最近の早朝ウオーキングは5時25分頃に出発。
明るくなりかけの時間。
ということで、起きるのは4時半ごろが多い。
今朝は、テレビのニュースで「ぬぬっ」と思った件が一つ。
HPに大量殺人の書き込みをした男が逮捕・起訴されていたが、その人物のパソコンからではない可能性が出てきたので
拘留を取消し、釈放したという。
それで、経過を調べてみた。
・・・・パソコンだけでなく、携帯端末を使っていれば、誰でも、「犯人」にされてしまう時代。
知らないうちに特殊なウィルスに感染していた(させられていた)ことが原因のようで、
ということは、たぶん、パソコンより、セキュリティの甘い携帯端末の方がその可能性はずっと高いと感じた。
今朝のNHの解説を抜粋すると以下。
IPアドレスとは
インターネットに接続するパソコンや携帯端末には、それぞれ「IPアドレス」というネット上の住所にあたる番号が割り当てられています。
この番号を調べれば、インターネットの掲示板に書き込んだり、メールを送信したりしたパソコンなどを特定することが可能です。
一方で、他人の無線LANのアクセスポイントに接続したり、パソコンのネットワークの設定を書き換えたりすれば、本来とは別のIPアドレスになりすますことも可能です。
また、他人のパソコンをコンピューターウイルスに感染させて、別のパソコンから遠隔操作すれば、ネットワーク上に他人のパソコンのIPアドレスだけが残ります。
(関連)続報 ⇒10月8日⇒◆ネット犯行予告、別人関与か 大阪・三重で男性釈放/釈放の2人 同じソフトをダウンロード
⇒10月11日⇒◆PC感染源ソフト、「2ちゃんねる」経由で入手か /成り済ましPC操作 実行犯特定、困難極め
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●威力業務妨害:大阪市のHPに無差別殺人予告 容疑の男聴取
毎日新聞 2012年08月03日
大阪市のホームページ(HP)に先月下旬、無差別殺人を予告する書き込みがあったと大阪府警が2日、発表した。府内の40代の男が使う携帯電話から発信された可能性が高く、威力業務妨害容疑で男から事情を聴いている。
1日午後には日本航空(東京都品川区)に「飛行機に爆発物を仕掛けた」とのメールがあり、大阪の事件と同じ基地局から発信されていた。府警が関連を調べている。
府警によると、先月29日夜、市のHPの投稿欄に「8月上旬に大阪市内でトラックで人をひき殺し、ナイフで無差別に刺して自殺する」などと書き込まれた。投稿を発見した市職員が翌日、府警に通報した。男は「身に覚えがない」と話している。【向畑泰司】
●大阪市HPに大量殺人予告!アニメ演出家逮捕
2012.8.27 05:03
大阪府警捜査1課は26日、大阪市(橋下徹市長)のホームページに「大量殺人をする」と書き込み、市と府警の業務を妨害したとして、威力業務妨害の疑いで大阪府吹田市長野東のアニメ演出家、北村真咲(きたむら・まさき)容疑者(42)を逮捕した。
府警によると「全く心当たりがなく、身に覚えのないことです」と容疑を否認している。
今月1日午後、成田発ニューヨーク行き日本航空機に「爆発物を仕掛けた」との電子メールが日航に届き、同機が成田空港に引き返す事件があり、大阪の殺害予告を捜査する過程で関連が浮上。
府警と、日航から相談を受けた警視庁が調べている。
メールにはオウム真理教元代表、松本智津夫(57)=教祖名・麻原彰晃=死刑囚の釈放を求める記載があった。
北村容疑者の逮捕容疑は、7月29日午後9時45分ごろ、インターネットで大阪市の相談窓口「市民の声」のページに接続し「8月5日にオタロード(大阪・日本橋)で大量殺人をする」と書き込みメールを送信。大阪市中央区の職員と警備に当たった警察官の業務を妨害した疑い。「オタロード」はアニメグッズなどを扱う店が集中していることからそう呼ばれる。
府警によると、7月30日午前に市職員が気付いた。5日は警察官約90人が警戒したが、事件は発生しなかった。
殺人予告は「午後2時ごろ歩行者天国にトラックで突っ込んで無差別にキモヲタどもをひきまくります。ナイフで無差別に刺しまくります。その後自殺します」としていた。府警は携帯用の無線LANルーターに情報端末を接続して書き込んだとみている。
北村容疑者は人気アニメ、ケロロ軍曹シリーズや機動戦士ガンダム00シリーズ、TIGER&BUNNY(タイガー&バニー)などの演出家として知られている。
●ガンダム元助監督の男起訴 「大量殺人」書き込みで
スポニチ 2012年9月14日
大阪市のホームページに7月、「大量殺人をする」と書き込み市などの業務を妨害したとして、大阪地検は14日、業務妨害罪で大阪府吹田市、アニメ演出家北村真咲容疑者(42)を起訴した。大阪府警が8月、威力業務妨害容疑で逮捕していた。
業界関係者によると、北村被告は著名な演出家で、2007年から放送された「機動戦士ガンダム00」では助監督を務めた。
8月1日、成田発ニューヨーク行き日航機に爆発物を仕掛けたとの電子メールが日航に届き、同機が空港に引き返す事件があり、大阪の殺人予告を捜査する過程で関連が浮上。日航から相談を受けた警視庁が引き続き調べる。
起訴状によると、7月29日午後9時45分ごろ、自宅でパソコンを使ってインターネット上の大阪市の相談窓口ページに「(大阪・日本橋の)ヲタロードで大量殺人する」とうその内容を書き込み、メールを送信。市職員と警察官の業務を妨害したとしている。
●大量殺人予告で逮捕の北村真咲容疑者が起訴…「ガンダムOO」助監督など務める
芸能ニュースラウンジ 9月15日
大阪地検は14日、大阪市のホームページに7月、「大量殺人をする」と書き込み、市などの業務を妨害したとして、業務妨害罪で大阪・吹田市のアニメ演出家・北村真咲容疑者(42)を起訴した。
大阪府警は8月、威力業務妨害容疑で北村容疑者を逮捕していた。
15日付の東京中日スポーツ、サンケイスポーツ、スポーツ報知各紙が報じており、起訴状によると、7月29日午後9時45分ごろ、自宅でパソコンを使ってインターネット上の大阪市の相談窓口ページに「(大阪・日本橋の)ヲタロードで大量殺人する」とうその内容を書き込み、メールを送信。市職員と警察官の業務を妨害したとしている。
北村容疑者は、『無限のリヴァイアス』や『プラネテス』などの途中の話数などで演出を担当。2007年からの『機動戦士ガンダム00』では助監督を務めていた
●大阪市に殺人予告、第三者の疑い=ウイルス感染で脅迫文言-演出家、無実か
時事 (2012/10/07-02:32)
大阪市のインターネットのホームページ(HP)に無差別殺人予告を書き込んだとして、アニメ演出家の北村真咲被告(42)が逮捕、起訴された事件で、発信元になっていた同被告のコンピューター機器類がウイルスに感染していたことが6日、捜査関係者への取材で分かった。
ウイルスは第三者が作成した疑いが強く、自動的に脅迫文言を書き込む仕組みだったとみられ、北村被告は無実の可能性が出てきた。
大阪府警はウイルスの特徴や感染経緯、第三者の関与などについて再捜査を始めた。
北村被告は7月29日、大阪市HPに「来週日曜(8月5日)、(大阪・日本橋の)オタロードで大量殺人する」などと書き込んだとして、8月26日、威力業務妨害容疑で逮捕され、大阪地検が9月14日に偽計業務妨害罪で起訴した。
捜査関係者によると、発信元が北村被告が使っていた高速無線LAN機器になっていたが、起訴後、府警が機器類を改めて調べた結果、自動的に脅迫文言をネット上に書き込むなどの特徴を持った新種のウイルスを検出。逮捕容疑となった文言もウイルスの影響だった疑いが強いという。
同被告は任意の捜査段階から「私以外(無線LANに)アクセスできないが、全く身に覚えがない」と一貫して関与を否定。
さらに8月1日に日本航空に航空機爆破予告メールが送り付けられた事件でも、北村被告が発信元とされた。
何者かが北村被告に成り済ましていた疑いがあり、府警は不正指令電磁的記録作成容疑を視野に捜査。
第三者の関与が明らかになれば、北村被告の起訴は取り下げとなる可能性が高いという。
●HP書き込みで起訴の男性を釈放
NHK 10月7日
大阪市のホームページに無差別殺人を予告する書き込みをしたとして、逮捕・起訴された男性について、大阪地方検察庁が事件と無関係の可能性が出てきたと判断し、男性が釈放されたことが分かりました。
男性のパソコンに特殊なウイルスが感染し、第三者が遠隔操作して書き込める状態になっていたことが判明したためで、いったん起訴された被告が検察の判断で釈放されるのは異例なことです。
ことし7月、大阪市のホームページに「大量殺人をします。大阪・日本橋の歩行者天国にトラックで突っ込みます」と無差別殺人を予告する書き込みがされました。
警察はインターネット上の住所にあたる「IPアドレス」などをもとに、大阪・吹田市の42歳の男性が自分のパソコンで書き込んだと判断して、この男性を逮捕しました。
男性は「まったく身に覚えがない」と一貫して容疑を否認しましたが、大阪地検は偽計業務妨害の罪で起訴しました。
ところが、検察や警察関係者によりますと、その後、男性のパソコンが特殊なウイルスに感染し、第三者が遠隔操作してインターネット上に書き込みができる状態になっていたことが分かったということです。
大阪地検は男性が事件に無関係の可能性が出てきたと判断し、先月、裁判所に勾留の取り消しを請求し、男性は釈放されました。
検察は在宅での捜査を続けていますが、いったん起訴した被告について、みずから勾留の取り消しを求めるのは異例です。
今回の事件と同じIPアドレスからは、ことし8月、日本航空に「旅客機に爆発物を仕掛けた」という電子メールが送りつけられ、ニューヨークに向かっていた旅客機が成田空港に引き返すトラブルも起きています。
逮捕・起訴の経緯
ことし7月29日、大阪・中央区のホームページに「来週の日曜に大量殺人をします。大阪・日本橋の歩行者天国にトラックで突っ込み歩行者をひき殺します」などと、無差別殺人を予告する内容の書き込みがありました。
およそ1か月後の8月26日、大阪府警察本部は、大阪・吹田市の42歳の男性が書き込みした疑いが強まったとして、威力業務妨害の疑いで逮捕しました。
警察によりますと、書き込みが送られた発信元のIPアドレスや、発信元の端末の識別番号を分析した結果、逮捕された男性が自分のパソコンから発信していた疑いが強まったということです。
同じパソコンからは8月1日、日本航空に「旅客機に爆発物を仕掛けた」という電子メールが送られ、旅客機が成田空港に引き返すトラブルも起きていました。
大阪地方検察庁は先月14日、「書き込みによって市の職員や警戒にあたった警察官の業務を妨害した」として偽計業務妨害の罪で男性を起訴しました。
しかし、男性は無差別殺人の書き込みをしたという容疑について、逮捕前の任意の聴取の段階から「心当たりも身に覚えもない」と一貫して否認していました。
IPアドレスとは
インターネットに接続するパソコンや携帯端末には、それぞれ「IPアドレス」というネット上の住所にあたる番号が割り当てられています。
この番号を調べれば、インターネットの掲示板に書き込んだり、メールを送信したりしたパソコンなどを特定することが可能です。
一方で、他人の無線LANのアクセスポイントに接続したり、パソコンのネットワークの設定を書き換えたりすれば、本来とは別のIPアドレスになりすますことも可能です。
また、他人のパソコンをコンピューターウイルスに感染させて、別のパソコンから遠隔操作すれば、ネットワーク上に他人のパソコンのIPアドレスだけが残ります。
専門家は
セキュリティー会社の杉浦隆幸社長は「IPアドレスからは個人を特定することもできるが、一方で、アドレスを詐称して他人になりすまこともできるため注意が必要だ。
捜査に利用する場合には、パソコンに残るインターネットの閲覧履歴など、複数の情報とあわせて使用することが重要だ」と話しています。
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