本年も、よろしくお願い申し上げます。
一日中雨交じり…な本日のやんばるです。
今夜は38年ぶりの満月クリスマスなのだそうですが、こちらでは見えそうにありません。
ただクリスマスに合わせるように、平年並みの寒さになってます。このまま年末へと寒さが続きそう…。
しかしながら、新しいドライスーツが届いたので問題なしです。
ガッツリ潜ります。
風は北東。雨そして雨。
〈サンゴガニ科ヒメサンゴガニ属の一種 Tetralia sp. 15年11月24日 安和グスク〉
白い地色に歩脚のチャームのような模様がかわいい被写体です。
ヒメサンゴガニの『ヒメ』は基準となる対象種より小さいことを示す接頭辞。
つまりサンゴガニより小さい種ですよってことですね。
小さいことを表す接頭辞はほかにもコ・ショウ・チビ・ヒナなどがあり、コ又はショウ>ヒメ>チビ>ヒナという感じで小ささを示すのが一般的なのだそう。
ということは『ヒメ』は小さいけど、小さい種の中では大きい方の種になるのかなぁ…とかややこしいことを感じてみたり。
ところで画像の個体は抱卵中。
小さな種ですから当然のことなのですが、小さな生命がさらに小さな生命を守り育んでいると思うと、不思議な感じもします。
前半は雨交じり、後半は晴れ空だった本日のやんばるです。
まあ、前半の通り雨も気持ちよかったですけど。
つまりそれくらい暖かい日がまだ続いているってことで。
もっとも今週の中頃は少々冷えそうですが、週末に向かってまた暖かくなるならいいかな。
風は北東。晴れ、前半一時雨。
〈ハナシャコ科ハナシャコ属モンハナシャコ Odontodactylus scyllarus 15年10月22日 沖縄島安和〉
さて、モンハナシャコといえばシャコパンチ。
補脚を降りだすように伸ばすそのパンチの威力は、22口径の拳銃弾並みなのだそう。
パンチのスピードも速く、補脚の前の水が水圧の変化で沸騰し泡が発生するほどなのだとか。
いわゆるキャビテーション現象というやつなのだそう。
ところで22口径の拳銃弾の威力ってどんな感じですか。
拳銃だけに、一撃で命にも関わるくらいでしょうか。
ということは、この画像を撮ってたときは、かなり危険な状況だったのでしょうか。
で、調べてみた。
海外での強盗事件では、22口径の拳銃で撃たれた被害者が、犯人が立ち去った後に近くのガソリンスタンドに歩いて行ってこう言ったそう。
「撃ち合いゲーム用のカラーボール弾で撃たれた」
しかし撃たれた首を確認すると、流れていたのは赤いインクではなく、血だったということで…。
被害者はもちろん命に別状はなく、後遺症等も残らなかったとか。
まあこの事例は幸運なものなのでしょうが、なんか威力があるのかないのかよく分からなくなってきたり。
かといって、身をもってシャコパンチの威力を確認しようとは思いませんし、お勧めもしません。
脈動のような強弱で風が吹く本日のやんばるです。
まあ台風っぽい吹き方ですが、風向は悪くなく、大荒れといった海況にはなってません。
大型で強い13号。沖縄島は南半分が強風域に入ってます。
本部半島はその端っこで、ギリ強風域には入ってない感じ。
今回はこのまま過ぎ去ってくれそうです。
風は東。曇ときどき弱雨。
〈テナガエビ科テナガエビ亜科ソリハシコモンエビ属ウロカリデラ・アントンブルーニイ Urocaridella antonbrunii 15年6月24日 沖縄島安和〉
クリアクリーナーシュリンプと呼ばれたりもしてます。
同属のソリハシコモンエビ、ベンテンコモンエビ、ミカヅキコモンエビと同じように、岩穴で浮遊しながら魚のクリーニングをするエビ。
これら四種は同じクリーニングステーションに混在していることも。
で、そのなかで、本種だけが標準和名を持っていません。
しかし学名の方に目を向けると、本種のみが学名を持ち、他の三種は学名を持っていません。
分類学的には学名こそが名前ですから、そういう意味では本種だけが名前をもっていることに。
ただ日本人的には、名前を持ってるような持ってないような、少し不思議な感じもしてしまったり。
嵐の前の…、って感じの本日のやんばるです。
風はゆるく、空はキラキラの青空…な一日でした。
昨日は大暑、今日は土用丑。
暦の通り灼熱~なこの頃、スタミナつけないと…って切実に思えたり。
で、待ちきれなくて昨日ウナギを食べてしまいました。
これで週末に向けて体力バッチリ…とか思ってたら台風だったり…。
日付変更線を越えてやってきて、一端熱低になりながら台風に復活して、そして接近するというじつにしぶといヤツ。
沖縄島には明日の昼頃最接近する予報です。
風は北。快晴。
〈ヤドカリ科サンゴヤドカリ属グアムサンゴヤドカリ Calcinus guamensis 15年6月9日 沖縄島崎山〉
学名種小名も和名も発見地のグアム島にちなんだもの。
画像の個体は、宿にたくさんの星砂をチャームみたいにくっつけていたのですが、何故こうなってしまったのでしょう。
宿に選んだ貝殻に最初から付着していたのでしょうか。
それとも移動途中で、転がったりして付着したのでしょうか。
まさか、気に入ったのを拾ってくっつけた…なんてことはないよね。
でも、次の画像を見たりすると……
〈同種同個体 同日 同ポイント〉
『あ、また可愛いの見つけた。これもくっつけとこ…』
って思ってるように見えたりも。
真夏日な最高気温でしたが、空はドンヨリ系だった本日のやんばるです。
おかげで鋭すぎる日差しからは解放され、今日はホッと一息できた感じ。
発生した台風8号は、沖縄からは遠~いコースを北上し、当地には影響も関係もまったくない様子。
ただ今年の台風は、平年の2倍のペースで発生しているのだそう…。
沖縄島近海の海水温も、平年より2℃高い状態なのだそうで、なんだかこれからいろいろと影響が出そうな気も…。
明日はまた鋭すぎる陽光になりそうです。
風は南。曇。
〈コシオリエビ科チュウコシオリエビ属アナモリチュウコシオリエビ Munida olivarae 15年5月21日 沖縄島安和〉
アナモリは穴守。
岩壁の穴から顔をだす姿から。
通せんぼしてるようにも見えたりしますが…。
穴を守るから穴守。
東京都大田区には穴守稲荷神社なる神社があるのだとか。
海が荒れて沿岸の堤防が決壊し、甚大な被害を受けたため、堤防の上に社を勧請し、稲荷大神を祀ったことが起こりだそう。
穴守という名は、堤防に開いた穴の害から人々を守るという神徳にちなんでいます。
この子も、大切なものを守っているのでしょうか。
ところで件の穴守稲荷神社、江戸時代は遊女たちの、明治から大正にかけては花柳界の女性の信仰を集めたのだそう。
つまりその…この場合の穴は…、なんというか…、まあそういう穴を守ってくれるということのようで……。
お後がよろしいようで…。
昨日、沖縄地方に梅雨明けが発表されました。
平年より12日、去年より15日早い梅雨明けだそう。
梅雨の期間は22日間で、これは3番目に短く、平年の約半分なのだとか。
といっても、今週に入ってからず~っと灼熱~な感じの日が続いてましたので、正直今更感が否めませんが…。
まあとにかく真夏感全開なこの頃です。
この先一週間の予報を見ても、真夏しか見当たらない。
熱中症要注意って感じの週末になりそうです。
風は南西。晴天。
〈テナガエビ科カクレエビ亜科ホンカクレエビ属ヒトデヤドリエビ Periclimenes soror 15年5月11日 沖縄島新里〉
宿主の色に合わせた体色を纏う本種。
この子も宿主のマンジュウヒトデに合わせるように紫を纏い、そして紫の部分にいるのがお見事って感じに思えたり。
それだけを見ると隠蔽擬態にも思えたりするけど、本種は宿主の裏側にいるのが普通。
当然自然な状態では見えないわけで、隠蔽というよりは隠遁という感じかな…。
するとこの子は隠者。この子の纏う体色は、隠者の紫。ハーミット・パープルだ……。
それはさておき、裏側にいてこの子はつぶされたりすることはないのでしょうか。
意外と隙間があるのかな。それとも甲殻類だけにマンジュウヒトデくらいの重量なら、この子的には何の問題もないのかな。
さらにはファットだなぁ…と思ってよく見ると…。
この子この子と何度も書いてきましたが、抱卵中の母親だったり。
孵化のときはどうするのかな。
表側に移動するのでしょうか。
晴れるときは気持ち良く晴れ、降るときには激しく…ホントに激しく降る…、ときには雷雨だったり…。
そんな、典型的沖縄の梅雨な日が続いてますやんばるです。
今日もポツポツと降り出しなぁ…と思ってたら、今は激しく降ってます。
器材をかたづけるタイミングを間違うと、いつまでも乾かない~。
そんなこの頃です。
風は西。晴れのち曇、のち雨。
〈コシオリエビ上科の1種 Galatheoidea sp. 15年4月27日 沖縄島ホーシュー〉
たぶんコシオリエビ科だと思われるけど、まったく自信がないので、コシオリエビ上科でとどめておきます…。
深場でピグミーシーホースを探してるとき、それが見当たらない八方サンゴ類で出会うことが多い印象の本種。
じゃない方の生物…って感じもしたりしますが、十分にフォトジェニックな被写体。
こんなに綺麗すぎていいのですかねぇ…。すごく目立つような気もするのですが。
ストロボを光らせて、マクロレンズで切り取った画像だからそう思うだけで、自然のなかではそんなには目立たないのかな。
あるいは、目立っても大丈夫な別の生存戦略・戦術を持っているのか。
まあ、目立つイコール危険と一概には言えない気もしますし。
それでもこの体表の模様に、何か機能的意味があるような気もしてしまったり…。
ところで…
〈同種別個体 同日 同ポイント〉
同じ八方サンゴ類のすぐ近くに別の小さな個体が…。
さて、どういうご関係ですかねぇ。
コンパクトかつハイスピードな台風6号が通過後は、好天の日が続いてますやんばるです。
本日も快晴以外の何ものでもない空模様。
南からの風が暑気持ちいい~一日になりました。
ところで週間天気予報を見ると雨マークが見当たらない…。
晴れマークがズラリと並んでるのですが、梅雨はどうなっているのでしょうか。
もう今年は梅雨はなし、という方向でいいんじゃないのかなぁ……とか思ってみたり。
風は南西。快晴。
〈サンゴヤドリガニ科アシビロサンゴヤドリガニ属アシビロサンゴヤドリガニ Pseudocryptochirus viridis 15年4月21日 沖縄島安和グスク〉
学名種小名は『緑』ですが、鮮やかなブルーからイエローまで様々なカラーバラエティを持つ本種。
それだけではなく、赤やオレンジの幾何学模様も綺麗な被写体です。
宿主のスリバチサンゴ類は、当地ではどこのポイントでも観察でき、当然本種の観察も容易。
様々な個性を持つ個体を撮り放題の被写体、ということもできます。
しかしいかんせん小さい…。
この画像は35ミリ換算で約150ミリ画角の最短距離で撮影してますが、画面いっぱいにはなりません。
で、肉眼ではなかなか本種の綺麗さが伝わらなかったり…。
今までは百円ショップの3倍ルーペで観察したりしてましたが、それでは伝えきれない…。
最近では10倍ルーペを使ってます。それだといい感じに伝わるので。
他にもこのクラスのサイズの生物を観察することが多いので、15~20倍のルーペの購入も検討してたり…。
和名の方は、形態と生態を表していますが…
宿りとは、旅先で宿をとること。仮にとどまること。また、その場所。
つまり宿りとは定住場所ではなく、移動の途中の一時的な住処。
この子はどうなのでしょう。
旅の途中なのでしょうか。
旅の途中に、スリバチサンゴ類の気に入った場所に孔を作って一定期間そこに落ち着くって感じなのでしょうか。
そんな風に考えると、何だかキャンプっぽく思えたりも…。
空はドンヨリ、でも空気はしっとり、風はゆるーく海は上々、な本日のやんばるです。
ジメジメ感が気持ちいい…。
後半風はやや強まりましたが、しっとり感そのままで、青空も見えたり。
結局一日中いい感じに。
明日はさらに空模様がよくなり、夏日近くまで暖かく、いや暑くなるのだそう。
初夏気分を味わえそうです。
風は北のち南西のち北。曇のちときどき晴れ。
〈シャコ目未同定種 Stomatopoda sp. 15年1月24日 沖縄島安和〉
画像は幼体。
科名さえわかりませんが、綺麗な被写体。
もっとも小さすぎて、肉眼では黒いシャコとしか見えませんでしたが。
きっと成体は、全然違う体色・模様を纏ってるんだろうな…。
暖かい週末から、週が明けてもまだ暖かい日が続いてますやんばるです。
今日は雨交じりでしたが、南からの風で数字的にも体感的にも過ごしやすい一日でした。
なんでも4月上旬並みの気温だったとか…。
後半風は北に廻りましたが、特に寒さはなくいい感じでした。
明日からはまた、乾いた青空になりそうです。
風は南のち北西。雨のち曇。
〈ワタリガニ科ベニツケガニ属トゲフタハベニツケガニ Thalamita quadrilobata 15年1月17日 沖縄島安和〉
さ…寒い…。なんでも今季最強クラスの寒気だとか…。
そもそもの気温が低い上に、風も強め、さらには雨交じり…。
もう笑っちゃうくらいにヒエヒエ~な感じ。
というわけで、笑いながら潜ってたり…。
もっとも、本州に比べたら相当暖かいんでしょうが…。
風は北。曇ときどき雨、ときおり日差し。
〈テナガエビ科イソギンチャクモドキカクレエビ属イソギンチャクモドキカクレエビ Pliopontonia furtiva 15年1月3日 沖縄島安和ホクサイ〉
暖かそう…に見えたり。
まあ、寒いからくるまってるわけではないのでしょうけど。
立春を過ぎ、暦の上では春…なはずですが、ヒエヒエな日が続いてますやんばるです。
といっても今日は風が弱く、なかなかに過ごしやすかったですが。
そして明日はさらに日差しタップリで、20℃くらいまで気温が上がりそうな予報。
風も後半南寄りになりそうだし。
いい感じの週末になりそうです。
といってもその後に前線が通過して、また気温はダウン…な予報。
三寒四温って感じのリズムにもなってないし、春はまだ遠いかなぁ…。
まあ、一日でも暖かい日があると、ホッとしたりしますけど…。
風は北。曇ときどき晴れ間。
〈テナガエビ科テナガエビ亜科ソリハシコモンエビ属ソリハシコモンエビ Urocaridella sp. 15年1月3日 沖縄島安和ホクサイ〉
雨は早朝のみで、後半には晴れ間もたっぷりあった本日のやんばるです。
風は非常にゆるやか~で、体感は過ごしやすい一日でした。
今日は節分、季節の節目。
豆も恵方巻きもすでに購入済み。
今夜は豆まいて、恵方巻きを食べて、次の季節に備えないと…とか思ってみたり。
それにしても、年齢プラス1食べる豆の数が多くて……。
風は弱い北。曇のち晴れ間。
〈サラサエビ科サラサエビ属スザクサラサエビ Rhynnchocinetes durbanensis 15年1月3日 沖縄島安和ホクサイ〉
年が明けて三が日は寒波が厳しかったですが、昨日からはポカポカな感じになってますやんばるです。
加えて海もベタ凪~。
さらに今日の後半は風が南寄りに。
濡れた体でも気持ちよ~く風を受けられました。
明日前線が通過するまでは、この陽気が続きそうです。
風は東のち南。晴天。
〈テナガエビ科イソギンチャクモドキカクレエビ属イソギンチャクモドキカクレエビ Pliopontonia furtiva 14年12月3日 沖縄島安和グスク〉