Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

宿題(シマイソハゼの1種)

2006-08-30 18:30:39 | ハゼ科

またまた夏休みネタ。真栄田岬で会った某ショップのオーナーが、

「今日俺、取材されるんだよ」

とのこと。雑誌かなにかかと思ったら、娘さんが夏休みの自由課題で『お父さんの仕事』を取材するらしい。程なく娘さんがお母さんとやってきて、お父さんの働く姿を撮影してました。しかし娘さんより、「あれを撮りなさい。これも撮りなさい」と細かく指導してたお母さんのほうが大変そうだったなあ…。

それを眺めてると、小学校のときの自分が8月31日に号泣しながら夏休みの宿題やった記憶がよみがえってきたりした……。

海は凪。半分曇り、半分晴れって感じの天気。

060830

〈ハゼ科ハゼ亜科シマイソハゼ属の1種(Trimmatom sp.) 06年8月1日 沖縄島ホーシュー〉

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多発(オバケインコハゼ)

2006-08-28 18:13:53 | ハゼ科

予想どおり週末までベストコンディションが続いた沖縄島。そのおかげで先週末は目まぐるしく過ぎ去りました。今日はほっと一息って感じです。

世間的には夏休み最後の週末だったようで、そのせいなのかあっちこっちで交通事故現場を目撃することに。事故渋滞に巻き込まれながら、車移動がメインの沖縄では、やっぱり人が過密すると事故が増えるのかなあ。なんて何となく思ってみたり…。

暑い日が続いてますが、アジトの周りではアカトンボが飛び始めてます。

海は表層やや波あり。明るい曇り空。

060828

〈ハゼ科ハゼ亜科インコハゼ属オバケインコハゼ(Exyrias bellissimus) 06年7月27日 沖縄島砂辺アメリカンサイド〉

この個体は砂泥底の岩礁脇オーバーハングの一番奥に、デンッとボスのようにいて、15㎝くらいの大きさだったので、オバケインコハゼって名前に妙にマッチしているように思えました。周りにいたホホベニサラサハゼが、ホントすべて子分のように見えた。

 

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暑気持ちいい(ダイアナウミウシ)

2006-08-25 17:21:54 | ウミウシ

沖縄島、相変わらずグッドコンディションが続いてます。天気もよく、暑気持ちいい~日々です。

あまりにも気持ちよすぎて、ブログネタも思いつきません(あるいは脳みそが少々ゆだってるせいかも?)。この気持ちよさは、週末も続きそうです。あ~~、気持ちいい~~。

海はベタ凪。晴天、一時スコール。

060825

〈イロウミウシ科コモンウミウシ属ダイアナウミウシ(Chromodoris dianae) 06年8月1日 沖縄島ホーシュー〉

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物より思い出…(ホホベニサラサハゼ)

2006-08-23 18:42:46 | ハゼ科

今週の沖縄島は安定した海況が続いていて、西海岸はどこも基本的に凪いでます。陸上はとろけそうな日差しですが…。

夏休みももう少し。体験ダイビングもスノーケリングも海水浴も、ファミリーで賑わっております。どこぞの車のCMじゃないけど、子供達もいい思い出つくって欲しいもんです(やばい、年寄りくさいか?)。海への行き帰りの国道でも、朝から晩まで家族連れの車とすれ違います。しかし僕の子供の頃は、海というと子供会でしか行かなかったけどなあ…。今時の子は、飛行機に乗って夏休みは沖縄、ってのがあたりまえなのか。それとも昔からそうで、ただ単に我が家が貧乏だったのか……?

海は凪。もっと降ってくれー、って思うくらい短いスコール以外は灼熱の晴天。

060823

 

〈ハゼ科ハゼ亜科サラサハゼ属ホホベニサラサハゼ(Amblygobius sp.) 06年7月27日 沖縄島砂辺アメリカンサイド〉

この魚、淡いです。ストロボで照らされて画像はかなり色彩がでてますけど、水中での肉眼観察ではホントにジミ~で淡い印象です。そのせいか、このハゼにはすごくか弱いイメージを持ってしまってます。アメリカンサイド(撮影ポイント)ではカスリハゼ&カスリハゼsp.と生息域が重なってるんですが、カスリハゼ&カスリハゼsp.は年中いるのに、ホホベニサラサハゼは冬には激減してしまいます。それもあって、僕の中ではか弱くかわいいイメージが定着してます。

 

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ソフトクリーム事情(ダンダラスズメダイ)

2006-08-20 17:44:09 | スズメダイ科

ソフトクリームをよく食べます。三度の飯より好きってわけではありませんが、好きか嫌いかと問われれば間違いなく好きです。が、沖縄島のソフトクリームは納得いかないのが多いのです。あのソフト感がないのです。舌触りがサクっとするアイスクリームとのハーフみたいなのなんです。で、しばらくソフトクリームから遠のいてたんですが、最近やっと見つけました。

海洋博公園中央ゲート前売店のソフトクリーム。

これはいいです。食感がザ・ソフトクリームです。今まで食べてきた中でも、三本の指に入るのではないかと思えるほど抜群です。美ら海水族館にお寄りの際は是非ともお勧めします。

以上、ソフトクリームに興味のない方にはまったく意味のない情報でした。

海はうねりややあり。前半は激しい雷雨、後半は曇りのち晴れの天気。

060820

〈スズメダイ科ソラスズメダイ亜科ダンダラスズメダイ属ダンダラスズメダイ(Dischistodus prosopotaenia) 06年7月27日 沖縄島砂辺アメリカンサイド〉

 

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インタビュー(スミレナガハナダイ)

2006-08-17 22:32:28 | ハタ科

夏の高校野球、沖縄代表の八重山商工は昨日負けちゃいました。その試合内容や勝敗について語れるような知識は持ってないので、それはおいとくとして…。試合後のインタビューで、ピッチャーの子(たぶん)が丁寧にはきはきと答えているのを見て隣にいた監督が、

「おまえ、日本語うまいなあ」

っとしみじみと言ったのに、個人的には大うけしてしまいました。

海は総じて荒れ模様。空は晴れ時たま曇り。

060817a

〈ハタ科ハナダイ亜科ナガハナダイ属スミレナガハナダイ(Pseudanthias pleurotaenia) 06年6月28日 沖縄島ホーシュー〉

これは雄。

060817b

〈ハタ科ハナダイ亜科ナガハナダイ属スミレナガハナダイ(Pseudanthias pleurotaenia) 06年6月28日 沖縄島ホーシュー〉

で、これは雌。

現在ホーシューにはスミレナガハナダイのハレムが2つ形成されてます。一つは雄が一個体に雌が十数個体。もう一つは、雄が四個体に雌が数十個体の巨大なハレム。こちらのハレムは大迫力。乱舞するスミレ達の光景が神々しいほどに美しいです。

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幸運くるかな?(タツノオトシゴ属未同定種)

2006-08-15 17:23:28 | ヨウジウオ科

最近アジトの周りでオオゴマダラをよく見かける。大きなゴマ塩模様のタラではありません。チョウチョウです。沖縄が北限の日本最大の蝶だそうな。この蝶の特徴は、黄金色のサナギ。じつに綺麗なサナギです。アジトの周りを飛んでいるということはどっかに別個体のサナギがいるかもと思ってみたけど、よく考えてみると幼虫を見たことがない。まず幼虫を探さないと…。

ちなみにこの蝶、幸運を招く縁起のいい蝶だといわれてます。最近ひんぱんに見るから、今こそ宝くじを買うときかも……?

海は表層波あり。空は灼熱の晴天。

060815

〈ヨウジウオ科タツノオトシゴ亜科タツノオトシゴ属未同定種(Hippocampus sp.) 06年7月27日 沖縄島真栄田岬〉

巷では、ジャパニーズピグミーシーホースとか略してジャパピグと呼ばれてるんですが、どの辺がジャパニーズなのかなあ。別の通称ではだめなんでしょうか? なぜかというと、ジャパピグと言うたびに唇を噛んでしまうんです。鋭い八重歯のせいかもしれませんが、ジャパピグジャパピグと何度も繰り返してると唇から血が出ることも…。白系のピグミーでシロピグとかにならないかなあ。

まあ、ここでぼやいても仕様がないんですが。

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8号(ニシキフウライウオ)

2006-08-10 15:46:50 | カミソリウオ科

台風8号は足が速く、あっという間に去っていった感じ。沖縄島直撃コースからもそれてくれました。とはいえもちろん海には影響が残ってて、一部を除いて沖縄島西海岸側のポイントはNGです。ただ風が北東から南東へと回るパターンだったので、この週末までには凪いでいきそうな雰囲気です。透明度が気になるところですが…。

前述のとおり海は荒れ模様。空は晴れ一時雨。

060810a

〈カミソリウオ科カミソリウオ属ニシキフウライウオ(Solenostomus paradoxus) 06年7月25日 沖縄島真栄田岬〉

このニシキフウライウオはお母さんです。鰭の育児嚢に卵を抱えてました。

060810b

〈同一個体〉

卵、わかります?

この卵塊に新鮮な水を行き渡らせるために育児嚢をうごめかせるんですが、その動きがとても綺麗でセクシーです。

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エイサー(ウミウシカクレエビ)

2006-08-07 19:45:18 | エビ・カニ類

沖縄島は昨日がウンケーで、明日がウークイです。と書いてもなんじゃそりゃ?って感じでしょうが、お盆のことです。こちらは旧盆で、その行事が昨日から始まってます。昨日の夜からアジトの周り、あっちからもこっちからも太鼓や指笛の音色が聞こえてました。今日も車で走ってると、何度もエイサー踊りを見ることができました。

ところで台風。日本の周りで三つも発生してますねえ。そのうち8号は沖縄島を目指してるようなコースで…。直撃しないことを祈るばかりです。

海は凪。晴れ時々曇りの空。

060807

〈テナガエビ科カクレエビ亜科ホンカクレエビ属ウミウシカクレエビ(Periclimenes imperator) 06年7月18日 沖縄島真栄田岬〉

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マクロな敵(ミナミハコブグ)

2006-08-04 18:01:44 | ハコフグ科

ビーチダイビングにいくと、草むら(というかヤブ)の脇に車を止めることになるケースがままある。で、ウエットスーツに着替える時にやっかいなのが蚊。ちょっと前テレビの実験で、蚊は黒い色に反応して集まるってのを見たんですが、昨日それを実感しました。車の脇に出した僕の真っ黒なウエットスーツに、ものすごい勢いで蚊が集まるのを見て。エントリー前から目をマクロモードにして、はたきまくってから着ました。

日焼け止め(僕はもう手遅れですが)&虫除けスプレーが必需品な今日この頃。

海は凪。スコール連発の空模様。

060804

〈ハコフグ科ハコフグ属ミナミハコフグ(Ostracion cubicus) 06年7月1日 沖縄島崎山〉

画像は幼魚。ミナミハコフグの幼魚を見ると、口の中がほのかに甘く感じるんですが、僕だけですか? 尾びれをたたんでホバリング状態でゆっくりと漂ったりすると、さらに甘みが増すんですが、やっぱり僕だけですか?

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かまってオーラ?(ハタタテサンカクハゼ)

2006-08-02 18:28:24 | ハゼ科

最近どうも話しかけて下さいオーラ(あるいはかまってオーラ?)を体から滲みだしているらしく、海辺でいろんな人に話しかけられる(もちろん全員知らない人)。シャッター押して下さいなんてのは全然普通で、うちなんちゅとにわかゆんたくになったり(ゆんたくってのは…まあ世間話みたいなもんです)、大混雑の真栄田の駐車場でガイドブック片手の観光客さんに道を訊かれたり(それが某ダイビングショップの集合場所だったり)、日本人のみならずアメリカ人にも(ただしこの人は神戸在住で、日本語ペラペラだった)……。

先週末もビーチで休憩してたら、海人らしき人に「にーさん、今何時ね?」と訊かれ、時間を教えたら「にーさん、ウニ食べるね?」とさらに訊かれた。もちろん断るはずもなく、採れたてのウニをおいしくいただきました。

オーラのおかげか、それとも僕らが(たぶんその中でも僕が一番)物欲しそうな顔してたのか、とにかく大感激。

海は凪。空も晴れ。気持ちよく暑い!

060802

〈ハゼ科ハゼ亜科サンカクハゼ属ハタタテサンカクハゼ(Fusigobius inframaculatus) 06年7月1日 沖縄島崎山〉

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