ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

金曜日

2012年05月18日 | 仕事

 やっと金曜日の終業時刻を過ぎました。

  今週は月曜日から金曜日まで、きちんと5日間通うことができました。
  まずは感謝。
  でもなんだか慌ただしい5日間でしたねぇ。
  会議やら締切やらに追いまくられた感じです。
  でも逆にそういう週のほうが皆勤率が高いのですよねぇ。
  閑だと行っても行かなくても支障がないと思って、出勤する気が失せるのですよ。
  もちろん、殺人的に忙しい場合、体調を崩して休むんですけど。

   月曜日、どんなに体調が良くても、とても金曜日まで皆勤するのは不可能だと思って絶望的な気分になります。
  実際週の半ばに突発的に休むこともたびたびあります。
  木曜日まで通いきると、やっと、一週間休みなしで通えそうだという気持ちが湧いてきます。

  なんだか綱渡りみたいですねぇ。

  綱渡りを続けるというのはスリリングともしんどいとも言えますね。 

 そういえば自助グループで知り合った40歳の男性は、何度か就職したが、いずれも一か月もたずに退職してしまい、今は妻に養ってもらっている、と言っていました。
  働く奥様がいて良かったですねぇ。 
  毎日一定時間拘束される生活を続けている人々が信じられない、とも言っていました。
  正直言って私も信じられません。
 その信じられないことを、途中病気休暇を取ったとはいえ、20年以上も続けているのですから、私は根っからのマゾヒストですね。 

 この世を極楽と見るも地獄と見るも心心。
 私は地獄と見る心の癖があるようで、損な性分です。

  でも週末だけは極楽と感じられるようになったのは、精神障害も大分良くなったのだと思うとありがたいことです。

 病気休暇中は、仕事に行っていないというだけで、心は常に緊張し、不安な状態にありましたから。

 ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


人気ブログランキングへ

↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
素晴らしい すごい とても良い 良い


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国連憲章第7章

2012年05月18日 | 社会・政治

 わが国では敗戦のトラウマからか、戦争には良いものなど存在せず、すべからく戦争は悪だという言論空間が広がりました。

 しかし国連憲章第7章は、はっきりと、良い戦争と悪い戦争が存在することを認めています。
 第7章は平和に対する脅威、平和の破壊及び侵略行為の存在を認め、これらを悪い戦争として、これに対抗するものを良い戦争としています。
 国連は国連軍を組織して悪い戦争に対して良い戦争を行うことができるとされ、過去に朝鮮戦争でこれが組織されました。

 でも私の見るところ、これはただのきれい事。

 人間という種は同じ種類の動物同士で組織的に殺し合うことに快感を覚える本能を持っているように感じます。
 人間以外で、同じ種類の動物同士が殺し合うのは、確認されたかぎりではチンパンジーだけだとか。
 人間とチンパンジーの遺伝子が98%まで一致していることを考えれば、人間とチンパンジーは似たような思考パターンで同種の動物同士で殺し合いをするようプログラミングされているものと推測します。

 戦争がはじまるとうつ病や神経症などの軽度の精神障害が極端に減るということは、精神科医や心理学者の間では常識です。

 某心理学者は、戦争という集団の危機が、個人的な悩みや障害を克服し、その上大規模な破壊行為がカタルシスを生ぜしめ、抑圧から解放されるのではないか、と論じています。

 これは戦争の本質を突いた論であるように思います。

 一般に戦争は、自国の利益追究のため、あるいは自国の主義主張のために行われると解されています。
 それはそうなのでしょうが、国民が熱狂的に戦争に突き進んでいく姿は、戦争によるカタルシスを求めているとしか思えません。
 現に日米開戦のニュースに接した当時の日本人の多くが、霧が晴れたような爽やかさを覚えた、と述懐しています。

 そのような人間の本能を思う時、永続的に平和な状態を維持することがいかに困難であるかを思い知らされ、愕然とします。
 しかしわが国には、平安時代や江戸時代など、数百年にわたって大規模な殺し合いが起きなかった時代があります。
 少なくとも数百年程度の平和は維持可能と考えることもできます。
 ここに人類の希望があると言ったら大仰でしょうか。

 争いが起こる前に争いの種を丹念に除いていく地道な努力だけが、平和な状態を維持することを可能にする道でしょう。
 もっともそれも、敵対する相手が何が何でも戦うのだと決意している場合、徒労に終わるでしょう。
 ちょうど戦前の日本の政治家が、日本滅亡を怖れて対米英戦回避に尽力したことが、米英の対日開戦の決意を鈍らせることができなかったのと同じこと。

 現代日本で最も危険なのは、反戦や平和を闘い取る、などという言語矛盾のような運動を繰り広げて自己満足に陥っているような、思考停止の輩の存在。
 スローガンと空気に流されるそのような輩は、簡単に逆に振れるでしょう。

 当時世界一民主的と言われたワイマール憲法下のドイツで、ナチという集団が、民主的手続きを経て政権を奪取し、世界中を焼き尽くしたことを思えば明かです。

 私たちは常に冷静に、地道に、平和維持への不断の努力をつづけなければなりません。
  同時に、いざという時のための国防力の整備にも意を尽くさなければなりません。
  備えあれば憂いなしといいますからねぇ。 
  それらはとても面倒くさく、無駄な努力に思えるでしょう。

 しかしチンパンジーと同じような戦争への欲求を本能的に持つ我々人間にできることは、それしかないのです。 
 
にほんブログ村 政治ブログ 国政・政局へ
にほんブログ村


政治 ブログランキングへ

↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
素晴らしい すごい とても良い 良い


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホーンテッド・グラウンド

2012年05月18日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 昨夜はアフター・ダークの新作「ホーンテッド・グラウンド」を鑑賞しました。

 画家のネイドとデザイナーのエミリーの夫婦。
 待望の赤ちゃんを授かりますが、残念ながら流産してしまいます。
 激しく落ち込む妻のエミリー。
 夫のネイドは心機一転、都会のマンションから片田舎の一軒家に引っ越すことにします。
 そこはネイドの先祖がかつて住んでいた、築200年の古い家。
 しかし手入れが行き届き、住み心地は抜群です。
 ネイドの個展も決まり、万事順調かに思えた矢先、エミリーが再び妊娠します。
 同時に、トイレの水洗の不具合を修理してもらうために呼んだ配管工が、150年も前の人骨を掘り出します。
 不安に思ったエミリーは郷土史家から、その家にまつわる数々の禍禍しい出来事を聞きだします。
 妊娠のせいか、古い家のせいか判然としませんが、夢とも幻覚ともつかぬ奇妙な現象に悩まされます。
 ネイドは個展の準備で多忙を極め、不機嫌になっていきます。
 そんなある日、150年前にその家に住んでいたと思しき妊婦の日記を見つけます。
 その日記には、驚愕の事実が記されているのです。
 心霊ホラーのようでいて、現われる霊は精神的に不安定になったエミリーの幻覚だともとれる重層的な作りこみになっています。
 そして、エミリーの幻覚のせいか、あるいは本当に心霊現象なのか、悲劇的な結末を迎えることになります。

 章立てに作った古風な感じが作り物くささをもり立てています。
 新味に欠ける感は否めませんが、まずは安心して楽しめるホラーの佳品に仕上がっていると感じました。

ホーンテッド・グラウンド [DVD]
レイシャ・ヘイリー,ゲイル・ハロルド,チェルシー・ロス,ステファニー・ブラウン,ジョネル・ケネディ
トランスフォーマー

にほんブログ村 映画ブログ ホラー・サスペンス映画へ
にほんブログ村

↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
素晴らしい すごい とても良い 良い


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする