筆者など、この矛盾を、ちょっとあるんじゃないかと思ってしまうので、今度は、人間どうし言葉が通じることが不思議に思えてしまう(拙稿18章「私はなぜ言葉が分かるのか?」 )。これはちょっといけません。皆さんとぴったり意気投合ができなくなります。世の中うまくわたるためには、現実を身体の芯から信じられなくてはなりません。
現実は一つしかなくて、だれが感じても同じもので、だれもがその中で生きている、それしかない、と思えなくてはいけません。そうでないと、人間どうし話が通じない。社会も作れなくなります。
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