ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

永遠のこどもたち

2011年12月24日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 迷宮に迷い込んだかのように観る者を幻惑するスペインのホラー・サスペンス「永遠のこどもたち」を鑑賞しました。

 生後すぐの赤ん坊を養子に迎えた夫婦。
 男の子と夫婦は仲良く日々を暮らしますが、男の子が八歳のとき、すでに廃園となっている妻が育った小さな孤児院を買い取り、再開することにします。
 再開準備を進めるなか、息子は広大な海辺の孤児院で、見えない友達とゲームに耽っていることに気づきます。
 両親は幼い子どものことなので、空想上の友達と遊んでいるのだと、気にも留めません。
 しかし、五人もの空想の友達を作り、彼らとの遊びに惑溺する息子を見て、薄気味悪さを感じ、そんな友達はいないのだと諭しますが、息子は頑として聞き入れません。

 そんなある日、息子が行方不明になります。
 半狂乱になる母親。
 最初は警察を、やがて霊媒師を頼るようになります。
 母親は空想の友達が実在する死霊で、彼らが息子をさらったのだと固く信じるようになります。
 夫は妻のそんな姿に愛想を尽かし、出て行ってしまいます。
 昔の孤児院さながらに、古いインテリア、古い服を持ち出して、五人を呼び出し、息子の行方を知ろうとする母親。

 しかしひょんなことから、息子はじつに単純な事故にあって亡くなったことを知るのです。
 そこには死霊も超常現象もありません。
 単純な事故があるだけです。

 しかし、この映画はそれだけでは終りません。
 母親は、死んだ息子とその友達たちと、永遠に暮らすことを決意するのです。

 永遠の子どもとは、往生できずにこの世をさまよう子どもの死霊。
 ピーター・パンとは違います。

 重厚な演出、美しい自然、実の息子ではないながら彼を求めて精神を病んでいく母。
 よく出来た作品と見えました。

永遠のこどもたち デラックス版 [DVD]
ベレン・ルエダ,フェルナンド・カヨ,マベル・リベラ,ジェラルディン・チャップリン
ジェネオン エンタテインメント

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秘密

2011年12月24日 | 社会・政治

 偉大な三代目、金正恩大将閣下のご生母、高英姫氏は在日朝鮮人だったそうですね。

 地上の楽園、北朝鮮へ夢を抱いて日本から帰還したのはまだ10代の頃。
 どういうわけか偉大な首領様、金正日将軍に見初められ、子をなしたことは、在日朝鮮人社会でも自慢だったそうです。

 この周知の事実を、今後北朝鮮は極秘扱いするとか。

 偉大な三代目の母親が、穢れた日本の地で生まれ育ったことを公にするのは剣呑至極、秘密にするのが上策と悟ったようです。

 それにしても三代目と兄、妹の三人は複雑な心境でしょうねぇ。
 実母の出自が穢れているなんて認めたくないでしょうから。
 でも三代目はそれを認めないと自らの権力基盤が危うくなると知って、極秘扱いすることに同意したんでしょう。

 不幸中の幸いは、ご生母がもうこの世の人ではないこと。
 生きていたら色々と揉め事の種になったでしょう。

 誰もが知っている事実を今さら秘密にしようとしても不可能ですが、少なくとも北朝鮮人民は今後そのことについては一切触れないでしょう。

 三代目がどういう統治をおこなうのか不明ですが、人民に食わせることができなければ、危機はすぐそこにあるでしょうねぇ。

 がんばれ、金正恩大将閣下!

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