時間と共に北風が強まった印象の、本日のやんばるです。
でも時間と共に、陽光もタップリになった一日でした。
それでもエキジット直後は、ヒンヤリしましたが…。
まあでも、週末は夏日になりそうです。
風は北東。曇のち晴れ。
〈トラフシャコ科トラフシャコ属トラフシャコ Lysiosquillina maculata 16年10月26日 沖縄島安和〉
日本人に多い名前は、男性だとヒロシ、女性だとケイコなのだそう。たぶん古いデータだと思いますけど…。
こういうデータというのは、誰が、あるいはどこの機関が調べるのでしょうね。
そして何故こういう偏りって生まれるのでしょうねぇ…。
本種の学名種小名の maculata もかなりたくさんの種に用いられている名前です。
日本産魚類だけでも6種、接尾辞が変化したものまで加えると17種に用いられていますから。
その他本種のような甲殻類やウミウシ類や貝類、蜘蛛類やキノコ類にも…。
で、その種小名は『斑紋のある』の意。
斑紋とは、まだらの模様のこと。まだらとは、種々の色や濃淡が入り混じっていること。ぶち。
しかし和名からも解るように、この場合のまだらとは虎斑(トラフ)とも繋がる斑(まだら)なのでしょうね。
まあ画像ではすっかり地中に隠れてしまっていますが、その体には虎のような横縞模様がありますから。
ところで、一説によるとまだらの語源は曼荼羅なのだとか。
もちろん仏語の曼荼羅のことで、仏の悟りの境地である宇宙の真理を図示したもの。
それを思うと、少々神秘性を感じたりも。
その身に纏うのは、虎か真理か…。
水中で全身を観察できる機会があれば、じっくりと考察しないとね…。