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てらまち・ねっと



 今年の大きな話題の一つの田母神(たもがみ)問題。
 昨日は名古屋で講演するなど、いいたい放題だ。

 氏が統合幕僚学校長時代に新設した同校講座「歴史観・国家観」の主な講師4人のうち3人は「新しい歴史教科書をつくる会」関係者だった。
 「小松基地が基地周辺の民間宿舎を借り上げた際の契約状況を防衛省が調べたところ、懸賞論文を主催したアパグループとの契約が3分の1」という。
 ・・・・執着と癒着、混沌もしくは確信的な内面・・・・
 
 ●「ネットユーザーが右傾化するワケ」という面白い記事がある(最後に引用)。 
 「田母神が『58%が私を支持している』と参考人招致で胸を張ったのはヤフージャパンの意識調査だが、ライブドアでは7割以上が田母神支持で固まったという。「いわゆる“ネット右翼”がはびこるようになったのは、02年のワールドカップ以降。彼らはネットで自分の意見に近い考えや情報を探すため、“みんな同じ意見だ”と自家中毒的に思想が凝り固まる。その結果、どんどん過激化していった」

 ところで、こちらは明後日24日10時から15分刻みで4つの住民訴訟がある(岐阜地裁)。
 そのうちの3つはこちらが書面を出すことになっているので、この2日間で作った。一応事前に見ておいてほしいから、これから朝一で、裁判所と被告代理人の3つの弁護士事務所に「配達」してくる。

 なおそのうちの一つの訴訟、前知事の出張の秘書を公費で負担していた事件は、10日ほど前に枝番を入れれば「100種」ほどの証拠をつけて、21ページの準備書面とともに出しておいた。 →(右の写真) → 

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ここのところ6位、7位あたり

●2008/12/23 自衛隊の暴走にSTOPを! 
 検証・田母神発言とシビリアンコントロール
(お茶の水)
 検証・田母神発言とシビリアンコントロール

 自衛隊の田母神俊雄航空幕僚長が懸賞論文「真の近現代史観」に応募、「我が国が侵略国家だったというのはぬれぎぬ」と主張する論文「日本は侵略国家であったのか」によって最高賞を受賞したのが明らかになって、はや1か月をすぎました。この間、驚き、あきれ、考え込む事実が次々とあらわになりました。

 統幕学校長時代に職務権限を行使して右翼の論者を講師に招請した幹部教育カリキュラムを創設した田母神氏は、参考人招致された国会で「私が指示をすれば、(懸賞論文に)千を超えるような数が集まる」と豪語し、「自衛官にも言論の自由がある」と憲法のつまみ食いをして自らを正当化しつづけています。
麻生政権は飛び火をおそれ、臭いものにはふたをとばかりに問題の徹底究明を回避し、更迭と退職で収拾を図りました。

みなさん、納得していますか。
シビリアン・コントロールをおろそかにする政権に抗議の思いをこめて、市民による検討の場を設けました。 ぜひ、参加してください。
日時:08年12月23日(火・休)13:30~16:00
会場:総評会館2F(JRお茶の水駅聖橋口または地下鉄新御茶ノ水駅)
お話:笠原十九司さん(都留文科大学・近現代史)
  :前田哲男さん(ジャーナリスト・軍事評論)
  :古川純さん(専修大学・憲法)
発言:俵 義文さん(子どもと教科書全国ネット21)、中野麻美さん(弁護士)、ほか
参加費:800円

主催:講演会実行委員会
「憲法」を愛する女性ネット/憲法を生かす会/子どもと教科書ネット21/市民憲法調査会/ 全国労働組合連絡協議会/日本消費者連盟/VAWW-NETジャパン/ピースボート/ふぇみん婦人民主クラブ/平和憲法21世紀の会/平和と民主主義をめざす全国交歓会/平和を実現するキリスト者ネット/平和をつくり出す宗教者ネット/ 許すな!憲法改悪・市民連絡会 03(3221)4668
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許すな!憲法改悪・市民連絡会
高田 健   東京都千代田区三崎町2-21-6-301
03-3221-4668 Fax03-3221-2558 http://www.annie.ne.jp/~kenpou/

●歴史観講座廃止を批判 田母神氏、地元で持論 郡山  2008年12月13日 河北新報
 持論を展開する田母神氏

 歴史認識に関する政府見解を否定する論文を発表し、更迭された田母神俊雄前航空幕僚長(60)が12日、出身地の福島県郡山市で講演した。

 統合幕僚学校長時代に新設した「歴史観・国家観」講座の廃止を浜田靖一防衛相が検討していることに触れ、「(侵略と植民地支配を認めた)村山談話に基づいた教育訓練を徹底するというが、あんなものを徹底されては、自衛隊はこの国のために命を懸けて戦う気になれない」と批判した。

 シビリアンコントロール(文民統制)については「政治家と文官の言うことを何でも聞いていると、軍は弱体化する」「戦争をやりたがるのは文民。ヒトラーもムソリーニも近衛文麿も文民。軍人は自分の部下が死ぬので戦争をやりたがらない」と持論を展開した。
 田母神氏は安積高、防衛大卒。講演会は地元月刊誌が主催した。

●田母神氏、再び「関係ねえ」発言 名古屋の講演で  2008/12/21 18:46 【共同通信】
 歴史認識に関する政府見解を否定する論文を発表して更迭された田母神俊雄前航空幕僚長が21日、名古屋市内で記者会見した。帰国が始まった航空自衛隊イラク派遣部隊の空輸活動が4月に名古屋高裁に違憲とされた点について「全く関係ねえです」とあらためてお笑いタレントの言葉を引用して語った。

 会見に続き、田母神前空幕長は名古屋市内の団体が主催した講演に出席。冒頭に、このタレントがネタを締めくくる際に発する言葉を挙げ「あの時に『オッパッピー』までやっておけばよかった」と会場を沸かせた。講演では「侵略国家との誤った歴史観を改めなければならない」と持論を展開した。

●前空幕長:幕僚学校講座の講師名など公表 防衛省  2008.11.20毎日
 防衛省は19日、田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長が統合幕僚学校長時代に新設した同校講座「歴史観・国家観」の講師名と講義の概要を公表した。08年度の講義には「現在の日本の歴史認識は歪曲(わいきょく)」など田母神氏の論文に近い内容が含まれており、主な講師4人のうち3人は「新しい歴史教科書をつくる会」関係者だった。自衛隊幹部への歴史教育が適切だったか、同省はさらに調べる方針だ。
 同省は03年度から今年度までの講師のうち、同意を得られた人の名前を公表。「つくる会」副会長の福地惇・大正大教授▽同会理事の高森明勅・日本文化総合研究所代表▽同会ホームページで賛同者と紹介された作家の井沢元彦氏▽坂川隆人・元同学校教育課長--の4人で、ほとんどの講義を担当していた。【松尾良】

●統幕学校講義、田母神論文と共通点も 防衛省、内容公表  2008.11.19 日経
 防衛省は19日、政府見解に反する論文を公にして更迭された田母神俊雄前航空幕僚長が統合幕僚学校長時代に設けた科目「歴史観・国家観」の2003年度以降の講師名や講義内容の一部を公表した。08年度後期としては元統幕学校教育課長の坂川隆人氏がアジア諸国の植民地化や東京裁判に言及するなど田母神氏の論文と通じる内容もあった。

 「新しい歴史教科書をつくる会」役員の福地惇・大正大教授や高森明勅・日本文化総合研究所代表の名前も。
 福地氏の講義では「現在の日本の歴史『認識』は日本人のための歴史観ではない」「蒋介石と日本の衝突の背後には米英、ソ連、コミンテルンが存在」と、田母神氏の主張と共通点があった。作家の井沢元彦氏も講師を務めていた。 (22:39)

●統幕学校で「つくる会」講師恒常化 国家観など講義  2008/11/19 21:54 【共同通信】
 田母神俊雄・前航空幕僚長が統合幕僚学校長時代に新設した講座に、自身の歴史観に近い「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバー2人を講師に招いていた問題で、その後の歴代学校長も恒常的に2人を招いていたことが19日分かった。外薗健一朗・現航空幕僚長の学校長時代も含まれる。防衛省が講師の氏名や講義内容を説明する資料を公表した。

 講座は「歴史観・国家観」と題し、田母神氏が二〇〇三年度に設置。「つくる会」副会長の福地惇大正大教授と高森明勅国学院大講師がそれぞれ「日本国憲法の本質」「国家観」などをテーマに本年度まで毎年、講師を務めている。福地氏は「現在の日本における歴史『認識』は日本人のための歴史観ではない」などと教育していた。
 外薗空幕長は昨年七月から今年三月まで学校長を務めていた。十四日の記者会見で、外薗氏は統幕学校の歴史教育は「バランスを取る必要がある」とし、講師の人選や教育内容を見直す考えを表明。

●「新しい歴史教科書をつくる会」会長の訴えを棄却  サンケイ 2008.10.31 18:55
 怪文書を流布され、名誉を傷つけられたとして、「新しい歴史教科書をつくる会」会長の藤岡信勝・拓殖大教授が、同会元会長の八木秀次・高崎経済大教授を相手取って1100万円の損害賠償を求めた民事訴訟の判決が31日、東京地裁であった。鹿子木康裁判長は「八木氏の関与は認められず請求には理由がない」として、請求を棄却した。

 八木氏は「当然の結果とはいえ、当方の主張が全面的に認められ感謝する」とコメント。藤岡氏は「事実誤認に基づく偏った判断。大変残念だ」として控訴する方針。

●歴史学者ら田母神論文批判 有志140人が見解発表  2008/12/19 12:39 【共同通信】
 田母神俊雄前航空幕僚長が歴史認識に関して政府見解を否定する論文を発表し更迭された問題で、大学教授や教員ら歴史家有志約140人が19日、「過去の侵略を美化する言説が自衛隊最高幹部により主張されたことに、日本の将来を誤らせるとの強い危惧を抱かざるを得ない」と論文を批判する見解を発表した。

 見解は、田母神氏が統合幕僚学校長時代に新設した講座に自身の歴史観に近い「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーらを講師に招いていたことや、防衛省が懲戒処分せずに定年退職させたことなども問題視した。

 その上で「イラク戦争を契機に自衛隊が肥大化、防衛庁が防衛省に昇格し文民統制も弱まるとともに、海外派兵を恒久化して集団的自衛権を行使したい、そのために憲法を変えたいという要求が政界でも強まってきたため」と背景を指摘した。

 19日に都内で会見した歴史教育者協議会の石山久男・前委員長は「自衛隊幹部の突出した行動ではない。支持する人間が政治の世界にも大勢いることは見逃せない。歴史教育を大切にしていかなくてはならない」と述べた。

●小松基地の宿舎、3分の1がアパと契約 03年度以降(2/2ページ)  2008年11月18日15時1分 朝日 
 日本の侵略を正当化する論文を発表、更迭された田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長(60)の問題に絡み、03年度以降に航空自衛隊小松基地(石川県)が基地周辺の民間宿舎を借り上げた際の契約状況を防衛省が調べたところ、懸賞論文を主催したアパグループとの契約が3分の1を占めていたことがわかった。

 田母神氏は同基地トップの司令を98年から99年まで務めており、地元石川県小松市出身の元谷外志雄・アパグループ代表とこの時に知り合っている。元谷代表は同時期、「小松基地金沢友の会」を立ち上げて代表を務めるなど、同基地の有力な地元支援者だった。また、田母神氏は異動後も、雑誌の企画での懇談や元谷代表の著書「報道されない近現代史」の出版記念パーティーへの出席など、親交が続いている。

 防衛省・自衛隊では、他基地から長期で隊員が派遣された際などに、基地外で民間のアパートやホテルなどを宿舎として借り上げている。
 防衛省が03年度から08年11月までの小松基地の契約状況を調べたところ、同基地の地元周辺での契約額計約337万円のうち、アパとの契約が106万円で3分の1を占めた。05年度は小松基地の契約額の7割以上をアパが占め、03年度も5割にのぼっていた。原則、随意契約という。

 また、アパグループが全国展開するホテルチェーンと、陸海空自衛隊全体の契約では、03年6月から08年11月にかけて、計32件約466万円の利用があり、小松基地の106万円は全体でも2割を占めていることが判明した。演習時などに、基地内の宿舎で間に合わない際に利用されたという。同ホテルチェーンは、防衛省共済組合を通じた契約先の一つで、組合員の自衛隊員は割引があるという。
アパグループは、マンションやホテル経営などグループ15社を持ち、拠点を東京都港区に置く。民間信用調査会社によると、中核会社「アパ」の08年2月期の売上高は304億円で、大幅な増収増益決算という。

 アパグループが主催した懸賞論文では、小松基地の第6航空団司令の指示で、隊員62人による組織的な投稿が判明している。また、田母神氏自身が「航空幕僚監部教育課長に懸賞論文を紹介した」と認めており、空幕の教育課長や人事教育部長が全国の部隊に投稿を呼びかけるなど、空自の組織的な協力も明らかになっている。同基地とアパグループとの宿舎契約にも何らかの影響がなかったかどうかが今後、問われそうだ。

●田母神・前空幕長 言いたい放題  2008年11月14日(金)10時0分配信 日刊ゲンダイ
●参考人招致
「日本が侵略国家だというのは濡れ衣だ」――という論文を発表して更迭された田母神俊雄・前空幕長(60)への参考人招致が11日、参院外交防衛委員会で行われた。
 午前9時半前、ダークスーツに赤色のネクタイで国会に姿を現した田母神・前空幕長は、報道陣に心境を聞かれると、立ち止まって「気持ちいいよ」と一言。
 田母神・前空幕長は、懸賞論文を募集した「アパグループ」との関係について、「クルマ代を含めて資金提供は一切ない」と述べた。

 民主党議員から、昨年5月、同じ趣旨の論文を部内誌に寄稿した時、省内で問題にならなかったことを問われると、「今回は多くの人の目についてマスコミが騒いだからだろう」と人を食ったような答弁をしてみせた。 論文で集団的自衛権の行使を容認すべきだとの持論を展開したことについては、この日も憲法9条に関して「国を守ることについてこれほど意見が割れるものは直したほうがいい。改正すべきだ」と改憲を主張した。

 さらに、「自由に言いたいことを言えないのでは、日本は民主主義国ではない。どこかの国と同じになってしまう」と、いつもの言い分を展開。「自衛官の言論を政府見解に沿って統制するのはおかしい」とも言い放った。

 また、公明党議員の質問に対して、「私は日本は良い国だったと言っただけだ」「それで解雇になるなんて変だ」と、更迭されたことに納得していないことを匂わした。
「退職金を返還する意思はあるか?」との質問には、「その意思はありません」とキッパリ。
「ヤフーのアンケートでは、58%が私を支持している」と胸を張ってみせた。
(日刊ゲンダイ2008年11月11日掲載)

●ネットユーザーが右傾化するワケ  
日刊ゲンダイ2008年11月18日掲載 11月21日 10時00分配信 ゲンダイネット

 侵略戦争を正当化する論文で更迭された田母神俊雄・前航空幕僚長(60)。
「アンケートでは、58%が私を支持している」と参考人招致で胸を張っていた。
 田母神氏が持ち出したのはヤフージャパンの意識調査だが、ライブドアでは7割以上が田母神支持で固まったという。保守的なメディアですら政府見解を逸脱した田母神氏に批判的だが、ネット上では人気が高い。あのホリエモンによると、「ネットは論理ではなく、感情のメディア」ということらしいが、それにしたってこの右傾化は何なのか。

 ITジャーナリストの井上トシユキ氏はこう言う。
「いわゆる“ネット右翼”がはびこるようになったのは、02年のワールドカップ以降です。愛国心に火がついた連中がわあわあ騒いだ。彼らはネットで自分の意見に近い考えや情報を探すため、“みんな同じ意見だ”と自家中毒的に思想が凝り固まる。その結果、どんどん過激化していったのです。ただ、ネット右翼は相対的には減少傾向。04年あたりから40代以上のネットユーザーが急増しているので、薄まってきています」
 一部の人間が大騒ぎしているだけか。


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