Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

筋についての他力考察(スジベラ)

2023-03-14 18:38:36 | ベラ科

昨日の強風から一転、風はゆるやかで日差しもまあまあ。過ごしやすい一日だったやんばるです。

明日は一時雨のようですが、その後は週末にかけて晴れアイコンが並ぶ暖かな日が続きそうです。

風は北東。曇のち晴れ。

■■

『筋とは、論理的な道筋や筋道のことを指します。言葉通りに筋が通っている場合、その思考や行動は合理的であり、理にかなっていると言えます。

「筋を通す」という表現は、自分の主張や意見に一貫性を持たせ、正当性を訴えるときに用いられます。

ここでの筋とは、論理的な展開があり、矛盾がないことを指します。

また、「筋が違う」とは、論理的に矛盾がある、あるいは正当性を欠いていることを表します。

人は常に自分自身や他者を信頼し、信用することで社会生活を営んでいます。

そのためには、筋を通すことが不可欠です。筋が通っている人は、信頼され、尊敬されます。筋が通らない人は、信用を失い、社会的地位を下げることになります。

筋を通すことは、道理に従って行動することとも言えます。

人は道理に従って行動することで、自分自身や他者にとって良い結果を生み出すことができます。

そして、良い結果を生み出すことができる人こそ、社会的に成功することができるのです。』

上記の文章に、違和感を感じるでしょうか?

たぶん僕を直接的に知っている人は違和感を感じるでしょう。僕が書きそうにない真面目すぎる文章ですから。

でも文章の内容そのものには、とくに違和感は感じないのではないでしょうか。じつは『』内の文章はAIに書かせたもの。巷では最近AIに文章を作成させることが流行っているようなので、試してみたしだいです。学生がレポートをAIに書かせているケースがすでに発生しているそうですが、まあ、気持ちは解るなぁ……。

ブログはAIに書いて貰えばいいような気がしないでもないですが、そんな風に考えるのはそれこそ『筋違い』でしょうか……。

■■

さて、筋といえば……

〈ベラ科カンムリベラ亜科カンムリベラ属スジベラ Coris dorsomacula 23年1月31日 沖縄島安和〉

学名種小名は『背に斑点のある』の意。

スジベラは、日本を含むインド太平洋のサンゴ礁に生息する魚の一種で、体は青緑色で縦に細い縞模様があり、大きな黒い斑点が背鰭に見られます。

というこの文章も、AIが書いたものだったり……。

筋とは細長く通ったものということから、縞模様のことをさすのだとか。

確かに体側に縞模様が……、おっとこれはすでにAIが書いてました。

 

 

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花と華(ハタタテハゼ)

2023-02-23 13:17:27 | クロユリハゼ科

気持ちの良い青空、陽光サンサン、気温も上昇して心地よい感じになった本日のやんばるです。

明日の後半にはまた北寄りの風が強まりそうですが……。

まあそれでも週間予報では晴れアイコンが多く並んでいますし、最高気温の数字を見る限りではこの時期の普通の寒さかなって感じです。

風は東。晴れ。

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『はんなり』

明るく上品で華やかなさまを表す言葉。京都を中心とした関西地方の言葉。

その語源には『はな(花・華)』に状態を表す接尾語の『り』がついたものが撥音化した説と、『華なり』や『華あり』が変化したものという説があるのだとか。

『はな』という音には『花』と『華』という二つの漢字がありますね。

『花』は、種子植物が成長したときにつける(咲かせる)もののことなのだそう。つまり植物の持っている一器官。

『華』のほうは、丸まった形の花または花びらが美しく咲き乱れている様子のことなのだそう。転じてあでやかであること、きらびやかであること、すぐれていることの比喩的表現になったのだとか。つまり植物の花のように美しい様子ということのようです。

『花がある』と言えば、花を咲かせた植物があるという意味になり、『華がある』と言えば植物が花を咲かせているような様子があるという意味になるのだそうです。

『はんなり』は舞妓さんを形容するときによく使われる言葉なのだとか。

確かに咲き誇る花のように上品で明るい美しさがありますよね。

■■

さて、華といえば……

〈クロユリハゼ科ハタタテハゼ属ハタタテハゼ Nemateleotris magnifica 22年12月20日 沖縄島安和〉

学名種小名は『華美な・光輝ある』の意。

ありふれた魚に思われがちな本種ですが、華のある学名を持っています。

 

 

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保護と発現(ルリホシスズメダイ)

2023-02-07 19:19:06 | スズメダイ科

ドンヨリ曇から始まりましたけど、時間と共に青空が広がった本日のやんばるです。

風は北寄りでも日差しがあったから、体感的には過ごしやすい一日でした。

週末にかけて右肩上がりに暖かくなりそうな週間予報になってます。

風は西のち北西。曇のち晴れ。

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「悲しいから涙を流すんじゃない。涙を流すから悲しくなるんだ。だからもう泣くな」

僕の大好きな、というか尊敬している『コブラ』のセリフです。

『コブラ』のことを知らない方はいないと思いますが、念の為に書いておくと、左腕にサイコガンを持つ宇宙海賊です。もちろんコミックのヒーローです。

こんなセリフ一度言ってみたいものですが、そんなシチュエーションには一生巡り会わないだろうと思います……。

それはさておき、涙とは目の涙腺から分泌される体液のこと。眼球の保護が主たる役割ですが、感情の発現によって流すこともあります。

つまり、涙というと目から溢れて零れる滴をイメージしてしまいますが、そちらはメインの方じゃないというわけです。

涙の材料は血液なのだそう。毛細血管から得た血液から血球を除き、液体成分のみを取り出したものなのだとか。

そしてまばたきによって目の表面に広げられ、目の表面を保護したり、異物を洗い流したり、雑菌を抑制したりしているのだそうです。

するとまばたきのたびに僕らは泣いている、ということになるのでしょうか。まあ、涙を流しているという状態ではありませんが……。

ちなみに『涙 意味』で検索するとこんな検索結果に行き着いたりします。

『子供は自分のために大人は他人のために流す、感情のリセットボタン』

タモリさんの涙の定義だそうです。なるほど。

■■

さて、涙といえば……

〈スズメダイ科ソラスズメダイ亜科イシガキスズメダイ属ルリホシスズメダイ Plectroglyphidodon lacrymatus 22年12月6日 沖縄島安和〉

像は幼魚。

学名種小名は『涙の』の意。

体側に散在する小さな斑点を表現しています。

和名はこれを瑠璃色の星と表現しています。

成魚は星っぽいですけど、幼魚だと涙を纏っているように思えたりします……。

 

 

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落ちない形(マルスズメダイ)

2023-01-23 16:44:35 | スズメダイ科

早朝までの雨のあとは、ときどき日差しも浴びられた本日のやんばるです。

風は緩く、気温も20℃を越え、比較的過ごしやすい一日でした。

しかしながら連日ニュースで取り上げられている『最強寒波』とやらの影響は当地にもあるようで……。

明日、明後日は厳し~寒さになりそうです。

風は北。曇ときどき日差し。

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魚類や鳥類、爬虫類や昆虫も、卵から生まれてきますよね。

水中で産卵する魚類や、地面に産卵する爬虫類の多くは、丸い球形の卵を産みます。

でも鳥類の多くは独特な楕円形(いわゆる卵円形)の卵を産みますよね。

何故なのでしょう?

鳥類の多くは樹上や断崖などにお椀形や皿形の巣を作り産卵するのだとか。

卵がまん丸だったら、親鳥が動いた拍子に転がって巣の外に落ちてしまうかもしれません。

これが楕円形だと直線的に転がっていくことなく、その場でくるっと回り込み、巣の外に落ちにくいのだそう。

つまり環境に適応進化した結果なのだそうです。

ところで、地球の形も完全な球体ではありませんよね。

地球は回転楕円体ですので、極端に言えばひしゃげた形をしています。

つまり赤道の辺りは膨らんでいるわけです。

世界最高峰の山は『エベレスト』ですが、これは海抜高度でみた場合の話なのだとか。

地球の中心からの距離で測ると、赤道地域にあるエクアドルの『チンボラソ』という山の頂上が地球の中心からもっとも離れた場所になるのだそう。

つまり最高峰の意味をどう捉えるかによって、『エベレスト』でもあり『チンボラソ』でもあるのだそうです。

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さて楕円形(卵円形)といえば……

〈スズメダイ科スズメダイ亜科スズメダイ属マルスズメダイ Chromis ovatiformes 22年11月17日 沖縄島安和〉

画像は幼魚。

学名種小名は『卵円形の』の意。

和名のマルも漢字では丸なので、共に形からの名前なのでしょう。

ちなみに英名は体色からで、『Olive reeffish』と呼ばれています。

 

 

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小さな面(ヒメメンコヒシガニ)

2023-01-10 19:09:52 | エビ・カニ類

ぽかぽか陽気で、海はベタ凪……。

気持ちのいいコンディションだった本日のやんばるです。

この後風は南に寄りになりそうで、週の後半には夏日近くまで暖かくなりそうな予報です。

風は北東。晴れ。

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『面子(めんこ)』

日本の子供遊びに使われる玩具。現在もっともよく知られる形態は、紙製の紙めんこ。

語源は『小さな面』という意味なのだそう。

その起源は古く、平安時代の遊戯にあるとされているのだとか。

ただ史料に現れる遙か昔から、貝殻や木の実、石などを遊具として用いていたと考えられているのだそう。

それが江戸期の泥めんこ、明治初期の鉛めんこを経て、明治10年代に紙めんこが登場したのだとか。

僕が幼少の頃は普通に玩具として普及していましたけど、今はどうなのでしょう?

と思って調べてみたら、めんこは21世紀なっても細々と受け継がれているのだとか。

玩具メーカーのタカラトミーからは今も販売されていたり、2014年には『超爆裂異次元メンコバトル ギガントシューター つかさ』というアニメも放送されていたのだそうです。

ところで……

同じ漢字で『面子(めんつ)』という言葉もありますよね。

『面子を立てる』とかの『面子』ですね。

こちらは中国語由来の『体面・顔』を意味する言葉で、玩具の方とは直接的な関係はないようです……。

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さてめんこといえば……

〈ヒシガニ科メンコヒシガニ亜科メンコヒシガニ属ヒメメンコヒシガニ Aethra edentat 22年11月7日 沖縄島安和〉

学名種小名は『ほとんど、または全く歯のない』の意。

まさにめんこそのものな形のカニです。

 

 

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