Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

筋についての他力考察(スジベラ)

2023-03-14 18:38:36 | ベラ科

昨日の強風から一転、風はゆるやかで日差しもまあまあ。過ごしやすい一日だったやんばるです。

明日は一時雨のようですが、その後は週末にかけて晴れアイコンが並ぶ暖かな日が続きそうです。

風は北東。曇のち晴れ。

■■

『筋とは、論理的な道筋や筋道のことを指します。言葉通りに筋が通っている場合、その思考や行動は合理的であり、理にかなっていると言えます。

「筋を通す」という表現は、自分の主張や意見に一貫性を持たせ、正当性を訴えるときに用いられます。

ここでの筋とは、論理的な展開があり、矛盾がないことを指します。

また、「筋が違う」とは、論理的に矛盾がある、あるいは正当性を欠いていることを表します。

人は常に自分自身や他者を信頼し、信用することで社会生活を営んでいます。

そのためには、筋を通すことが不可欠です。筋が通っている人は、信頼され、尊敬されます。筋が通らない人は、信用を失い、社会的地位を下げることになります。

筋を通すことは、道理に従って行動することとも言えます。

人は道理に従って行動することで、自分自身や他者にとって良い結果を生み出すことができます。

そして、良い結果を生み出すことができる人こそ、社会的に成功することができるのです。』

上記の文章に、違和感を感じるでしょうか?

たぶん僕を直接的に知っている人は違和感を感じるでしょう。僕が書きそうにない真面目すぎる文章ですから。

でも文章の内容そのものには、とくに違和感は感じないのではないでしょうか。じつは『』内の文章はAIに書かせたもの。巷では最近AIに文章を作成させることが流行っているようなので、試してみたしだいです。学生がレポートをAIに書かせているケースがすでに発生しているそうですが、まあ、気持ちは解るなぁ……。

ブログはAIに書いて貰えばいいような気がしないでもないですが、そんな風に考えるのはそれこそ『筋違い』でしょうか……。

■■

さて、筋といえば……

〈ベラ科カンムリベラ亜科カンムリベラ属スジベラ Coris dorsomacula 23年1月31日 沖縄島安和〉

学名種小名は『背に斑点のある』の意。

スジベラは、日本を含むインド太平洋のサンゴ礁に生息する魚の一種で、体は青緑色で縦に細い縞模様があり、大きな黒い斑点が背鰭に見られます。

というこの文章も、AIが書いたものだったり……。

筋とは細長く通ったものということから、縞模様のことをさすのだとか。

確かに体側に縞模様が……、おっとこれはすでにAIが書いてました。

 

 

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自身と真理(トモシビイトヒキベラ)

2022-11-15 19:34:47 | ベラ科

一日を通してドンヨリな曇り空だった本日のやんばるです。

気温もそんなに上がらず……。

まあ、風がゆるやかだったので、寒さは感じませんでしたけど。

明日も今日のような天気みたい。週末にかけても今一つスッキリと晴れないようです。

ただ明後日以降は夏日の予報になってますけど。

風は概ね北。曇、午後の遅くに一時雨。

■■

『灯火(ともしび)』

もちろん明かりのこと。

火を獲得した人類は、その熱を調理や暖房に利用する傍ら、火から発せられる光を暗い場所を照らす道具として利用しました。

その結果人類の活動空間や活動時間が飛躍的に広がったのだとか。

人類が初めて用いた灯火はおそらく焚火で、それは日本神話の天岩戸の場面にも登場するのだそう。

その後も数々の照明器具を生み出していき、仏教と共に大陸から輸入された蝋燭によって、携帯出来る明かりを手に入れました。

燭台や雪洞(ぼんぼり)、提灯などの灯火具により、蝋燭の灯火は手軽に携行出来るようになったのだそうです。

蝋燭って、最近使ったことあります? 僕はもう何年もないです。

ひょっとしたら仏壇くらいでしか今は使用しないのかも、とか思えたり。

仏壇に灯す蝋燭は『灯明』と呼ぶのだとか。

二本の蝋燭の一方は『自灯明』、もう一方は『法灯明』を表しているのだそう。というかそれなんですか? って感じですね。

『自灯明』は『自分自身を頼りにすること』、『法灯明』は『真理を頼りにすること』という意味があるのだそうです。

ところで今は火事の原因にならないように、仏壇用のLED蝋燭が販売されているのだとか。

仏様的にはLEDの灯明でも良いのでしょうか? 南無……。

■■

さて灯火といえば……

〈ベラ科モチノウオ亜科イトヒキベラ属トモシビイトヒキベラ Cirrhilabrus melanomarginaus 22年9月30日 沖縄島安和〉

画像は幼魚。

学名種小名は『黒い縁取りのある』の意。

和名の由来である背鰭軟条部の鮮やかな朱色も、学名の由来である背鰭外縁部の暗色縦帯も共に成魚の特徴。

だからこの子はどちらも纏っていません。

 

 

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寝たふり(タヌキオハグロベラ)

2022-10-11 20:04:15 | ベラ科

青空もちらほら見えるけど基本曇り空……。北寄りの風がなかなかに強く肌寒い感じだった本日のやんばるです。

明日以降も曇ベースのよう。さらに週の後半は雨交じりの空模様になりそうです。

南の海上には熱帯低気圧。さらにもう一つ熱帯低気圧になりそうなやつも……。

後者は沖縄島に近づくかもしれません。

風は北~北東。概ね曇。

■■

『狐七化け狸は八化け』

狐は七つのものに化けることが出来るが、狸は八つのものに化けることが出来る。

つまりは上には上がいるという意味のことわざなのだとか。

ところで日本ではどうして昔から狐と狸が化けるものとされているのでしょう。

その由来は中国の神話からなのだそう。

中国の古代神話には『狐狸(こり)』という神獣(神の使い)が登場するのだそうですが、この神獣が時代の途中から人を騙す妖怪に変化したのだとか。

この狐狸が飛鳥時代に仏教と共に日本に伝わり、狐と狸という二つの化かす存在に別れたのだそう。

そしてそれぞれの字がきつねとたぬきに当てはめられ、日本各地に拡がったのだそうです。

狸という漢字は中国から伝わったものですが、『たぬき』という言葉はもともと日本にあったもの。

その語源は『たまぬき(魂が抜けた状態)』からなのだとか。つまりたぬきは寝たふり(死んだふり)をすることからなのだそう。

タヌキは臆病な動物で、驚いたときは倒れて一時的に気を失い、眠ったようになります。この習性からということですね。

まさに狸寝入りするからタヌキということですね……。

■■

さてタヌキといえば……

〈ベラ科カンムリベラ亜科オハグロベラ属タヌキオハグロベラ Pteragogus turdus 22年9月8日 沖縄島安和〉

画像は幼魚。

学名種小名は『ツグミのような』の意。

頭部の白線模様が鳥類のツグミに似ていることに因んでいます。

 

 

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三矢の教え(シロタスキベラ)

2022-05-17 20:08:34 | ベラ科

ここ数日季節が停滞…というか後ずさりしてるやんばるです。

本日も北寄りの風で冷たい雨が…。

まあ、雨量は多くはなく風速も強くはなかったので、海のコンディションはまずまずでしたけど。

明日以降はまた気温が上がりそう。

雨交じりでも夏日の日が続きそうです。

風は北~北東。雨のち曇。

■■

『三本の矢』

何人もの人間が協力すれば、強い力を発揮出来るというたとえ。アベ※※クスの方ではありません。

戦国武将の毛利元就が、臨終の際に三人の息子を呼び授けたという教え。

息子たちに三本の矢を持ってこさせ、「一本一本の矢は細くても、一束にすれば折るのは難しくなる」と述べ、兄弟が力を合わせて行動するようにと遺言したのだとか。

もっともこれは史実ではなく、元就が書いた『三子教訓状』という文書がもととなった逸話なのだそう。

まあ、ありがちなことですね。

実際には息子の一人は元就より8年も早く亡くなっていて、元就の臨終に立ち会うことは不可能だったそうです。

ところで毛利元就は戦国時代一二を争う策略家だったのだとか。

中国地方の『桶狭間の戦い』といわれる『厳島の戦い』では、合戦の前から、そして合戦中にも数々の策略を繰り出し、下剋上を果たしたのだそう。

デマやスパイ等々の策略を駆使して、4千の戦力で3万の大軍に勝利したのだそうです。

前述の『三子教訓状』は重要文化財に指定されており、山口県の毛利博物館に所蔵されています。

■■

さて、策略といえば…

〈ベラ科カンムリベラ亜科シロタスキベラ属シロタスキベラ Hologymnosus doliatus 22年3月4日 沖縄島安和〉

画像は幼魚。

成魚とは体色・模様が違う変化型の幼魚です。

学名種小名は『詐欺、策略』の意。

どうしてこんな学名なんでしょう?

実は腹黒いやつなんでしょうか…。

 

 

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八犬伝の舞台(タテヤマベラ)

2022-02-22 19:17:05 | ベラ科

ドンヨリ曇り空に冷たい風。先週末から寒い日が続いているやんばるです。

まだ数日は雨交じりの寒~い日が続きそう…。

でも週末から来週にかけては陽光ありの暖かな日になりそうです。

ところで今日は2月22日で『ニャンニャンニャン』の猫の日ですね。

しかも今年は2022年ですから、『ニャンニャンニャン、ニャンニャンニャン』のスーパー猫の日なのだそう。

前回のスーパー猫の日は1222年の2月22日ですから実に800年ぶりです。

因みに1222年は承久の乱の翌年。つまり鎌倉時代です。今大河でやってる北条義時の時代ですね。

まあ、その頃はまだ猫の日は制定されてませんでしたけどね…。

風は北東。曇。

■■

『南総里見八犬伝』

江戸時代に曲亭馬琴によって著された伝奇小説。日本文学史上最大の長編小説なのだとか。

室町時代後期の南房総安房国を舞台に、その地を治めた大名里見氏と、そこに集結する因縁によって結ばれた八人の若者(八犬士)の物語です。

何度も映画化されたりドラマ化されたり舞台化されたり…。また本作を基にした小説やマンガも数知れずあります。

僕的には角川映画の里見八犬伝が一番印象に残っています。薬師丸ひろ子と真田広之が主人公でした。『星よ、導きたまえ』のキャッチフレーズを今でも憶えています。

里見氏は実在する大名家で、中世には安房国を治めていました。湾を見下ろす独立丘に城を築き、後にその城に藩の本拠を移しました。

藩とは館山藩、城とは館山城、そして湾とは館山湾のことです。

館山城は南総里見八犬伝の舞台にもなっています。発端に登場し、さらに大団円で八犬士の一人に与えられる城としても登場するのだとか。

でも1614年に里見氏の館山藩は取り潰しとなり、そのときに実際の館山城は廃城となり破却されたのだそう。

現在は館山市館山に模擬天守があり、館山市立博物館分館となっているのだとか。浮世絵などの八犬伝関連の資料が収集されているのだそうです。

■■

さて、この子の分布域は千葉県館山湾以南なのだそうで…

〈ベラ科カンムリベラ亜科タテヤマベラ属タテヤマベラ Cymolutes torquatus 21年12月30日 沖縄島崎本部〉

画像は幼魚。

学名種小名は『鎖首飾りをつけた』の意。

成魚が鰓の後ろに纏う一筋模様のことでしょうか。

ところで和名が館山湾に因んでいるのかどうかは、実はよく知りません…。

 

 

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鬼神から善神(ヤシャベラ)

2020-09-01 09:35:10 | ベラ科

台風9号の暴風雨が続いているやんばるです。

今のところ停電はしていませんが…。

今日一日は激しい風雨が続きそうです。

風は激しい南東。暴風雨。

■■

三蔵法師、というキャラクターをご存じでしょうか。いやもちろんご存じですよね。

中国四大奇書の一つ、『西遊記』に登場する僧侶。主人公『孫悟空』の師匠です。西遊記はSFですから三蔵法師は架空のキャラクターですが、そのモデルとなった実在の人物がいます。

それが『玄奘三蔵』という唐の時代のお坊さんです。唐からインドに17年間かけて旅をして、大般若経などの経典を持ち帰った人物です。その旅をSFにしたのが、西遊記です。

しかし実際の旅の様子を伝えた書物にも、実はSF的な伝説が残っているのだそう。

それは玄奘三蔵がインドから唐への帰国の途中に、川のほとりで鬼神に出会うというお話です。

その鬼神の名は深沙大将(じんじゃだいしょう)。彼は玄奘三蔵に、法師は六回前の前世から衆生を救うためにインドに行かれているのですが、経典をたずさえた帰り道に、私は六度法師を殺しその経典を奪ってきました。今こうして法師とお目にかかるのは七度目です。以前にも増して多くの経典を持って帰られた法師の姿を見て、その仏法に寄せる情熱を私はようやく理解することが出来ました。六世もの間法師に犯してしまった罪を心から後悔しています。

という感じで、泣きながら謝罪したそうです。

玄奘三蔵はもちろんその行いを許し、深沙大将は以後未来永劫経典を守護し、経典を信じる者を援護すると硬く誓約したのだとか。

こうして仏法および仏教徒を守護する『護法善神』が誕生したという物語。つまり鬼神であった深沙大将が善神になったという物語ですね。

この場合の鬼神とは古代インド神話に登場する鬼神、つまりは『夜叉』のことです。この夜叉が仏教に包括され、守護善神になったという物語です。

因みに深沙大将は、西遊記には『沙悟浄』として登場しているのだそうです。

■■

さて…

〈ベラ科モチノウオ亜科モチノウオ属ヤシャベラ Cheilinus fasciatus 20年7月17日 沖縄島新里〉

画像はまだ幼い個体。

学名種小名は『帯(状斑紋)のある』の意。

幼魚も成魚も、体側に暗色系の帯状模様を纏っています。

 

 

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トイレの妖怪(ムナテンベラ)

2020-07-14 20:44:44 | ベラ科

風向・風速共に良い感じの日が続いてるやんばるです。

夏凪…という感じのコンディションでした。

午後の遅くにざっと一雨。空模様も典型的な真夏…、と思える一日でした。

明日からはまた少し南西風が強まりそう。空模様も不安定になりそうな予報です。

風は南南西。晴れ、一時雨。

■■

ときは慶長年間のこと。時代で言えば安土桃山時代から江戸時代にかけてのあたり。

笠松甚五兵衛という村人の家で甚五兵衛の妻が便所に入ると何者かに尻を撫でられるという怪異が起きた。

甚五兵衛は狐狸の仕業かと思い、刀を用意して便所に入ると、毛むくじゃらの手が出てきたため、これを刀で切り落とした。

数日後、三人の僧が甚五兵衛の家に現れ「この家には怪しい相がある」と言うので、甚五兵衛は切り落とした手を見せた。

すると手を受け取った僧の一人が「これは人家の便所に住み着く黒手というものだ」と言った。

さらに別の僧が手を受け取り「これはお前に斬られた我が手だ」と叫ぶと九尺(約2.7m)もの丈のある正体を現し、手を奪って三人もろとも消えてしまった。

それから何日か後、甚五兵衛は突然空から降りてきた衾(ふすま)のようなものに包み込まれ、6~7尺(約1.8~2.1m)も宙に持ち上げられて落とされた。気づいたときには、彼の懐から黒手を切った刀が奪われていたという。

これは能登(現在の石川県)、戸板村というところでの出来事。

妖怪『黒手』のお話です。

3m位もある大きな身体でトイレに潜んで、来る人のお尻を撫でる…。怖さよりも滑稽さを感じてしまったり…。

水木しげるの『妖怪大図鑑』にも描かれている妖怪なのだそうですよ。

■■

さて…

〈ベラ科カンムリベラ亜科キュウセン属ムナテンベラ Halichoeres melanochir 20年5月27日 沖縄島新里〉

画像は幼魚。

学名種小名は『黒い手』の意。

成魚の鰭を手と表現しているのだそうです。

 

 

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亡霊の織物(テンスモドキ)

2020-05-12 19:37:42 | ベラ科

昨日沖縄地方の梅雨入りが発表されました。平年より2日遅く、昨年より5日早い梅雨入りとなったそうです。

で、本日はいきなりの大雨。朝はまだ青空も見られたのですが、お昼前にはバケツをひっくり返したような激しい雨となりました。

明日は一日晴れ空のようですが、週末にかけては雨アイコンの方が多い感じ…。

梅雨っぽい印象の予報になってます。

風は南のち北東。強雨のち曇。

■■

西洋の『亡霊』であるゴーストは、白い布を被ったようなふわふわゆらゆらした感じの姿をしていますよね。

西洋ではその昔、白い布のようなものを着せて埋葬する習慣があったのだそう。それで、ゴーストはあのような姿をしているのだとか。

日本の幽霊も頭に三角形の布を着けていますよね。あれは天冠というそうで、これもなくなった方が着る死衣装の一部。

洋の東西を問わず、『亡霊』や幽霊には白い布がつきものなのかもしれません。まあ、世界中を探せばもっと奇態な姿の『亡霊』や幽霊がたくさんいそうですけど…。

宗教において、『影』は夢や想像に現れる死者のイメージであるのだとか。『影』はもちろん物理的自然現象ですが、文化的現象としてはそんな意味づけがされてきたようで、そういう意味では『影』は『亡霊』や幽霊と繋がる部分もあるのかも。

時間を少しだけ戻して、『布』について…。

糸を縦横に組み合わせて作った布地を『織物』といいますが、漢字では伝統的に植物繊維による織物を『布』というのだそう。絹織物の場合は帛というのだとか。

ここまで『』で示した四つのキーワード、『亡霊』と『影』、『織物』と『布』。

組み合わせると、『亡霊の織物』、『影の織物』、『亡霊の布』、『影の布』。

これらの言葉から、どんなものをイメージします?

■■

というのも…

〈ベラ科モチノウオ亜科テンスモドキ属テンスモドキ Xyrichtys sciistius 20年3月13日 沖縄島崎本部ゴリラチョップ〉

画像は幼魚。

学名種小名は『亡霊・影+織物・布』の意。

なんかもういろんなイメージが膨らんでしまう学名ですよね。

 

 

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サム・ブラウン・ベルト(ヒレグロベラ)

2020-04-21 14:31:00 | ベラ科

前線停滞で雨交じりの空模様が続いているやんばるです。

どうやら梅雨の走りのようです。本格的な梅雨入りは5月半ばの予想ですが…。

最高気温も20℃で、少し肌寒い感じの一日でした。

週末にかけてもこんな感じの日が続きそうです。

風は北東。曇ときどき雨。

■■

『ピーポくん』

ご存じでしょうか? 警視庁のシンボルマスコットです。いろいろなテレビ番組にも出演していますから、その姿をイメージできる方は多いのではないでしょうか。

誕生は1987年の4月17日だとか。つい最近33歳になったということですね。意外と年取ってる印象…。

名前の由来は『ピープル』と『ポリス』をミックスしたものなのだそう。

全身が黄色で、頭頂部には青いアンテナがあり、腰には黒いベルト、肩から腰のベルトに斜めに黒い帯を身につけています。

この斜めの黒い帯は何でしょう?

この斜めの帯には『サム・ブラウン・ベルト』という名前がついているのだとか。

19世紀頃、英印軍の騎兵将校であったサム・ブラウンという人物が考案したことからこう呼ばれているのだそう。

彼はある戦闘で左腕を肩から失ってしまいました。そのため腰のベルトに着けていた刀の鞘を左手で保持して抜刀するということが出来なくなってしまいます。というのも、当時は抜刀するときにウエストベルトがずれてしまい、必ず鞘を保持しなければならなかったのだとか。そこで彼はウエストベルトを固定するために、第2のベルトを肩から掛けて腰のベルトを支持するというアイデアを思いついたのだそう。

これが広まり、やがて標準的な軍服の一部になったのだとか。さらには軍隊だけではなく警察の制服にも採用されるようになったのだそうです。

日本の警察では1946年から1994年までサム・ブラウン・ベルトを使用していました。前述の通りピーポくんは1987年生まれですから、当時の警察官に倣いサム・ブラウン・ベルトを着用していて、今もそのデザインが変更されていないのだそうです。

ちなみもう一人、1976年頃の警察官を模しているという、葛飾区亀有公園前派出所に勤務している(していた?)あの巡査部長もサム・ブラウン・ベルトを着用しています。

■■

さて…

〈ベラ科タキベラ亜科タキベラ属ヒレグロベラ Bodianus loxozonus 20年3月6日 沖縄島安和〉

画像は幼魚。

学名種小名は『斜めの帯のある』の意。

背鰭軟条部から尾鰭下葉に斜めに走る黒色帯が、成魚の特徴です。

幼魚では黒色帯は斜めではなく、背鰭から尻鰭へと体側を横断しています。

 

 

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古代劇の仮面(ムナテンベラダマシ)

2019-11-26 19:57:33 | ベラ科

気温の上下動がやや激しいこの頃のやんばるです。

10月並みの気温だったり、12月並みの気温になったり、はたまた平年並みだったり…。

これが日ごとに変化したりするから、寒さ暖かさを強く感じたり。まあ、暖かいほうはいいんですけど。

南の海上に目を向けると台風28号が。これで11月の発生数が、歴代最多タイ記録になったのだとか。

南の方の海水温はまだ十分に高いのでしょうね。

今週は週末にかけて暖かくなりそうで、日曜日には夏日になるかも…なんて予報になってます。

風は北東。曇一時雨、のち晴れ間も。

■■

『ペルソナ・ノン・グラータ』

これは外交用語。外交使節を交換している国家間で、接受国が派遣国に対して外交使節団の構成員(大使や領事や職員)である特定の者の受け入れ、滞在を拒否する通告のこと。

接受国はいつでも、理由を示す必要もなく通告することができ、通告を受けた派遣国はその者を召喚するか、任務を終了させなければならないのだとか。

僕はこの言葉をミステリーのタイトルとして知りました。不思議な響きが強く印象に残って、そのミステリーを読んでいないのに、この言葉が記憶に残ることになりました。

『日本のシンドラー』と呼ばれる杉原千畝もモスクワ大使館に赴任しようとしたとき、ソ連側がペルソナ・ノン・グラータを発動して赴任を拒絶しました。

そのため杉原千畝は行先を近隣のヘルシンキへと変更されました。そしてその後リトアニアに着任し、そこで6000人のユダヤ人を救うことになりました。

杉原千畝は何年か前に映画化されましたので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。邦題は『杉原千畝 スギハラチウネ』でしたが、英題は『Persona Non Grata (ペルソナ・ノン・グラータ)』でした。

ペルソナ・ノン・グラータは『好ましからざる人物』という意味で、この場合のペルソナは人物を指す言葉になります。

ペルソナといえばゲームやアニメでも聞きなれた言葉ですね。シリーズ化されて長く続いてたりしていますから。あるいはマーケティング用語にもあって、『商品開発の際に設定する架空のお客様』のことなのだとか。さらには心理学用語にもあり、『人間の外的側面』、つまりは『周囲に適応するあまりに被ってしまう仮面』のことなのだそう。

ペルソナという言葉は、意外とあちらこちらで使われているようですね。

ペルソナはラテン語ですが、その語源はギリシャ語の prosopon で『顔やものの前面、仮面』の意。これがラテン語になって『演劇や実社会における役割』、『(法的主体または対象としての)人』の意味が加わったようです。

古代ギリシャの劇では、顔全体と頭を覆うヘルメット状の仮面が使われていたのだそうで、それが古代ギリシャ劇の特徴の一つなのだそうです。

■■

さて…

〈ベラ科カンムリベラ亜科ホンベラ属ムナテンベラダマシ Halichoeres prosopeion 19年10月4日 沖縄島安和〉

画像は幼魚。

学名種小名は『仮面』の意。

前述したギリシャ語の仮面ですね。接尾辞は変化してますけど。

和名と絡まって、ムナテンベラの仮面をかぶっているのか…とか思えたり。

 

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正体見たり…(ホシススキベラ)

2019-07-30 20:40:42 | ベラ科

連日真夏日、連日灼熱~なやんばるです。

半島南北のどちら側も凪な日が続いてます。

浅場の水温は30℃、-20mまでいっても28℃なこの頃です。

週間予報によると週末辺りから雨交じりの空模様のようですが、気温はずーと真夏日が続きそうです。

風は東。晴れ。

■■

今日は全国の600以上の地点で真夏日を観測したのだとか。全国的に厳しい暑さが続き、熱中症で搬送される人の数も増えているようです。

いろいろな暑さ対策がありますが、きもだめしやお化け屋敷なんかもその一つで、この季節の風物詩ですよね。

お化けと言えば、『幽霊の正体見たり枯れ尾花』なんて句があります。

恐怖心や疑いの気持ちがあると、何でもないものまで恐ろしいものに見えてしまう、という意味の慣用句としても用いられますよね。

まさにそういう心理に働きかけるのが、お化け屋敷なのでしょう。

ところで、この『尾花』って何でしょう?

『尾花』とは、ススキの別名なのだとか。風になびく穂が、動物の尾っぽのように見えることに由来しているのだそう。

『萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花』

と詠んだのは山上憶良で、これは秋の七草。春の七草はそれを食して無病息災を願いますが、秋の七草はその美しさを観賞して楽しむものなのだそう。

ススキって、美しいですかね。ちょっと微妙な感じもするのですが…。

話を前述の句に戻して、尾花は秋のイメージ。お月見に飾ったりしますもんね。さらに枯れ尾花は冬の季語。枯れてますからね。

するとこの句は冬に詠まれたのでしょうか。まあ、幽霊そのものは夏だけのものではありませんけど。

この句は江戸時代の俳人、横井也有が詠んだのだそう。ただ本当は、『化け物の正体見たり枯れ尾花』という句だったのだとか。

それがいつの間にか変化して、広く知られるようになったのだそうです。

より涼しさを感じることができるのは、幽霊か化け物かどちらでしょうねぇ。

やっぱり、幽霊かな…。

■■

さて…

〈ベラ科カンムリベラ亜科ススキベラ属ホシススキベラ Anampses twistii 19年6月17日 沖縄島安和〉

画像は幼魚。

学名種小名は『 Twist 氏の』の意。献名ですね。

この子なら、観賞して楽しめる尾花だと思えるのですが…。

 

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Naraka(タキベラ)

2019-05-28 19:55:39 | ベラ科

長~い梅雨の中休みも終わったようで、久しぶりに雨に降られた本日のやんばるです。

といっても雨が降り出したのは午後の遅くでしたけど。

明日は朝から日中もずっと雨交じりの空模様の予報。

風が北寄りになって、少し肌寒い一日になりそうな気配です。

風は南。曇のち雨。

■■

宗教的死生観において、悪行を為した者が死後に送られ罰を受けるとされる世界を『地獄』といいますね。

地獄は多くの宗教に存在するそうで、イスラム教にもキリスト教にも、そして仏教にも存在します。

日本の仏教では、死後に人は三途の川を渡り、閻魔王を含む十王に7回の裁きを受け、最終的に最も罪の重い者は地獄に落とされると信じられているのだとか。

その地獄には八大地獄という八つの形相があり、裁きの結果、その罪の重さによって服役の場所が決まるのだそう。そして服役期間を終えた者は輪廻転生によって、またこの世界に生ま変わってくるのだとか。

地獄って、一度落ちると永遠に出られないイメージだったんですけど、そうではないのですね。

東アジアの仏教では、地獄の色は『黒』で表されるのだそう。

餓鬼は『赤』、畜生は『黄』、修羅は『青』で、この三色を混ぜると地獄の黒になる、と言われるのだとか。

節分の豆まきで追われる赤鬼、黄鬼、青鬼はここから来ているのだそうですよ。

地獄って、あると思いますか。

まあ、宗教的概念ですから、正直僕にはあるとは思えません。

ですが、日常的に蜘蛛を邪険に扱ったり、傷つけたりしないように暮らしてたりはします。万が一地獄に落ちたとき、糸を垂らしてくれるかもしれませんから。

芥川龍之介の『蜘蛛の糸』のことですよ。

糸を掴んで昇るときは、カンダタみたいに独り占めしないことを忘れないようにしないとな…、なんてことを思ってたりもしてます…。

地獄はサンスクリット語でNaraka(ナラカ)といい、奈落と音写されるのだとか。これが後に演劇の舞台下の空間を指して言うようになったのだそう。

劇場の奈落の由来は地獄だったんですね。

■■

さて…

〈ベラ科タキベラ亜科タキベラ属タキベラ Bodianus perditio 19年4月15日 沖縄島安和〉

画像は幼魚

学名種小名は『破壊、破滅、地獄落ち』の意。

いったいどんな罪で裁かれたのでしょうか。

というか、すごい学名ですよね…。

 

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女子、騎士、声明(オビテンスモドキ)

2018-10-26 19:54:10 | ベラ科

陽光サンサン、気持ちのいい青空だった本日のやんばるです。

風向が全く気にならないくらいにゆるやか~な風でした。

台風26号は西進し、沖縄島には接近しないようですが、うねりは入るような予報です。

週末は少しだけ寒気も入りそうな…。

風は北東のち北西。快晴。

■■

『リボン』といわれてイメージするのは、やっぱり女の子の装飾品のリボンでしょうか。

髪や衣服に多くは蝶結び、別名リボン結びで飾り付けられたひも状織物ですね。

あるいはプレゼントのラッピングにも用いられたりもしますが、これも同じような装飾の役割なのでしょうね。

歴史的には、古代ギリシャ・ローマ時代にはすでに頭髪をリボンとピンで美しく結っていたのだとか。

中世になると男性も襟や袖口などをリボンで飾るようになっていたのだそう。

つまり女性だけでなく、男女ともに用いられた装飾品というわけですね。

また、ササン朝ペルシャの初代国王の叙任式(226年)に、リボンのついた王冠を授与する図が残っているのだとか。

リボンは権威の象徴としても用いられ、勲章についていたもしますよね。あるいはメダルを首に下げるのにも使われていたりとか。

騎士はその身分をあらわすために、首や肩からリボンをかけ勲章を吊したのだそうです。

さらに最近では、リボンといえばアウェアネス・リボンなるものも。

これは、社会運動や社会問題に対してさりげない支援や賛同の声明をだす方法なのだとか。

いろいろな色の輪状に折ったリボンのステッカーが車に貼ってあるのを見かけたりしますよね。

リボンには実に幅広い使用形態があるのだなぁ…なんて思えたりします。

■■

さて…

〈ベラ科オビテンスモドキ属オビテンスモドキ Novaculichthys taeniourus 18年9月13日 沖縄島安和〉

画像は幼魚。

学名種小名は『リボンの尾の』の意。

このリボンは、やっぱり装飾品のリボンからなんでしょうね。

 

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NOBEL PRIZE(カマスベラ)

2018-10-12 14:59:00 | ベラ科

二十四節気の寒露も過ぎ、朝晩が肌寒くなってますやんばるです。

くわえて本日は雨交じりで、日中も肌寒いまま…という感じになってます。

ミーニシ(新北風:夏の終わりを告げる風)も吹き始めていたりして、秋を感じたり。

台風後下がった水温は戻る気配もなく、このまま下がっていきそうな…。

気温の方は明後日以降には上昇してくれそうですが。

風は北東。雨が降ったり止んだり。

■■

先週の月曜日からの1週間はノーベル・ウィークでした。

今年のノーベル賞は、医学・生理学賞を日本人研究者がPD1発見の功績で受賞したり、物理学賞を55年ぶりに女性研究者が受賞したり(しかも物理学賞を女性が受賞するのはこの方でまだ3人目だったり)、あるいは文学賞がスキャンダルで中止になったり、で1年だけの代わりの賞が作られたり、さらにその賞の候補に選ばれた日本人作家が辞退したり…。

と、何かと話題の多かった印象が。

ノーベル賞は今上げたものの他にも、化学賞、経済学省、そして平和賞があります。

今年のノーベル平和賞は、紛争下で性暴力と戦う二人の人物に送られました。

日本に住んでいると、今も世界のどこかで紛争が進行しているという実感をなかなか抱くことが出来ません。

今現在、世界ではどのくらいの紛争が進行中なのでしょう。

そう思って調べてみると…

2017年8月の時点で、過去1年間に1万人以上が死亡した紛争が4件。過去1年間に1000~9999人が死亡した紛争が11件。過去1年間に100~999人が死亡した紛争が29件。過去1年間に1~99人が死亡した紛争が14件進行中なのだそう。

つまり合計58件。

おそらく今尚続いているのではないでしょうか…。

ノーベル平和賞がなくなるような、そんな未来はまだ遠いのでしょうか。

■■

〈ベラ科カンムリベラ亜科カマスベラ属カマスベラ Cheilio inermis 18年8月28日 沖縄島新里〉

画像は幼魚。

学名種小名は『武装していない』の意。

幼魚は浅場の海草の群生のなか、いわゆるアマモ場で見かける印象。

隠蔽的擬態でしょうか。

 

 

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手渡すアイテム(シロタスキベラ)

2018-09-28 19:31:15 | ベラ科

大型で非常に強い台風24号が接近中のやんばるです。

現在は強風域に入っていて、時折強い雨が降ったりしています。

明日には暴風域に入り、最接近は明日の午後になりそうな雰囲気です。

ほぼ直撃コースで沖縄島を通過しそうな予報ですが、目の大きさが直径100キロなので、むしろ完全な直撃コースで通過してくれた方がまだ被害が少ないような気もします…。

明日は長い一日になりそうです。

停電しなければいいのになぁ…。

風は強い北東~東。雨が降ったり止んだり。

■■

国際名称"Road relay"というスポーツをご存じでしょうか。

数人が長距離をリレー形式で走る競技で、別名"Ekiden"とも呼ばれています。

そう、『駅伝』のことです。駅伝は日本発祥の競技で、だから国際的な別名も Ekiden なのだとか。

この駅伝のルーツは約350年前の通信制度というか郵便制度。すなわち『飛脚』なのだそう。

その昔、街道の宿場から宿場へ、何人もの飛脚がリレー形式で手紙を運んだのが駅伝の原点なのだとか。

それが競技になったときに、手紙に変わって襷(たすき)を手渡すことになったよう。

何故襷になったのでしょうね。飛脚に因んでいるとは思えませんしね。

飛脚といえば、腹掛け・股引・手甲で、襷は掛けていませんから。

あるいは手紙に因んでいるのでしょうか。飛脚が活躍した江戸時代の手紙って、細長い長方形のイメージで、これに似ていて走るときに邪魔にならないということで襷になったとか…。まあ、勝手な想像ですけど。

何にしても襷は古事記にも登場するアイテムですから、日本発祥のリレー競技で手渡すものとして丁度良いアイテムだったのかもしれませんね。

■■

さて…

〈ベラ科カンムリベラ亜科シロタスキベラ属シロタスキベラ Hologymnosus doliatus 18年8月20日 沖縄島安和〉

画像は幼魚。

和名のタスキは、成魚雄の体側前部にある幅広い白色横帯に因んでいます。

だからまだこの子は、タスキを掛けていません。

 

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