ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

綿入れ半纏

2011年12月18日 | その他

 夕刻、スーパーに買い物に行ったところ、綿入れ半纏が目について、購入しました。
 家の中ではフリースを着ているのですが、少し頼りないように感じていたからです。

 で、今着ているのですが、これが本当に暖かいですねぇ。



 調べてみると、丹前もしくはどてらという、綿入れ半纏を長く足のほうにまで伸ばした形状の物が江戸時代、旗本に仕える旗本奴たちの間で流行し、これが一般に広まり、後に腰の辺りまでの綿入れ半纏ができたそうです。

 現在、丹前を作っている職人はほとんどいないそうです。

  さらに辿ると、吉原の遊女、勝山が綿の入った長い着物をだらしなく着て、これが江戸で粋だと評判になったのが最初だとか。

 当時遊女は今でいえばモデルやアイドルのような存在。
 しかも金を積めば会えもし、情を結ぶこともできたわけで、元祖会いにいけるアイドルというわけです。

 私が今来ているこの膨れたような半纏に、そんな歴史があったとは、何事も由来があるものですねぇ。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ


↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
素晴らしいすごいとても良い良い


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロスト・アイズ

2011年12月18日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 今日はスペイン映画「ロスト・アイズ」を鑑賞しました。

 本国では大ヒットを飛ばしたとかで、大型のサスペンス映画です。
 
 進行性の眼の病気を患うサラフリアの姉妹。
 姉のサラは完全に光を失った数日後、首を吊って自殺してしまいます。
 警察は不審な点はないとして、捜査を打ち切りますが、妹のフリアは納得せず、死ぬ直前の姉の足取りを追います。
 そしてサラには恋人がいたらしいことを突き止めますが、誰一人として、恋人の外見や、どんな男だったかを証言できない、透明人間のように印象が希薄な人物なのです。

 やがてフリアにも、全盲の危機が訪れます。
 失明まで一ヶ月を切ったとき、最愛の夫を自殺で失います。
 夫は密かに姉のサラと不倫の関係を持っており、サラの後を追ったのだ、との筋書きを警察は見立てます。
 それにも納得できないフリア

 フリアは角膜移植手術を受け、2週間、眼を包帯で覆ったまま生活をしなければなりません。
 病院は親切な男性看護士を毎日フリアの家に派遣します。
 その人情味あふれる看護に接し、しだいに看護士に心惹かれていくフリアでしたが・・・。

 サラの恋人役は全く目立たず特徴がなく、盲人の介護をしているときだけおのれの存在理由を感じられる、という変態的透明人間。
 彼が女に惚れた時、女は全盲でなければつきあいはうまくいかないと信じています。
 そして美人姉妹で眼を患うサラフリアを知ったとき、彼の暗い欲望は爆発していきます。

 よく出来た上質なサスペンスで、盲人になりかかったときの視野や、暗闇で一瞬光るカメラのフラッシュだけで緊迫した場面を描くなど、斬新な手法も取り入れられています。
 また、フリアと夫とのロマンスや、透明人間と母親とのいびつな関係など、複雑な内容を丁寧に描いています。
 逆に、それがあだとなって、無駄に長い冗漫な感じも否めません。
 かなりヘヴィな内容なので観るときは覚悟を。

ロスト・アイズ [DVD]
ベレン・ルエダ,ルイス・オマール
SHOCHIKU Co.,Ltd.(SH)(D)

にほんブログ村 映画ブログ ホラー・サスペンス映画へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
素晴らしいすごいとても良い良い


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八ツ場ダム

2011年12月18日 | 社会・政治

   なんだか格好悪いですねぇ。

 民主党政権発足当時、前原国土交通大臣があんなに建設中止にこだわった八ツ場ダム、結局建設するらしいですね。
 国土交通省の役人が描いた筋書きに乗っかる形で、ダム建設継続というマニフェスト違反だけでなく、目玉だった政治主導・脱官僚依存という大目標からも外れる形になりました。

 政権奪取前に言っていたこと、マニフェストに書かれていたこと、ことごとく違反しています。

 普天間基地は住宅街に在って危険だから、なにはともあれ移設しようということだったのに、沖縄県外にこだわって、今となっては普天間固定が現実味を帯びてしまいました。

 いわゆる霞ヶ関埋蔵金を掘り出して財源とすべく、事業仕分けなるショーを繰り広げましたが、判明したのは霞ヶ関埋蔵金なるものは虚妄であったということ。
 都市伝説の類にわが国の国会議員が本気で取り組む様は滑稽ですらありました。

 国会議員の定数削減は遅々として進まず、国家公務員の人件費を2割カットすると言いながら、マイナス7.8%にこだわって、マイナス0.23%という人事院勧告すら実施できず、事実上人件費は上がりました。
 私の記憶しているかぎり、プラスであれマイナスであれ、人事院勧告が実施されなかったというのは、ここ20年で今年だけではないでしょうか。

 前任、前々任がほとんどまともな社会人に見えなかったため、就任当初野田総理は常識をわきまえた普通の人という感じがして好感が持てましたが、慎重すぎるというか、いつまでたっても物事を前に進めず、進める場合はTPP交渉参加表明のときのように、どうとでもとれる八方美人的な表現を使い、国民を呆れさせました。

 小泉元総理のようにわざと敵を作って正義のヒーローを演じるようなあざとい真似は必要ありませんが、利害の調整にばかり汲々として100年先の日本国家の在り様を見据えた決断ができないようでは、地元の津田沼駅前で理想を語り続けた若い日の野田氏が泣くというものです。

 民主党の総理、三人目でもリーダーシップが迷走し、成果を出せないようでは、もはや総理の資質というより組織の問題としか思えません。

 次の衆議院選挙が楽しみですねぇ。

日本をダメにしたこの民主党議員たち
松木 謙公
日本文芸社

にほんブログ村 政治ブログ 国政・政局へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
素晴らしいすごいとても良い良い


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする