ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

人肉カプセル

2012年05月09日 | 社会・政治

 何カ月か前から韓国で一錠600円もする滋養強壮剤が話題になっていますね。
 中国から密輸入されたもので、中身は死亡した乳幼児の遺体を砕いて粉末状にしたものだとか。
 キャッチコピーが、最高の滋養強壮剤だそうで。
 ブラックユーモアにしても毒気が強すぎます。
 それに、なんとも嘘くさい話です。

 
実際に流通している人肉カプセルです。

 しかし韓国の政府機関が成分の分析を行ったところ、塩基配列が人間のDNAと99%一致したとのことで、韓国は衝撃を受けています。
 偽物天国の中国が密輸出するために作った錠剤が本物の人肉カプセルだったというわけで、中国人というのは変なところで律義な人たちだなと思います。

 で、当然のことながら効能はなく、どういう衛生状態で製造されたか分かったものではないので、むしろ有害だとか。

 そりゃそうですよねぇ。

 乳幼児の死肉に滋養強壮の効果があるとは聞いたことがありません。
 人を食った話とはまさにこのことです。

 韓国では、生きた蛸の足を一口大に切り、うねうねと蠢いている蛸の足を生のまま喰らうのが精力剤とされていると聞き及びます。
 蛸の吸盤が口の中で貼りつく感じが良いのだとか。
 イメージというか感じとしては精がつきそうにも思いますが、実際の成分はそんなこと無いと思いますがねぇ。

 私の実感としては、焼肉やステーキなど、牛肉を焼いただけの物が一番即効性があるように思います。
 しかし残念ながら、私は焼肉もステーキも好まないため、その恩恵に浴することが滅多にありません。
 しゃぶしゃぶやすき焼きなど、お湯で火を通す牛肉を好みますが、こちらは精が付いたという実感はありませんねぇ。

 余談ですが、精神病薬の副作用で不能に陥った頃、泌尿器科でヴァイアグラを処方してもらったことがありますが、あれは効きますねぇ。
 ただし、性欲が高まるということは全くなくて、無駄に下半身に血が集まって使用可能になるというだけなので、それによって精が付いたという感じはしませんでした。
 外科手術なんかもそうですが、西洋医学というのはじつに単純というか、切ったり張ったり、血液が下半身に集まるようにしてみたり、発想が即物的ですねぇ。
 それに比べて漢方というのは不思議なもので、心が沈むと言っているのに足の親指をもんでみたり、二日酔いだというのに掌を押してみたり、人間を一つのつながりと見て治療する不可思議な方法です。

 由無し事はさておき。

 韓国人は乳幼児の遺体に効能があると信じる人がけっこうな数で存在するんでしょうか。
 じつに馬鹿げた発想です。
 一種のカニバリズムでしょうねぇ。
 象徴的な意味合いがあるのかもしれませんが、狼男や吸血鬼や鬼が跳梁跋扈していた暗黒時代ならいざ知らず、この現代において高額で人肉カプセルを買い求めるとはなんと愚かな行為ではありませんか。

 韓国政府は税関での取り締まりを強化すると宣言し、中国政府はそのような事実はないがこれからも詳しく調査する、と言っていますが、そういう表層的なことに問題の根があるわけではありません。

 要はそれを欲しがる人がいて、それを売りたい人がいる、ということが問題です。

 需要と供給がバランスしてしまっているのでしょう。
 まずは欲しがる人を減らすことです。
 そうすれば売れなくなり、売りたい人も減り、相乗効果でかくの如き悪事は根絶されるでしょう。

 人肉カプセルを求める一部の韓国人にはくだらぬ思い込みや迷信を捨て、公衆衛生と真っ当な道徳心を涵養してもらいたいものです。 

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残念、猫ひろし

2012年05月09日 | その他

 カンボジア国籍を取得し、カンボジア代表としてロンドン・オリンピックにマラソン選手として出場することが内定していた猫ひろし
 このたび国際オリンピック委員会は、猫ひろしは出場要件を満たしていないとして、オリンピック出場を認めない、との判断を下しました。

 残念。

 しかしまあ、常識的に考えてみれば、日本代表に選ばれるような記録は持っておらず、ロンドン五輪が近づいてから突如としてカンボジアという代表に選ばれそうな国の国籍を取るというのは、なんとなく不公平な感じがしますし、あっちでもこっちでもそんなことを始めれば、国を代表して戦う大運動会が、その意味を失ってしまいます。

 現に中東の産油国などのお金持ち国家は、他国の有望な選手に自国の国籍を取らせ、オリンピックに出場させてメダルを獲得したりしています。
 しかもその同じ選手が、次のオリンピックでは別の産油国の代表になってまたメダルを取った例もあります。

 まるでプロスポーツ選手ですね。
 
 違法ではないにしても、健全な常識に照らして疑義を持たれるような行為は慎むのが、オリンピックの精神でしょう。

 猫ひろしには気の毒ですが、健全な常識に合致しない行為だったのでしょうね。

 で、次に興味があるのは、果たして猫ひろしは再び日本国籍にもどろとするのか、ということです。
 そんなにころころ国籍を変えられては国家といものの存在意義がなくなってしまいますから、わが国の法務省も簡単には認めないでしょう。

 猫ひろしには、カンボジアに骨を埋める覚悟で、堂々たるカンボジア人として次だか次の次だかのオリンピックを目指してほしいと思います。   
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国恥記念日

2012年05月09日 | 社会・政治

 1915年の5月9日、中華民国政府は日本からの対華二十一カ条要求を受諾しました。

 主な内容は第一次大戦までドイツが山東省に有していた権益を日本が引き継ぐこと、満州鉄道の権益を99年間日本が独占すること、中華民国政府に日本人顧問団を置くことなどで、中国人は大いに憤慨し、この日を国恥記念日として記憶に刻み、いつの日か復讐をと誓ったようです。

 当時の常識からみれば、帝国主義列強は多かれ少なかれ日本が要求したような権益を中国に対して保有していました。

 だからこそ、上海には日本租界、フランス租界、英国租界、米国租界などが存在し、それら様々な異国情緒あふれる地域を舞台に、浪漫的な芸術や文学が生まれたというわけです。

 現代の中華人民共和国は、中華民国とは縁もゆかりも無い、というより敵対してきた、ということを建前にしていますから、国恥記念日だからと言って派手に騒ぐこともありませんし、また現在中華民国を名乗っている台湾も、その親日的な国柄ゆえか、とくだん問題視することもありません。

 しかし私は、当時の軍事力の差から、日本からの強引な要求を飲まざるを得なかったことをもって、これを国恥記念日として記憶しておこうとした中華民国の人々の根性を見習わなければならないと思います。

 8月15日を敗戦記念日ではなく終戦記念日と呼んだり、9月2日の米戦艦ミズーリ号で行われた大日本帝国降伏文書調印の日を忘れてしまうどころか、旧敵国の総大将である連合軍最高司令官マッカーサー元帥に対する感謝決議なる珍妙なものをわが国の国会は採択してしまいました。

 旧敵国の総大将に感謝するとは何事ですか。
 恥を知りなさい。
 マッカーサーがどんな執政を行ったとて、結局はすべて米国の利益のためであるに違いないのですよ。

 日本人はどうもあっさりしているようで、何事も水に流すのがお好き。

 しかし世界を見渡せば、イスラム教徒とユダヤ人は千年以上に渡って敵対し、今も流血の惨事が後を絶ちません。
 インドとパキスタン、北アイルランドの祖国復帰運動、アフリカ各地の部族闘争など、なかなか水に流すというわけにはいかないというのがむしろ世界標準。

 自ら争いのネタを作ることはありませんが、8月15日と9月2日くらいは、わが国が解放されたおめでたい日などでは決してなく、国家として恥辱を受けた日として記憶したいものです。

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