日本共産党 前玉野市議会議員 松田たつおのブログ ニュース

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市議会厚生委員会でごみ減量化、地方行政独立行政法人病院等を視察②

2020年02月10日 | 市議会
6日の筑西市では、「茨城県西部メディカルセンター」を視察。

平成30年10月開院で、一般病床250床、「入院治療や早期手術等が必要な患者さんを対象に

2次救急医療までを完結できる病院を目指す」とし、急性期の患者さんの診療を担当する病院として

開院している。筑西市民病院と桜川市にある県西総合病院と医療法人隆仁会山王病院の3病院を、

再編統合し、「茨城県西部メディカルセンター」及び「さくらがわ地域医療センター」の2病院で

筑西と桜川地域の地域医療を支えることにしている。

「さくらがわ地域医療センター」は医療法人の山王病院が指定管理者として運営している。

 当日は筑西市役所で説明を受け、その後、メディカルセンターに行き、

独立行政法人の理事長と病院長から病院理念、基本方針等の説明があり、

病院施設を案内していただいた。屋上にはヘリポートもあり、総事業費約128億、

延床面積19,393㎡、6階建て、免震構造、鉄骨造の立派な病院である。

 玉野市民病院の新病院建設とは、規模等も大きく違って比較できないが、

独法化した点は玉野市が目指す方向と同じである。

 職員給与の問題、医師・看護師の確保の問題、経営健全化等の課題は多くあると思われるが、

これら諸課題を解決し、地域医療を担う病院として発展することと思う。

 一方、玉野市民病院の新病院建設、独法化はまだまだこれからである。

本当に、独法化して大丈夫なのか。多くの課題・問題点があり、

なによりも、市民に必要な病院として、もっと市民に情報を提供し、

新病院建設の在り方、独法化の是非を含め、市民参加の取り組みが求められている。

市議会厚生委員会でごみ減量化、地方独立行政法人病院等を視察①

2020年02月10日 | 市議会
厚生委員会の行政視察で2月5日(水)から7日(金)まで、

東京都府中市に「ごみ減量化について」、6日には茨城県筑西市の

「茨城県西部メディカルセンターの地方独立行政法人移行の経緯」、

7日には東京都中央区の「勝どき敬老館」における「訪問健康づくり、

おかえりPASSのとりくみ」について視察を行った。

 府中市のごみ行政は、年2回全世帯に発行する「府中のごみ」情報紙などで広報している。

市民の減量化・資源化への意識は高く、平成29年度に実施した市民アンケート結果では、

「マイバック持参」は85.7%、「生ごみの水分をきる」は94.2%、

「食料品を買い過ぎないようにする」では89.3%と多くの市民が3R分別などに関心をもっている。

「府中のごみ」2019年7月発行の情報紙では、「一番多く排出されていた平成17年の時と比べて、

平成30年度のごみ・資源物の排出量は約29%減量」を実現。

「また現在、全国の人口10万人以上50万人未満の市町村のうち、1人1日当たりの

ごみ・資源化物の排出量は全国で4位」で605gとなっている。

 府中市は平成22年2月にごみ袋の有料化を実施し、同時期に戸別収集を開始している。

ちなみに、玉野市の1人1日当たりの生活系ごみ排出量(ごみ・資源化物)は平成28年度で、

830gであり、府中市と比較して37%も多く、玉野市のごみ減量化は進まず、

取り組みの遅れは明らかである。

 府中市の分別・資源化は、雑紙、古布、剪定枝はすでに分別して各再生工場に。

家庭用廃食用油は各文化センター等で各自が持ち込み回収している。

また、府中市のごみ・資源化物の処理経費はは、平成29年度実績で、

市民1人あたり/年10,685円(事業系ごみは除く)となっている。

この府中市をはじめ、ごみ減量化の先進市に学び、市民との協働、市民意識の向上を

飛躍的に進め、減量化を大きく前進させる必要があることを痛感した。