市民病院前で通院患者・市民のみなさんに署名を訴える「守る会」の方々
9月2日(水)午前9時半より、「地域医療と市民病院を守る会」の代表らは黒田市長に直接面談し、
1か月余で集めた「民間丸投げでは医師の確保はできません━玉野市民病院の安定した医療体制確保を求める要請署名」を
黒田市長に提出し要望しました。
市長は「直営であっても、これ以上の医師の派遣は難しい」と岡大医局から言われているとの主旨の発言をした。
同時に、「市民に安全、安心を与える医療を残す必要がある。」とも言われた。
・・・だとするならば、岡大と係りのない県外の民間医療法人が指定管理者となれば、
医師派遣はさらに難しくなるだろう。
玉野市民病院の泌尿科医師が最近、退職した、その代りの医師が派遣され勤務している。
この事実をどう受けとめているのか。
児島市民病院は産婦人科の医師が一名増員された話しも聞いている。
根底には深刻な医師不足があるのだが、
民営化に舵を切った黒田市長に対する岡大医局の姿勢が━
「これ以上の医師の派遣は難しい」という言葉に含まれていると思うのだが・・・・。
岡大医局は、公立公営の市民病院だからこそ、信頼して医師派遣をしてきたのではないか。
そして、この医師不足がいつまでも続くわけでなく、医師不足という困難な状況の中でも
岡山県内の児島市民病院の改築計画の話しも聞くし、笠岡市、井原市などの公設公営の病院も頑張っているのに、
黒田市長のもとでの玉野市民病院だけが「限界だ」といって民間に投げ出そうとするのはなぜなのか?
要請署名は、「岡山大学病院との関係を大切にするため、直営での運営を継続してください。」
「医師会との連携を大切ににし、地域医療を守ってください。」と二つの要請項目となっている。