美しいフォームこそ・・・競泳ジャパンオープン２００８

競泳を見て、何に注目するかといえば
私の場合フォームです

どのようなフォームで泳いでいるかというのが最大の関心事なのです

なぜそうなるかといえば、息子が水泳選手だからです
息子に少しでもタイムを縮めてほしいので
トップスイマーの泳ぎに注目するのです
トップスイマーと同じフォームを身に付け
トップスイマーと同じようなタイムで泳いでほしいからです

フォームを真似するといっても、実際には難しいものです
ビデオに撮って、何度も繰り返し見ないと、なかなか分かりません
水中映像が少ないことも、フォーム観察を困難にします

しかし、それでもなお、トップスイマーの泳ぎを見ることは
水泳選手にとって、たいへん有意義なものです
最大のコーチはトップスイマーの泳ぎです

競泳の競技能力向上に何が重要かは議論の分かれるところです
長い間、日本の競泳界では体力向上が至上命題でした
とにかく練習をして、体力向上を図るというのが主流なのです
しかし結論からいえば、体力だけでは、どうにもならない壁にぶつかります

日本の自由形が弱くなった原因の一つが体力主義です
結局、体力や体格で劣るので、負けてしかたないという・・・
敗北主義に陥るのです

自由形の速い選手は、例外無く、美しいフォームで泳ぎます
そして、必ずしも体格は大きくありません
この点を水泳関係者は、よく考える必要があります

美しいフォームは無駄の無い身体の動きから生まれます
力任せの泳ぎでは、タイムの壁は突破できないのです
そこには常に、探求の精神が必要なのです