日本共産党 前玉野市議会議員 松田たつおのブログ ニュース

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槌ケ原地区のハローズ等大型店開発計画─その1

2010年02月27日 | 玉野市政
 玉野市開発条例「改正」が、平成19年9月(07年)議会で成立。この大型店開発計画が表面化したのは平成20年11月10日開催の玉野市農業委員会での農振解除を求める協議です。農業委員会資料が手に入り、早速直近の12月議会でこの大型開発問題を取り上げた。「事業主体は大手小売業者2者(㈱ハローズと㈱ジュンテンドー)を核とする複合型大規模商業施設で、店舗面積は約9,900平方メートル、駐車場台数546台、敷地面積3万6,600平方メートルを予定」。市は「平成18年9月に本件地域の代表者から、当該農地が水はけの悪い特殊な地形であり、荒廃がすすみ、農地として利用することができないため開発をしてほしいとの嘆願書の提出」があった。
 「平成19年4月からは開発行為に関する権限が県から市に委譲され、それに基づき開発行為の許可基準に関する条例を制定し、さらに同年12月には具体的な許可基準を設け」「この基準の中で、市街化調整区域のうち開発可能な地区を3地区選定し、当該槌ケ原地区もこれに含める」こととした。
 「平成20年3月に本件農地への出店意思のある大手小売業者から約4ヘクタールの商業施設の出店を予定していることの市への説明」があった。「この後、開発許可、農地転用許可に先立って、農業振興地域からの除外手続きが必要であるため、平成20年10月に商業施設建設に係る農用地区からの除外申請が提出された」
 次に、「農業委員会での協議状況は、農地転用許可権者である農業委員会では、本年11月の農業委員会において現在の農業の状況を確認し、農地の転用により付近の営農環境の妨げにならないかなどを検討し、この申し出を引き続き国へ協議していくことに決定」した。
 また、「農業振興地域からの除外手続きの諮問機関である農政審議会では、地域の農業を支える兼業農家の雇用の場の確保、生活の利便性の向上を考慮し、検討が行われ、引き続き県との協議を進めていくことを決定」した、という説明答弁であった。

 建設部長は、「敷地面積は・・・200掛ける200というふうな大規模になると思いますが・・・今のとこはまだうちのほうについては事前協議ということですから・・・」「農振解除になってからうちのほうで協議するということになろうかと思いますが、50メートルを超える部分については審議会にかけるという議案の説明はしているように思われます。」と答弁している。