Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

宝石を纏う…(アオボシヤドカリ)

2016-08-12 19:04:07 | エビ・カニ類

天候やコンディションのことを書こうとすると、前回までと同じ文章の繰り返しになってしまう…。

そんな相変わらずな毎日が続いてますやんばるです。

今夜はペルセウス座流星群だそうで。

沖縄島は晴れのようで、バッチリ見られそうですが…。

ピークが日付を越えた午前2時から3時頃なのだとか。

それまでず~っと起きてる自信はまったくなく、その時刻に起きられる自信もないなぁ……。

風は東~北東。晴れ。

〈ヤドカリ科ヤドカリ属アオボシヤドカリ Dardanus guttatus 16年6月27日 沖縄島崎山〉

学名種小名は『斑紋のある・点滴状の・斑点のある』の意。

歩脚とはさみ脚の腕節にある青色斑紋のことを指しているのでしょう。

和名のアオボシもこの斑紋が由来だそう。

そのまんま過ぎる……とか思えたり。

僕には、この斑紋が『水酸化銅アルミニウム燐酸塩』にしか見えません。

おっとこれは化学的な名称。一般的にはターコイズ、トルコ石と呼ばれています。

トルコ石は人類が初期に掘り出した宝石の一つであり、エジプト・アステカ・ペルシャ・メソポタミア・インダスや中国などの多くの古代大文明に愛されたのだとか。

かつてペルシャと呼ばれた地(現代のイラン周辺地域)が主要な産地で、それがトルコを経由してヨーロッパに広まったことでトルコ石と呼ばれるようになったのだそう。つまりトルコではトルコ石は産出されないのだとか。

で、僕には本種が、トルコ石を纏っているように思えたり。

腕節だけではなく、頭頂部(というか背面部?)にまでありますから、豪華に着飾ってる感を感じたり。

多くの文明では、トルコ石にお守りのような特質を信じていたそうで、悪い運の力から着用者を守ると考えられていたそうですから、この子も捕食者から守護されているのかも…。

あるいは、トルコ石を身につけると射撃の正確さが上がると信じていた民族もいたそうで、この子自身の捕食成功率を上げているかも…。

なんてね……。

 

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