ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

ダムド 呪いの墓場

2012年05月20日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 本日2本目のDVDは、刺激に欠ける心霊ホラー「ダムド 呪いの墓場」です。

 米国過激派組織は、大統領とその側近の暗殺を狙っています。
 大統領は暗殺されてしまい、側近だった男とその妻は、身の安全のため、ド田舎の古い家にかくまわれます。
 でも、なんだか奇妙な家です。
 家具が全く無く、荒れています。
 彼らと行動をともにする捜査官の話では、古くて森の中にあるが、最新の設備を整えているはずだったのに。
 明日には応援が来ると言い訳する捜査官。
 しかし明日になっても明後日になっても応援など来ることは無く、携帯電話もつながらない自然だけは美しい森の一軒家で、煮詰まっていきます。
 そんな中、妊娠中の妻は、幽霊を見ます。
 母と娘の幽霊です。
 不審に思った彼女は、納屋を家探しし、古い日記を見つけます。
 そこには、この家にまつわる怖ろしい出来事がつづられています。
 捜査官はその怖ろしい出来事の張本人、つまり自殺して果てた犯人の霊にとり付かれ奇妙な言動に出ます。

 正直、凡作だと思いました。
 ストーリーは単純だし、テンポは遅いし、何より怖くありません。
 ホラー映画が怖くないというのは、かなり最低です。

 見るべきところを挙げるなら、危機的状況にあった夫婦関係が、別の危機的状況を共同で乗り越えることにより克服されるという夫婦愛を詠っている点。
 それと、じつはホラーにとって極めて重要な点である、映像の美しさが挙げられましょう。
 舞台を森の中の一軒家に設定したことが成功しています。

 まぁ、そのくらいでしょうか。

ダムド 呪いの墓場 [DVD]
ヴィンス・ディ・メッリオ,ティム・ラスムッセン
エムスリイエンタテインメント

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わらの犬

2012年05月20日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 朝っぱらからDVD鑑賞をしていまいました。
 いやぁな感じがするバイオレンス映画「わらの犬」です。

 ロサンジェルスに住む脚本家デヴィットと妻で女優のエイミーは、静かな田舎を求めてエイミーの実家に引っ越してきます。
 エイミーの両親はすでに亡くなり、実家は空き家となっていたのです。
 納屋の屋根を修理するため、デヴィットはかつてエイミーと付き合っていた男が現場監督を務める業者に依頼します。
 派手にカントリーミュージックやロックを鳴らしながら作業する彼らに閉口します。
 また、一日数時間しか働かないことにも。
 やがて、デヴィットと彼らの間に不穏な空気が漂い始めます。
 それでも、デヴィットは田舎の習慣に慣れようと、教会に出かけたり、アメリカン・フットボールの試合を観に行っては地元チームを応援したりします。
 しかし、あることがきっかけで、彼らとの対立は決定的なものになります。
 都会育ちのデヴィットが、南部の屈強で暴力的な連中を前に大立ち回り。
 ラスト20分の激しい暴力シーンは、目をおおいたくなるほどです。

 わらの犬とは、昔中国で、藁で作った犬を神事に使用するまで、とても大切にしていたのに、神事が終わるやうっちゃらかして誰も見向きもしない、という故事に由来するものです。

 南部でその日暮らしをする人々を揶揄したものとも、高収入の脚本家だって売れなくなれば同じことだという意味にもとれます。

 人間が持つ暴力への親和性を見せ付けられた、いやぁな映画でした。

わらの犬 [DVD]
ジェームズ・マースデン,ケイト・ボスワース,アレクサンダー・スカルスガルド,ジェームズ・ウッズ
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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