Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

開闢の女神(アマミスズメダイ)

2018-05-28 17:49:17 | スズメダイ科

湿度は高めですが、それ以外に梅雨らしさを感じられない本日のやんばるです。

本日の…というか連日ですけど…。

梅雨入りが発表されてから、今日は梅雨っぽい天気だなぁ…て感じた日は、僕の記憶の中には2日間ほどしかありません。

そろそろ、ダムの貯水率が…。

水温は、エントリーしてすぐの浅場が27℃を記録してました。そして-10m辺りで急に24℃まで下がってヒンヤリと感じたり。

週間予報では週の後半に雨マークがありますけど、どうですかねぇ…。

風は西~南西。晴れ。

■■

琉球国というか琉球の世界は一人の女神の降臨から始まったのだそう。

所謂開闢(かいびゃく)の神話で、まあ諸説ありますが、王国公認の始祖伝承によると、天帝の命を受けた一人の女神が降臨し、琉球の島々を作ったのだとか。

もう一人、男神と対で降臨し、島々と人を(つまり夫婦となって子供を)作ったという伝説もありますが、どちらにしても琉球開闢にはこの女神が強く関わっているわけです。

このことが奄美大島辺りから南側で、神事を女性が司る、つまり女性が男性より霊的に優位であるという宗教観に繋がっているようです。

この女神は『アマミキヨ』または『アマミク』と呼ばれています。

奄美大島をはじめとする奄美群島はその昔琉球国の一部でしたが、この『奄美』の語源は『アマミコ』からで、『アマミキヨ』の奄美群島での呼び名なのだそう。

さらに奄美群島では、『アマミコ』の姿について口伝が残っているのだとか。

それによると、『アマミコ』の額には鬼の角のようなコブがあり、普段は布で隠していたのだそう。

別の世界からやってきた額に角を持つ女性が、超越的な能力で国を作った…。

と考えると、SFかファンタジーのイメージしか浮かびません……。

■■

さて…

〈スズメダイ科スズメダイ亜科スズメダイ属アマミスズメダイ Chromis chrysura 18年4月16日 沖縄島安和〉

画像は幼魚。

この季節の風物詩的な被写体です。

学名種小名は『黄色い尾の』の意。

ですが、尾が黄色いイメージはまったくないのですが。成魚についても、幼魚についても。

近縁種のフカミスズメダイの学名種小名が『白い尾の』なので、それと比較して黄色いとかでしょうか…。

 

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金太郎の母(ヤマンバミノウミウシ)

2018-05-25 21:18:11 | ウミウシ

空は気持ちのいい青、海は気持ちのいい凪…だった本日のやんばるです。

本日の熱中症指数は〈警戒〉レベル。そして明日の熱中症指数は〈厳重警戒〉レベル。

梅雨らしさはどこにも見当たらない日が続いてます。

風は弱い南~南西。晴天。

■■

『三枚のお札』という昔話をご存じでしょうか。

ある寺の小僧さんが、和尚さんに頼まれた用事で出かけるのですが、帰り道の途中で日が暮れてしまいます。困っているところに見知らぬ老婆が現れ、家に泊めてくれてご馳走もしてくれます。けれど小僧さんが夜中に目が覚めると、老婆は山姥の姿で小僧さんを食べるために包丁を研いでいました。小僧さんは寺を出るときに和尚さんから渡されていた三枚の札を使って、山姥から逃げ何とか寺まで戻り、和尚さんに助けを求めます。和尚さんは知恵を使って山姥を騙し、豆に化けさせて食べてしまいました。めでたしめでたし…。

とまあ僕の憶えている限りでは、こんな感じのお話です。細かな部分にはいろいろなバリエーションがあるようですが。

三枚の札という、三つの万能アイテムを使ってボスキャラから逃げるというストーリーがRPGぽくって、実はこの昔話が僕は好きなのです。小僧さんを食べようとしていた山姥を逆に和尚さんが食べてしまうというラストも印象的ですし。

山姥はいろいろな日本の昔話に登場しますよね。大抵は旅人や迷い人を自分の住処に招き入れてもてなし、でも本当は食べようとする鬼女あるいは妖怪的な存在。

グリム童話の魔女のような存在ですが、その起源を辿ると姥捨て伝説の副産物という説もあるのだとか。つまり飢餓で口減らしのために山奥に捨てられた老婆の伝承が変形したも、という説なのだそう。

そう考えると、少し悲しい存在ですね。

また、足柄山の金太郎(坂田公時)の母親が山姥という伝承もあるのだそう。

この山姥が夢の中で赤い竜と通じ、金太郎が生まれたのだとか。

こちらはちょっとファンタジックな存在ですね。

■■

さて…

〈ホリミノウミウシ科ホリミノウミウシ属ヤマンバミノウミウシ Eubranchus sp. 沖縄島安和〉

どの辺りが山姥なのでしょう。

背側突起の感じでしょうか。

あるいはヤマンバギャルのヤマンバでしょうか。黒いですし…。

ところで…

〈同種同個体 同日 同ポイント〉

卵を産んでました。

 

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端境(ムネボヤ&…)

2018-05-21 19:56:24 | 水中生物

今日はようやく梅雨を感じられる空模様だったやんばるです。

ただし午前中だけ。

午後は気持ちいい青空でした。

本日は二十四節気の小満。

ここから次の節気である芒種までを、当地では『スーマンボースー』といいまして、梅雨のことをさします。

が…、明日からの一週間の予報で雨マークが1日しかないという…。

空梅雨ですかねぇ。

風は南西のち西。雨のち晴れ。

■■

『端境』とかいて『はざかい』と読みます。これ、大和言葉です。

何のことか解りますか。これは結界のことです。

結界とはそもそもは仏教用語で、ある空間領域を設定することをいうのだとか。

すなわち聖なる領域と俗なる領域を分け、秩序を維持するために区域を限るという意味あいなのだそう。日本では神道にも同じ概念があるのだとか。

神社や寺院の鳥居や注連縄も結界の一つで、こういうものは領域の境界線を視覚化する役割もあるよう。あるいは茶道で、茶室に入るための躙口(にじりぐち:体を屈めないと入れないほど小さな入口)も、茶室を非日常空間にするための結界なのだそう。

複数の領域、つまり複数の世『界』を『結』びつけるので、『結界』というわけです。

実は日本建築には結界がたくさん見られて、『襖(ふすま)』、『障子(しょうじ)』、『衝立(ついたて)』、『縁側(えんがわ)』と、これらは皆広義の意味で結界なのだそう。

結界って意外と身近な存在なのですね…と書きたかったのですが、襖や障子や衝立や縁側って身近にありますかね? 我が家には一つもありませんでした。

身近な結界は、失われていっているのでしょうか。

■■

さて…

〈ユウレイボヤ科ムネボヤ属ムネボヤ Rhopalaea circulata 18年4月10日 沖縄島安和〉

学名種小名は『幅のある輪』って感じかな、自信ないけど。

透明な体にブルーの輪模様を複数纏います。容易に見られますが、綺麗なホヤです。

ところで〈ムネ〉って何でしょう?

胸? 棟? 旨?

それはともかく、このホヤの中を覗いてみると…

〈端脚目(ヨコエビ目)の一種 Amphipoda sp. 18年4月10日 沖縄島安和〉

この透明さ、あるいは輪模様が、なんだか結界のように思えて…。

〈同種同個体 同日 同ポイント〉

この子にとっては、このホヤの内部は聖なる領域なのかも…とか思ってみたり…。

 

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WAVE(シラナミイロウミウシ・ヨセナミウミウシ・フジナミウミウシ)

2018-05-18 19:58:10 | ウミウシ

連日真夏日の沖縄島です。

風もゆるく、コンディション良好な日が続いています。

浅場の水温は26℃を記録するようになりました。

相変わらず、梅雨っぽさは微塵も感じられない日々。

週間予報を信じるなら、来週は梅雨を感じられるはずなのですが。

先週も同じようなこと書いてましたからねぇ…。

風は南。晴天。

■■

『波あるいは波浪』とは、水面の高低運動のこと。

『波・波浪』は風によって起こり、『風浪』と『うねり』の2種類があります。

『風浪』とは、その場で吹いている風によって引き起こされる波で、『風波』とも呼ばれる波。

『うねり』とは、他の海域で風によって起こされた波が伝わってきた波のこと。

これらの他にも、いろいろな波の名称がありますね。大波、小波、さざ波、津波、あるいはうねりに関連する土用波とか。

また物理学的には、波はその水深によって、深海波・浅海波・極浅海波という3種に分類されたりするのだそう。

波は人にとって身近な自然現象で、波のつく名字もたくさんありますよね。

そしてウミウシの名前にも…。

■■

例えば…

〈イロウミウシ科Goniobranchus属シラナミイロウミウシ Goniobranchus coi 18年4月10日 沖縄島安和〉

しらなみ(白波)とは、発達した風浪の波頭が、砕けて白く見える波のこと。

あるいは…

〈イロウミウシ科ミアミラウミウシ属ヨセナミウミウシMiamira sinuata 18年3月26日 沖縄島安和〉

よせなみ(寄せ波)とは、打ち寄せてくる波。引き波の逆。

そして…

海の波の名称以外にも、波のつく言葉はたくさんありますよね。

波乱とか余波とか、波及とか地上波とか。

さらには電磁波とか重力波とか、あとは波動砲とか…。

〈イロウミウシ科Goniobranchus属フジナミウミウシ Goniobranchus fidelis 18年4月16日 沖縄島安和〉

ふじなみ(藤波/藤浪)とは、藤の花房のこと。風に揺られて波のように揺れるさまからこういうのだとか。

万葉集に由来する言葉なのだそうです。

雅な波ですね。

 

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エラとガラスの靴(シンデレラウミウシ)

2018-05-14 19:34:44 | ウミウシ

前回、つまり先週の金曜日のブログで、来週は梅雨を感じられそうだと書いたのですが…。

梅雨なんてどこにも見当たらないよ…って感じの本日のやんばるです。

梅雨っぽいムシムシ感もないわ、鋭い日差しだわ、痛い暑さだわ、風は弱いわ、ベタ凪だわ…。

もう最高です。

この先一週間の予報からも、いつの間にか雨マークが消えてました。

水温も浅場は25℃を記録するようになってます。

風は西。晴天。

■■

昔々あるところにエラという娘がおりました。娘は血の繋がらない母と姉に毎日いじめられていました。ある日城で舞踏会が開かれることになり、姉たちは着飾って出かけていきました。エラも行きたかったのですが、着ていくドレスがありませんでした。すると魔法使いが現れ、魔法の力でエラにドレスとガラスの靴を与え、カボチャの馬車で送りだします。そのとき魔法使いは、「この魔法は零時に解けるので、それまでに帰るように」と警告しました。舞踏会でエラは王子と相思相愛になり、時間を忘れてしまいます。零時の鐘の音に慌てたエラは、帰り際にガラスの靴を片方残してしまいました。その靴を手がかりに王子はエラを探します。そしてついに王子はエラを探し当て、エラは王子の妃になりました。めでたしめでたし。

とまあ、読めば気づくと思いますが、これは『シンデレラ』のお話。この物語の起源はかなり古く、紀元前1世紀に記録されたエジプトの美しい女奴隷の物語に辿り着くのだとか。

僕らに馴染みのカボチャの馬車やガラスの靴は、フランスの文学者が書いた『サンドリヨン、または小さなガラスの靴』という物語の中で付け加えられたアイテムなのだとか。サンドリヨンというのは、シンデレラの仏語です。

ご存じの方も多いかもしれませんが、『シンデレラ』というのは主人公の名前ではありません。主人公の名前は前述の通り『エラ』です。

灰で汚れた姿の『エラ』を継母が『シンダーエラ(灰まみれのエラ)』と馬鹿にしたことから、シンデレラと呼ばれるようになったのだそう。

王子と結婚して、エラ妃となった。という記述がつくヴァージョンもあるのだそうです。

ところでシンデレラは幾つのも国で翻訳されています。和訳名は『灰かぶり姫』だそうですが、1900年に高等小学校の教科書用に『おしん物語』という題名で翻訳されたヴァージョンもあるのだとか。

もちろん主人公の名前は『おしん』です。

登場人物や小道具も日本風にアレンジされていたようですが、カボチャの馬車やガラスの靴はどんな風になっていたのでしょう…。

■■

さて…

〈イロウミウシ科アオウミウシ属シンデレラウミウシ Hypselodoris apolegma 18年4月10日 沖縄島安和〉

どの辺りがシンデレラなのでしょう。

外套膜外周部を縁取る白色帯の内側のぼやけ感が、灰かぶり的だということなのでしょうか…。

 

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龍宮の姿…(ミドリリュウグウウミウシ)

2018-05-11 20:09:17 | ウミウシ

前回のブログで梅雨の気配が感じられない…て書いたら、翌日の8日に沖縄地方の梅雨入りが発表されました。

それでも、梅雨の気配を感じることができない日が続いてますやんばるです。

本日も気持ちのいい青空。風は心地よく、気温は夏日。

過ごしやすい一日でした。

週間予報によると、来週には梅雨を感じられそうです。

風は東。晴天。

■■

『リュウグウ』の姿形は、実はよく解っていないのだとか。

それはリュウグウが、直径約900mという小さいサイズだから。加えて今まで最も近かったときの距離でも、2400万kmと遠すぎたからなのだそう。

推定は出来るのですが、到着してみたら、実際の姿形と推定がかなり違っていたということも十分にあり得るのだとか。そういう事例が過去にもあったのだそうです。

もちろんこの『リュウグウ』は、伝説や昔話に登場するあの『龍宮』のことではありません。

かつては仮符号1999JU3と呼ばれていた小惑星のことです。

『龍宮』には、浦島太郎が亀に乗っていきましたが、『リュウグウ』のほうには、只今小惑星探査機はやぶさ2が向かっています。

順調に航行中のようで、来月の後半から再来月の辺りに『リュウグウ』に到着する予定です。

今年の2月に、はやぶさ2搭載カメラが『リュウグウ』の撮影に成功したのだとか。しかしそのときにはまだ点にしか見えなかったのだそう。

姿形を予想する『小惑星リュウグウ想像コンテスト』なるものが開催されたりもしていたそうですよ。

どんな姿形をしているのでしょうね、『リュウグウ』は…。

はやぶさ2の到着が待ち遠しいです。

■■

さて…

〈フジタウミウシ科クロスジリュウグウウミウシ亜科ニシキリュウグウウミウシ属ミドリリュウグウウミウシウミウシ Tambja morosa 18年4月10日 沖縄島安和〉

画像は幼体。

つまり小さなミドリ『リュウグウ』ウミウシ。

まあ、小惑星の『リュウグウ』は、こんな姿形はしていないでしょうけど…。

 

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恩返し…(チドリミドリガイ)

2018-05-07 19:32:31 | ウミウシ

南からの風が涼しくて心地よかった本日のやんばるです。

それでももちろん夏日が続いてます。

明日は前線通過で一時強雨になりそうですが、夏日は続きそう。

そろそろ梅雨入り間近のはずなのですが、週間予報を見てもそんな気配が感じられないこの頃です。

風は南~南西。晴れ。

■■

酔った人のよろめいた歩き方を『千鳥足』といいますね。

この『千鳥』はチドリ目チドリ科の鳥のこと。

チドリ目チドリ科の鳥の多くは、足の指が一本退化していて三本しかないのだそう。そのせいで、よろめいているように見える歩き方をするため、それを酔っ払った人の歩き方に喩えたもの。

実際には、素早く走った後に急停止し、急激に方向を変えてまた走る、を繰り返すのだそうで、これは獲物を急襲するため、つまり自分がどちらの方向に進むのかを獲物に判断されにくくするための歩き方なのだとか。

急転換を繰り返して進むということはジグザグに進むということで、ジグザグに縫うことを『千鳥縫い』と呼ばれていたりするのだそう。

ところで当地には千鳥に関する昔話が二つあります。

どちらも、大筋は鶴の恩返しの千鳥バージョンって感じ。

細かな部分は違いますが、二つ共に共通しているのは、大切な人(妻や息子)を失った主人公が千鳥を助け、それが人の姿になって恩返しに来るというもの。最後は鶴と同じで、去って行ってしまうのですが。

チドリ科の鳥は当地では身近な鳥なのかというと、冬にやってくる渡り鳥というイメージ。ビーチで毎年普通に見られます。

少しの間留まって、去って行くというストーリーは、渡り鳥の姿に重なりますね。

因みに、当地でどんなチドリが見られるのかと思い、『千鳥 沖縄』で検索すると……

よしもと沖縄花月のサイトが、検索結果のトップだったり。

なるほどね…。

■■

さて…

〈チドリミドリガイ科チドリミドリガイ属チドリミドリガイ Plakobranchus ocellatus 18年4月10日 沖縄島安和〉

どの辺りに千鳥を見いだせば良いのでしょうか。

姿も動きも千鳥感ないですよね。

助けても恩返ししてくれそうな気がしないし…。

〈同種同個体 同日 同ポイント〉

学名種小名は『目(のような模様)のついた』の意。

青や赤や緑の眼紋が体全体に見られます。

色彩の変異型が多く、眼紋が見られないものもあるようですが。

 

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海を越えてきた青(ルリイロミドリガイ)

2018-05-04 19:18:19 | ウミウシ

空は青空、海は凪、気温は夏日…、気持ちいいコンディションだった本日のやんばるです。

そして連休の終わりまでこの感じが続きそうです。

風は北東。晴天。

■■

瑠璃色とは、やや紫みを帯びた鮮やかな青。

半貴石の瑠璃、すなわちラピスラズリの色。

ラピスはラテン語で石のこと。ラズリは天・空・青の意味。つまりラピスラズリは『天空のように青い石』という感じの意味のようです。

そのラピスラズリの主成分を顔料にしたのがウルトラマリン。

これは『海を越える』という英語。

原料のラピスラズリがアフガニスタンで産出され、それが海路でヨーロッパに運ばれたため、こんなふうに呼ばれたのだそう。

『海を越えてきた青』という意味が込められているそうです。

ところで…

ウルトラマリンが『海を越えた』の意味なら、ウルトラマンは『人間を越えた』って意味だったんですね。

今まで考えたことなかったけど、確かにいろんな意味で人間を越えた存在だ…とか思ってみたり…。

■■

さて…

〈チドリミドリガイ科ゴクラクミドリガイ属ルリイロミドリガイ Elysia sp. 18年3月22日沖縄島安和グスク〉

海を越えてきた、天空のように青い色。

瑠璃のように綺麗なウミウシです。

ところで…

この画像、実はもう一つ別の生物も写っています。

左上の方に…。拡大すると…。

〈ワレカラ類の一種 同日 同ポイント〉

何となくポーズしてるように見えたり…。

 

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