湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

”普通”は難しい・・・子育てのコツ・番外編2

2008-10-25 11:55:33 | Weblog
子育てについて語るのは、難しいところがあります
自分が子育ての名人であると自負の念をもっているならともかく
誰でも、子育ては初めての経験で、無我夢中で育てているのです
従って、二番目以降の子供は、第一子に比べて、ずっと楽なのですが
だからといって、子育ては本質的に、手を抜ける性質のものではありません

それと、もう一つ
子育ての難しさは、どのような子供に育ってほしいのか
親によって、意見が分かれることです
私と妻とも、もちろん完全な意見の一致はありません

妻は大筋において、私と同意見ですから
大きな問題はありませんが、細部では、意見や考え方の違いがあります
私たちが、子育てで意見が合うのは
二人の価値観が共通しているからだと思います
すなわち、普通の人として生き
普通の人として幸せになってほしいということです

ただし、普通というのは漠然としすぎていて
それが何を指すのか、厳密に言えば、人によって違います
難しいことは言わず、常識的に考えても
普通でいることは、そんなに簡単なことではありません
それなりの努力をしなければ普通でいることはできません

普通の人が、精一杯努力して
やっと手に入るのが”普通”かもしれません
努力をする習慣と、常識を知り、常識にに従う気持ちが無ければ
なかなか普通の人として扱ってもらえません
多くの人はどこか普通でない”変な”ところがあるものです

”常識”や”普通”という概念を
あまり厳密にとらえず、大雑把にとらえることで
多くの人は、常識の中に納まり、普通の人として扱ってもらえます
ただし、そこまで到達するのに、それなりの努力が要るのです

”普通”は難しい
普通であることも難しいし
何が普通であるかを知るのも難しいのです
そこに、親の知性や見識を問われる問題もあるわけです
子育てに没入しつつも、広く世間を見渡す余裕のようなものを
世の親達は、私もその一人として、持つべきだと思います
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする