日本共産党 前玉野市議会議員 松田たつおのブログ ニュース

岡山県・玉野市 日本共産党の前市議会議員 松田達雄の活動ニュース

環境大気測定の後退か

2008年02月03日 | 政治 経済
 1月23日に開かれた市厚生委員会の資料によれば、「岡山県は窒素酸化物などが原因で健康被害を与える光化学オキシダントについて、津山、真庭、新見の県北にも測定地点を2008年から広げる。中国大陸からの偏西風に乗って流れてくる汚染物質への対策で、『光化学オキシダント情報・注意報』の発令範囲も全県に広げる」(山陽新聞1月12日付)方針です。
 ところが、その一方で、資料によれば玉野市内では、日比測定局でNO2(二酸化窒素)、NO(一酸化窒素)、NOx(窒素酸化物)の測定項目を削除。向日比1測定局ではSPM(浮遊粒子状物質)、OX(光化学オキシダント)測定を削減、用吉測定局では、SO2(二酸化硫黄)、CO(一酸化炭素)、NMHC(非メタン炭化水素)、CH4(メタン)等の測定項目を削減します。笠岡、総社、備前市などでの削減を加えれば合計で12測定局で25項目の測定が削減されることになります。
 測定項目が追加されるのは、津山測定局でOX、新見測定局でOX、久世測定局でのOXの3測定項目だけです。県北に測定地点を追加し、光化学オキシダント情報を流すのは必要なことです。しかし、なぜ、県南の測定項目を大きく削減するのか?
 単純にみれば、光化学オキシダント測定を県北に3ヵ所増やしたが、その代わりに、県南測定局を中心に25項目もの測定項目を減らすことは、環境大気測定の後退ではないでしょうか。この再配置・削減により県の予算関係はどのようになるのか、倉敷市・岡山市の場合はどうなのか、さらに調査が必要です。