北上する一週間になりそうですね。

風は東。曇ときどき晴れ。

■■

普段僕らは動物の名前を学名で呼んで会話することってないですけど、恐竜の名前だけは違いますよね。

ティラノサウルスとかトリケラトプスとか、これらは学名、つまりラテン語(古ギリシャ語)ですから。

え? 普段恐竜について会話しないですか? マジっすか? 僕の周りでは恐竜は天気の次に日常的な会話の一ジャンルなのですが…。

まあ冗談はさておき、学名にはその種の特徴が織り込まれているものが多いですよね。

恐竜でいうと、○○サウルスの『サウルス』はトカゲの意味ですし、○○オプスの『オプス』は○○な顔という意味。あるいは○○ニクスという名前もあり、これは○○な爪という意味。つまりこれらは全体的な形態や顔や爪に特徴があるのでしょう。

さらには○○ドンという名前も多いですよね。『ドン』は○○な歯という意味。きっと歯に特徴があるのでしょうね。

歯は口腔内にある咀嚼するための一番目の器官で、人体で最も硬い器官なのだとか。

脊椎動物では歯を持つものは多く、人間は乳歯と永久歯の二組を持つ二生歯性。

ネズミ類のように、一組の歯が伸び続ける一生歯性の動物もいれば、サメ類のように二週間に一組ずつ新しい歯が作られていく多生歯性の動物もいます。

魚類の歯はその食性によって様々な形をしていています。

多くの魚は円錐歯を、魚食性の魚は犬歯状歯を、貝殻その他の硬い餌を捕食する魚は臼歯を、岩礁などに固着する生物を食べる魚は門歯状歯を、付着ソウ類を食べる魚は櫛状歯を、柔軟な餌を食べる魚は絨毛状歯を、持っているのだとか。

そして魚類の歯は、脱落すると何度でも新しい歯が生えてくる多生歯なのだそう。

その点は羨ましいなぁ…。

■■

さて…

〈テンジクダイ科ヤライイシモチ属リュウキュウヤライイシモチ Cheilodipterus macrodon 18年10月9日 沖縄島安和〉

画像は幼魚。

学名種小名は『大きな歯』の意。

本種は、両顎にある犬歯が大きいことが特徴です。

 

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巻いて、握って、締めてかかる(ヒトスジイシモチ)

2018-11-02 19:23:53 | テンジクダイ科

雨は降りませんでしたが、ほぼドンヨリな空模様だった本日のやんばるです。

週末は雨交じりの予報ですが気温は上がるようで、暖かく感じるのか肌寒く感じるのかは…。

雨量次第かな。そんなに強くは降らないようですが。

風は北東。曇、一時晴れ。

■■

引く、取る、ゆるめる、締める、締めてかかる…

これ、頭に手綱がつく言葉です。

手綱といえばまず思い浮かぶのが、馬具の手綱。轡の左右に結びつけた綱で、『手綱を引く』といえば乗り手がこの綱を握って馬を操ること。

そこから比喩的に、勝手な行動を他者がしないように枠をはめること。『手綱を取る』・『手綱をゆるめる』なんて使います。

まあどちらも、馬にも人にも使えるのでしょうけど。『手綱を締める』なんて、どちらにも使える意味を持つ慣用句もありますから。

手綱には、細長い布、帯、鉢巻きなどの意味もあって、烏帽子の上に締める鉢巻きを『手綱(たづな・たんな)』と呼んだのだとか。

烏帽子を被る時代の武士なんかは、自身も手綱をつけて、馬の手綱を握って戦に出かけたのでしょうか。

さらに室町時代には、『ふんどし』のことを『手綱』と呼んでいたのだそう。当時は高級品だったようですが、江戸時代には一般庶民にも浸透し、江戸初期には『下帯』、江戸後期には『ふんどし』という呼び方が定着したのだそうです。

この頃の『ふんどし』は下着ではなく、働く男性の仕事着だったのだとか。そういえばふんどし姿の男性が描かれている浮世絵は多い印象ですよね。

最初の言葉のうち、『締めてかかる』は実は手綱ではなくふんどしにつく言葉。決心を固くし、気持ちを引き締めて事に当たる、という意味。

すると烏帽子を被る時代の武士なんかは、手綱を巻いて、手綱を握って、手綱を締めてかかって戦に出かけたのでしょうか。とか思ってみたり…。

■■

さて…

〈テンジクダイ科ヒトスジイシモチ属ヒトスジイシモチ Pristiapogon fraenatus 18年9月13日 沖縄島安和〉

画像は幼魚。

学名種小名は『手綱をつけた』の意。

体側中央を走る黒色縦帯模様からでしょうか。

するとこれは馬具の手綱からなのでしょうか。

〈同種同個体 同日 同ポイント〉

 

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Short picture(タイワンマトイシモチ)

2018-08-31 19:59:19 | テンジクダイ科

気持ちのいい青空と凪の海…、という日が続いてますやんばるです。

嵐の前の静けさ…、とかでなければ良いのですが…。

台風21号は、今のところ大東島の東側を北上していきそうですね。

沖縄島に、どのタイミングでどのくらいの影響があるのかは微妙な感じです。

猛烈な強さですからねぇ…。

風は南東。晴天。

■■

マウリッツ・コルネリス・エッシャーはオランダの画家で、〈トロンプ・ルイユ〉つまりだまし絵で有名な人物です。

たぶん誰でも、彼の作品を一度はどこかで目にしたことがあるのではないでしょうか。

例えば流れ落ちているはずの滝の水が、いつの間にか滝の始点に戻っている『滝』という作品や、その構造がとても不可思議なちぐはぐになっている建物を描いた『ベルヴェデーレ(物見の塔)』という作品などが有名です。

エッシャーの作品そのものではなくても、それをモチーフにした作品などにはあちらこちらで出会えるような気がします。

その彼の作品に『メタモルフォーゼⅡ』というものがあります。

この作品、縦の幅は20センチメートルなのですが、横の長さはなんと約4メートルという非常に細長い作品です。

変身という意味を持つメタモルフォーゼという言葉が、その言葉通りにいろいろな図柄に変容して、最後にまたメタモルフォーゼに戻るというものなのですが、こう書くだけではこの絵の面白さは全然伝わらないでしょうね。

エッシャー展は今日本を巡回中ですので、興味のある方は『メタモルフォーゼⅡ』の実物をご覧になって下さい。

東京展は終わってしまいましたが、大阪展は11月から始まるようです。

ところで長さ4メートルの絵画は世界で一番長い絵画ではないだろうか、と思って調べてみたら…

いやいや4メートルどころではありませんでした。

世界で一番長い絵画は3444.1メートルなのだとか。

これ、世界一長い絵画としてギネスに登録されているのだそう。というか、ギネス記録に挑戦するプロジェクトで制作された絵画のようです。

■■

さて…

〈テンジクダイ科タイワンマトイシモチ属タイワンマトイシモチ Foa brachygramma 18年7月24日 沖縄島新里〉

画像は幼魚。

学名種小名は『短い絵(図柄)』の意。

長い絵があるのだから、短い絵もまああるのかな…とか思ったりもしましたけど、長い絵というのはイメージできても短い絵というのは上手くイメージできなかったり。

図柄というか模様が、近縁種と比べて短いとかでしょうか。

この学名も、いろいろと妄想を誘う系の名前だなとか思えたりも…。

 

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透明な血(ホソスジナミダテンジクダイ)

2018-08-24 19:30:03 | テンジクダイ科

空模様は少々不安定、海のコンディションも少々不安定だった本日のやんばるです。

台風19号の影響か、近海に発生した熱帯低気圧の影響か、あるいは二つの影響が連なっているのかも…、って感じです。

週末から来週にかけても、似たような状態が続きそうな雰囲気です。

風は南東~南。曇ときどき晴れ、一時雨。

■■

『毛細血管から得た血液から血球を除き、液体成分のみを取り出したもの』

これ、何だか解ります?

この場合の毛細血管がどこの毛細血管かというと、それは涙腺内の毛細血管。というとすぐに解ったと思いますが…、これは涙のことです。

つまり涙の原料は血液。といってもその98パーセントは弱アルカリ性の水ですが。

弱アルカリ性ということは、重曹を水に溶かしたのと同じような感じでしょうか。溜めると掃除に使えるのかな…。

それはともかく、涙には四つの役割があるのだとか。

その1、眼の表面(角膜・結膜)への栄養補給。

その2、瞼を円滑に動かす潤滑剤。

その3、細菌・紫外線から目を守る防御壁。

その4、雑菌の消毒。

あらためて役割を知ると、涙頑張ってるなぁ…って思えたりも。

涙というと目から溢れ出る滴だけをイメージしてしまいますが、分泌された涙は眼の表面を通過したあと、なんだかんだで再吸収されるのだそう。

いわゆる『泣いている』という状態でなくても、涙は出ているわけですね。1日平均2~3ccは分泌されるのだそうです。

因みに激しく泣いたときに鼻水が出たりしますが、あれは涙が鼻涙管を経て鼻に流れ込んだものなのだとか。

また通常の涙の他にも、タマネギを切ったときやあくびのときに出る涙などは反射的な涙と分類されるのだそう。

さらに涙の分類にはもう一種あって、それは感情の涙。悲しみや喜びで感情が高ぶったときに多量に分泌される涙ですね。

この涙はストレスホルモンを含んでいて、涙を流すことでストレスホルモンを排出しているという説があるのだとか。

あるいは泣くことで、エンドルフィン(幸福ホルモン)が出るという説もあるのだそうです。

悲しいときにも嬉しいときにも、涙を流すことは良いことなのかもしれませんね。

■■

さて…

〈テンジクダイ科ナミダテンジクダイ属ホソスジナミダテンジクダイ Nectamia fusca 18年7月17日 沖縄島安和〉

画像は幼魚。

学名種小名は『黒ずんだ』の意。

眼から頬部に(涙のような)先細りの黒色斜帯があるのが、ナミダテンジクダイ属の特徴です。

感情が高ぶっているのかも…。

 

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千日の鍛、万日の錬(ミナミフトスジイシモチ)

2018-01-15 19:08:19 | テンジクダイ科

陽光タップリでポッカポカ、海はベタ凪な本日のやんばるです。

今週は日照は少なそうですが、気温は高めで推移するようです。

風は北東~東。概ね晴れ。

■■

『千日の稽古をもって鍛とし、万日の稽古をもって錬とす』

五輪の書に宮本武蔵はこう書いているのだとか。

千日というと約三年、万日は約三十年。それくらい稽古しないと武道のスキルは完成しない、ということでしょうか。

武道の有段者が締める帯といえば黒帯。

胴着の帯は頻繁に洗濯することがないので、年季を経るごとに色合いが変わり最終的に黒ずんでいった、というのが黒帯のルーツなのだそう。どれくらいで黒くなるのでしょうね。千日でしょうか。万日でしょうか。まあ相当な稽古期間が必要でしょうから、本来の黒帯の意味はすごいですね。

因みに柔道の最高位は赤帯なのだとか。これって、血が滲むくらい稽古したってことなのでしょうか…。

■■

さて…

〈テンジクダイ科スジイシモチ属ミナミフトスジイシモチ Ostorhinchus nigrofasciatus 17年12月7日 沖縄島安和〉

画像は幼魚。

学名種小名は『黒い帯の』の意。

黒色縦帯模様のことでしょうね。

画像の個体は黒と黄色の虎縞模様になってますけど、黄色と黒の組み合わせと言えば警告色。

でも黄色味のないタイプもありますから、関係ないのでしょうか。

そういえば、虎の縞模様は黄色と黒という組み合わせには意味がないのだとか。色ではなく縦縞であるというそのことがカモフラージュ効果として意味を持っているのだそう。

本種もそうなのかなぁ…。

 

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涙は裂けません(キンセンイシモチ)

2018-01-05 17:59:52 | テンジクダイ科

前線通過で、前後半でガラリと風向が変化した本日のやんばるです。

早朝は南風だったので、久しぶりに寒さを感じることのない朝だったのですが…。

週末に再び前線が通過しそうで、今日のような天候が続きそうな感じです。

風は南西のち北西。一日中雨交じり。

■■

we can't tear our tears.

「涙を裂くことなんてできない」

それはそうです、涙は液体ですから。じゃなかった。〈tear〉が二つ出てきてることだった。最初の〈tear〉は裂くという英単語で、二番目の〈tear〉は涙のこと。この二つの言葉は発音は違うのですがスペルは同じ。何故そうなったのでしょうね。因みに二つの語源は違うのだそう。

裂くという英単語には〈split〉というのもありますけど、〈tear〉のほうは紙を手でビリビリと裂いたときのように、裂け目がギザギザな感じで、〈split〉の方はもっときれいに裂かれたというか分裂・分割されたようなイメージなのだとか。

裂くといえば、『鮭』

鮭の語源には諸説ありますが、その一つに『裂ける』が『鮭』になったというものが。というのも鮭の肉には筋があり、身が裂けやすいのだとか。

裂けるといえば、『口が裂けても言えない』なんて慣用句がありますが…。

もちろん、それぐらいの目にあっても口外しないという決意を表しているのでしょうけど、本当に口を裂かれたら痛くてしゃべれないですよね。それこそ涙は出ても言葉は出ないのでは…。

そうそう口が裂けると言えば…

その昔『口裂け女』の都市伝説みたいなものがものすごく流行りましたけど、今どきの子供たちは知ってるのかなぁ。ポマードとか…。

■■

さて…

〈テンジクダイ科スジイシモチ属キンセンイシモチ Ostorhinchus properuptus 17年12月4日 沖縄島安和〉

画像はまだ幼魚。

学名種小名は『近くに+裂けた』の意。

近くに裂けた…? どういう状況かうまくイメージできませんが…。

黄色(金色)縦帯のことを表現しているのでしょうか。分断されて縦帯状になったみたいな。

ということはこの『裂けた』感は、〈tear〉ではなくて〈split〉の方でしょうか。

〈同種同個体 同日 同ポイント〉

すごくどうでもいいことなんですけど…

学名種小名のラテン語読みの『プロペルプトゥス』って、P音が三つ並ぶと何だか可愛い響きだなぁ…とか思えたり。

まあ、僕だけでしょうか。

 

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パクパク、ブツブツ…(ネンブツダイ)

2017-07-31 20:00:56 | テンジクダイ科

台風9号も10号も、結局は沖縄島に近づくことはなく、大陸方向へと去っていきました。

もう台風でもなくなってますし…。

海にも大きな影響はなく、灼熱~な週明けになってます。

5号の動きはまあ気になりますけど、こちらも沖縄島には特に影響はない予報になってます。

しかしまあ暑い…。

暖気の流れ込みが激しく、連日猛暑日寸前まで気温が上がる日々。

さらにはスーパー熱帯夜が続いてますやんばるです。

風は南東。晴天。

■■

念仏とは、仏を念じること。

念仏には〈法身の念仏〉、〈観念の念仏〉、〈称名の念仏〉と3つあるのだとか。

〈法身の念仏〉とは、理法としての仏を念じること。〈観念の念仏〉とは、仏の功徳や仏の相を心に思い浮かべてみること。〈称名の念仏〉とは、仏の名を口に称えること。

なのだそう。

よくわかりませんね……。

ただ、現代念仏といえば、それは〈称名の念仏〉指すのが通常なのだそう。

それはつまり『南無阿弥陀仏』のことです。

あっ…『南無阿弥陀仏』ってお経の一文じゃあなかったんですね…。

お経と念仏がゴチャゴチャになってたかも…。

■■

さて…

〈テンジクダイ科コミナトテンジクダイ亜科スジイシモチ属ネンブツダイ Ostorhinchus semilineatus 17年7月5日 沖縄島崎本部ゴリラチョップ〉

画像は幼魚。

少し前に体外運搬型保護について書きました。

本種も体外運搬型保護をする魚。しかも体外運搬型保護のうち最もポピュラーな『口内保育』をする魚です。

体外運搬型保護をする23科の魚類の内、約半数の11科が『口内保育』をする種だとされています。

口の中で卵保護するなら体内運搬型保護じゃないの…とか思いませんでした?

口の中は体外と見なされるのだそう。

さてその口内保育中に、口内の卵に新鮮な海水を送ろうと口をパクパクさせる動きが、念仏を称えているように見えることが和名〈ネンブツ〉の由来なのだとか。

■■

そしてもう一つ…

〈同種同個体 同日 同ポイント〉

本種は、繁殖期に浅瀬に集まりブツブツとつぶやくような音を立てるのだとか。

どうやって音を発しているのかよく分かりませんが、これは求愛行動の一つなのだそう。

この鳴音が、念仏のように聞こえるというのも和名の由来の一説なのだとか。

他にも由来の説があって、どの説が本来の由来なのかはハッキリしていないよう。

複数の説があり、そのどれが本説なのか分からないほど昔から、この名前を持っていた魚ということなのでしょうか。

ずーと昔から、〈パクパク〉と〈ブツブツ〉をやっていたのでしょうね。

 

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失われるまえ…(ミスジアカヒレイシモチ)

2016-09-27 19:24:54 | テンジクダイ科

17号の強風域からも抜け、早朝から蝉時雨が騒々しかった本日のやんばるです。

時間とともに風波は落ち着いていってますが…。

うねりって入ってくるのかなぁ…。

そんな気配は今のところないのですが。

風は南東。雨のち晴れたり曇ったり。

〈テンジクダイ科アカヒレイシモチ属ミスジアカヒレイシモチ Pristicon trimaculatus 16年8月7日 沖縄島安和〉

画像は幼魚。

学名種小名は『三つの斑点のある』の意。

えーと、鰓蓋上に一つありますよね。

尾丙部にも一つありますよね。

さてもう一つはどれでしょう…。

体側後部に見える薄~いやつでしょうか。

でも成魚にはこんな斑点は見られないですよね。

あるいは、和名にもなっている体側背部の3本の鞍掛状黒班のことでしょうか。

3本と数えてる時点で班点と考えるのはどうかと思えたりもしますが。

しかしこの黒班は成長とともに筋模様ではなくなり、短い斑紋になりますからひょっとして…。

というか、そうであるならそもそも何故和名がミスジなのかと思えてきたりも。

何にしても、この黒色模様(もう斑点とも斑紋とも言わないことにします)は、幼魚のときに特に明瞭なのだそう。

つまりこの子は〈纏うまえ系〉の反対ということですよね。

〈失われるまえ系〉とでも、呼んでおきますか…。

結構地味な子なのに、成魚よりも強い模様を纏っているなんて、少し不思議な気もしたり…。

 

 

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やわらぎ…(セホシテンジクダイ)

2016-01-15 18:19:53 | テンジクダイ科

昨日までの寒さは時間とともにやわらぎ、気温もグングン上昇した本日のやんばるです。

風もごく弱く日差しも十分だったおかげで、エキジット後も過ごしやすかったり…。

なにより水中が明るいと、水温以上に心地よく感じられたりも。

もっとも、実際に水温はいつもの冬よりまだ2℃ほど高いのですが。

この週末も、寒さはやわらいだままで過ごせそうです。

風は北東~東。晴れのち曇。

〈テンジクダイ科コミナトテンジクダイ亜科スジイシモチ属セホシテンジクダイ Ostorhinchus moluccensis 15年12月14日 沖縄島湾奥〉

画像は幼魚。

去年の4月にテンジクダイ科の分類体系が大きく変わったことを少し前に書きました。

本種も以前は、テンジクダイ科テンジクダイ亜科テンジクダイ属だったのですが上記のように変わりました。

個人的な印象としては、スジイシモチ属にはすごくしっくりくるなぁ…。

テンジクダイ科分類体系の変更で、図鑑の学名(属名)が役に立たなくなって……、ってこれも少し前に書きましたが、本種はさらにややこしかったり。

手元にある2008年発行の図鑑では、本種の学名は Apogon ventrifasciatus なのです。

けれどシノニム(異名同種)が確認されて、種小名が moluccensis に変更されることに。

そこから属名も変わってしまったので、件の図鑑とは二名の両方が異なる、学名だけ見ると別種のようになってたり。

まあ、それはいいとして…

以前の種小名は、『腹部に横縞のある』

画像の幼魚ではわかりにくいですが、成魚ではしっくりくる、いわゆる名は体を表す系の名前だったのです。

が、新しい種小名は『モルッカ諸島の・モルッカ諸島産の』

ホロタイプの採取場所なのか、発見場所なのか、分布の関係か、とにかく本種にちなんだ場所なのでしょうけど…。

何となく、残念に感じてしまうなぁ…。

 

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冬至…ですが…(シボリダマシ)

2015-12-22 18:48:28 | テンジクダイ科

本日は二十四節気の冬至…なのですが…。

寒さはなく、過ごしやす~い一日になったやんばるです。

冬至感まったくなしです。

そして先週冷え込み、今週は暖かくなったためか、1ヶ月ほど早く寒緋桜が開花してるそうです。

もっとも、二~三日ほど遅れてトゥンジービーサー(冬至の寒さ)はやってきそうですが。

風は東~南東。曇ときどき晴れ。

〈テンジクダイ科コミナトテンジクダイ亜科シボリ属シボリダマシ Fowleria vaiulae 15年11月24日 沖縄島安和グスク〉

本種はテンジクダイ亜科タイワンマトイシモチ属だったのに、いつの間にか変わってました。

和名は変わりませんでしたが、学名の方はすっかり変わっていたり…。

新しい学名種小名の接尾辞、つまり末尾は『ae』

前回に書いたりしました。献名というやつでしょう。そして女性への献名なのでしょう。

vaiul(ヴァイウル)は、ウクライナの方の名前なのだとか…。

きっと東欧的美人で……。

いや今回は妄想はなしで、現実的な話を。

今年の4月25日発行の論文によって、テンジクダイ科の分類体系が変わりました。

テンジクダイ科は4亜科に分けられ、そのうちの一つ、本種も含まれているコミナトテンジクダイ亜科には14の族が新設されました。

もちろんそのしたの属にも新称がいくつも加えられていたり。

結果手持ちの図鑑とは大きく異なる様相に…。

ああ、正誤表を作らないとなぁ…。

 

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ガンガン…(ヒトスジイシモチ)

2014-08-19 19:06:43 | テンジクダイ科

陽光ガンガン、海は凪~な本日のやんばるです。

朝一で虹を見られたりしたけど通り雨には出会わず、暑ーい一日でした。

風はやや強めでしたが、温風あるいは熱風…って感じで……。

当分こんな天気が続く予報でいい感じですが、また上昇し続けてる水温が気になったりしてるこの頃です。

風は南。晴天。

140819

〈テンジクダイ科テンジクダイ亜科テンジクダイ属ヒトスジイシモチ(Apogon fraenatus) 14年7月3日 沖縄島安和〉

画像は幼魚。

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投入…(セホシテンジクダイ)

2014-01-21 18:35:00 | テンジクダイ科

昨日は二十四節気の大寒でしたが、『え、今日ホントに大寒?』って感じの一日。

が…

本日は、『ホントは今日が大寒じゃないの…』って感じの一日に。

というわけで、新品のインナーベストを投入。

何でも明日はもっと寒くなるそうで、さらに新品のフードを投入することにします。

そんなこの頃ですが、沖縄島ではもうヒマワリが咲いているそうです…。

風は北。曇。

 

140121

 

〈テンジクダイ科テンジクダイ亜科テンジクダイ属セホシテンジクダイ(Apogon moluccensis)   13年11月28日 沖縄島安和湾奥〉

寄り添ってます…。

 

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やわらかい感じ…(ミヤコイシモチ)

2013-12-12 18:36:10 | テンジクダイ科

青灰色の空からやわらか~い光が滲み出てくるような空模様だった本日のやんばるです。

空気はヒンヤリしてますが、風が弱く寒さもやわらか~い感じ。

水中も思った以上に明るかったし…。

水温は、コンスタントに22℃を記録するようになってますこの頃です。

風は北東。曇時々日差し。

131212

〈テンジクダイ科テンジクダイ亜科テンジクダイ属ミヤコイシモチ(Apogon ishigakiensis) 13年11月1日 沖縄島安和湾奥〉

 

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師走(セホシテンジクダイ)

2013-12-02 18:46:44 | テンジクダイ科

陽光たっぷりで、過ごしやすかった本日のやんばるです。

当分の間は厳しい冷え込みもなさそうで、こんな日が続きそうな予報。

寒さに体も慣れてきて、衣替えもしたし、今週は気持ちよく潜れる一週間になりそうです。

何でもやんばるでは、気の早い桜がもう開花してるのだそう。

桜も気持ちよく感じてる今日この頃なのかも…。

風は北~北西。晴天。

131202

〈テンジクダイ科テンジクダイ亜科テンジクダイ属セホシテンジクダイ(Apogon moluccensis)   13年10月11日 沖縄島安和湾奥〉

当地では観察例が少ない印象の本種。

ただ、内湾のいわゆる泥場に生息してる印象なので、これからの季節によく出会うことになりそう。

 

 

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