今年百姓見習いしたいと仕事しているM君。
米も天日干しの古いやり方もやってみたいというので、ごく一部を試した。
足踏み脱穀機で稲を脱穀するのは私も初めてだった。
そしてお米、なんと美味しいこと。
感激して食べた、今では古式の米作りの品種「ハツシモ」だった。
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ここのところ8位、9位あたり
稲刈り
といっても、コンバイン用に4角(よすみ)と
倒れたかかったところを 事前に刈った分を
古式の天日干しに回しただけ
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)
はさ架けして 乾燥させる
機械の稲刈りも済んで
あとは天気都合と自分たちの都合をみる
日程の融通が利く古いやり方
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7b/e1/a46baa1a4741834667196c6848a40c3b_s.jpg)
こんな稲刈りの解説ページがあった ⇒ 稲刈りと脱穀
とうみ
風でゴミを飛ばす構造の選別機
うちにはリンク先 唐箕 とうみ の写真のような古い機械があったけど、
ガタガタだったので
30年前に「3万円」で買ったブツ。
これも長らくしまってあったけど、引っ張り出してきた
ばっちり、即使える状態だった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/61/c9/2296fa054e3c0f6dceb5c5233683fcad_s.jpg)
脱穀は、「板に釘を打って引っ張って」原始的にするかないかと思っていたが、
念のために
倉庫の奥の奥を探ってみた
なんとなんと、千歯こきが出てきた
見たことはあったけど使ったことは無い
センバ(千歯) 佐藤治助には
「元禄時代(1688年~1704年)に発明され、
明治の終わり頃脱穀機が出るまで使われていた」
こんな説明もある ⇒ センバコキ(千歯扱)
なお、今でも市販されていることを知ったのは今回
⇒ 大屋丹蔵製作所
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5c/d9/2ce41c13628541eb97a31cedcf61f98f_s.jpg)
引っ張り出してみた古い足踏み式脱穀機は下の木が腐っていた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/59/2a/825d010d42528cc8543324100ea89c30_s.jpg)
まず、修理して復活させるることから
幸いにも回転部はなんともなくて古い機械のすごさを実感
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/27/8f/9b77348b80a40dbfa058fbbd4e969ce0_s.jpg)
カナゴキ 金ごき には
「1時間当たりの作業能率は
千歯扱きで約45把、
足踏脱穀機で約250把~300把、
動力脱穀機では600把以上
と伝えられています 」とある
穂から籾をはずして取り分ける作業を、脱穀といいます
から 写真を転載
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/09/2d/f1508392bc4f2f033e0250ca324b24df_s.jpg)
その日、晴天ではなかったけど、日程からゴーサイン
架けた日は重かったけど、よく乾いた今はカラカラ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3c/38/213d003d34b63f1011c730a9ef02154c_s.jpg)
私でも、20年以上前に大豆や小豆に時々使っていただけで
稲の脱穀に使うのは初めて
足踏みはミシンの要領だから簡単
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5f/26/10d8756a80b4763f51e29c1a59bd89a6_s.jpg)
ワラが少しあるけど、まあまあの能力
竹で編んだ「箕・み」には 「昭和22年」と墨書きしてあった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/07/b9/b3d57452213ae9a167da2c177a7a5509_s.jpg)
実のはずれたワラはワラで縛る
4束×4段の16束を一つにするのが標準
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/12/03/44211be047505c3c6641d73319fdf46b_s.jpg)
次は風でワラくずともみを選別
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5d/4b/585738c64f0d8ac951bc2360273aa13b_s.jpg)
1回目 2回目 3回目
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3e/bb/05858c642264cd877585ec257650cadc_s.jpg)
翌日は朝から快晴。小春日和
「むしろ」は良いものが無いので水田用の紙マルチに広げた
最初はしっとりしたモミ
1時間半ほどで「集めて、また広げる」を何ラウンドか行った
もみは良く乾くと「シャラシャラ」と音がする
全体がそうなればOK
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/53/36/0b9154c9d1f04ca09380f791d8cb2aab_s.jpg)
天日干ししてあっただけあって、半日でOKと見込んだ
午後、地区の共同の籾摺機を運んできた
私がこの機械を使うのは20数年ぶり
誰も使っていないようでゴミがたくさんたまっていた
電気のコードもショートしかけで補修
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7e/3a/7f12d5b8ca16d77e95752cc7e38e4c37_s.jpg)
籾殻や少し白い粒もあるけど、精米すれば飛ぶし、いい玄米だ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/31/09/85576dcdb3d09cb90ce71b7cab2fc4a9_s.jpg)
片づけが済んで、そのまま地区の共同の精米機で白米にした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5b/02/b9524a8136e582fa54d13252bdd4e404_s.jpg)
早速、炊いた
「ええっ、こんなに美味しいの!!!」
「天日干しはやっぱりいいなぁ」
味も香りも、歯ざわりも抜群
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0e/18/399c01b3ae3df28830b819df0616f738_s.jpg)
有機農業を始めて、20年ほど前までは全部、天日干ししてたけど、戻るのは難しい
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子どもの頃は、どこの田んぼにも当たり前にありました。
古い脱穀機も家にありました~。
家族総出で作業していたのを思い出します。私達兄弟はまだ小さかったので見ていただけでした・・・。
>はさ掛け、懐かしいです~~。
子どもの頃は、どこの田んぼにも当たり前にありました。
⇒そうですね。
このあたりでは、20年前には、そんなことするの、私だけになっていましたが(笑)
>古い脱穀機も家にありました~。
家族総出で作業していたのを思い出します。私達兄弟はまだ小さかったので見ていただけでした・・・。
⇒はいはい。
小学校の前後から、稲束を運んでいた覚えがあります。
おかげで身体が鍛えられました。
叙情的なコメントに、最初、そうかなぁ・・・と思いつつ、でも勘違いしてもいけないしと・・(笑)
付けたし、ありがとうございます。
はさ架けでよく干すと水分が飛んで軽くなるのですね。昔はどこの田圃でも見られたのに機械化された今では極めて珍しいですね。
古い足こぎの脱穀機や風で飛ばす機械も修理され日の目を見て喜んでいたかも知れません。
手間暇かけたお米の美味しさが分かります。
子供の頃一升ビンにお米を入れ上から何回も棒でついたのは、玄米を白米にしてたのかしら?懐かしいです
>はさ架けでよく干すと水分が飛んで軽くなるのですね。昔はどこの田圃でも見られたのに機械化された今では極めて珍しいですね。
⇒ほんと、機械化の波は大きく強いですね。
>古い足こぎの脱穀機や風で飛ばす機械も修理され日の目を見て喜んでいたかも知れません。
⇒ちょっとだけ気をつけて保存をしないといけないし、保存さえしておけば役に立つものだと、いい経験をしました。
>手間暇かけたお米の美味しさが分かります。
⇒そうなんですよ(笑)
>子供の頃一升ビンにお米を入れ上から何回も棒でついたのは、玄米を白米にしてたのかしら?懐かしいです
⇒そうでしょうね。
私も今回も考えましたが、やっぱり遠慮(笑)