バンダイの1/43シリーズの残念なところは、購買層にいわゆる「モデラー」を全く想定していないところでしょうね。
良い素材なのに、ランナーから外して組み立てる、以外の作業はしなくても良いことになっています。
つまり、「色を塗る」、「デカールを貼る」、コレをしなくても良い訳ですが…。
しかし、ランナーから外して組み立てるだけでも、実はそう簡単じゃないです。ゲート処理は必要だし、パチ組みゆえの組み付けのタイトさもあって、慎重にはめ込まないとパーツ破損しやすいです。
そんなのに比べたら、色塗ったりデカール貼ったりなんてのは特別難しい作業でもないのになあ。
むしろ、色塗りとデカール貼りが模型作りで一番楽しい工程だと思っている私には理解しがたいですわ。
面倒な作業を省いておけば、自分で組み立てる模型が売れる、というのは食玩の延長線上の発想だと思いますが、ある程度高価な模型の場合には当てはまらないと思いますが、どうなんでしょう?
そうゆうワケで、非常に精密なモールドのダッシュパネルですが、見えなくなる場所のせいかプリペイントもされず塗装指示もいっさい無し。
原型製作した人たちが可哀相だよ… と言うことで、資料画像見ながらチマチマ筆塗り。
当然、メーターのデカールも無し。ジャンクから何か持ってこようかと思いましたが、いいのが無かったや。
このキットに限らず、43のメーターのデカールはいつも足りなくて困ってます。ゼットモデルの汎用デカール買っておこうと思ってるうちに品切れになってるし…。飛行機の、1/48用でもいいから汎用デカールないかなーと探してみても、見つからない。
メーターがいっぱいセットになってる汎用デカール、無いですかねー?
ドアのパーツを差し込んで、内装完成。
ディティール・アップはいっさい行っていません。考証もちゃんとしてあって塗り分けだけで問題ないと思います。
実車ではオプションとなるラジオと時計、当時のはプッシュ式のラジオに角型アナログ時計というクラシックなものだったようですが、キットのモールドはカセットデッキにデジタル時計のような感じになってます。
私の設定では現存しているGT-Rですから、これで良いと思います。オリジナルにこだわらなければ、当時のラジオを使い続けている人はいないでしょうし…。
前回のログに書いていたライトリムの輪っかですが、いちおうハンダ付けしてつなげました。
キレイに出来てないけど、整形するのも無理なサイズなので、そのまま使います。
こうゆう工具 (なんて言うんだっけ?) に通して、まん丸にしてやります。いくらハンダ付けしたからと言って、あまり無理するとちぎれます。
輪っかの貼り付けは、最初木工ボンドを水で溶いたものでやってみましたが、強度不足だったので金属の輪っかの保護も兼ねてメタルプライマーに漬けて、そのまま貼り付けました。
ボディーに組み込んでみると、まあまあ良い感じ。ただし、このグリルのはめ込みはとても固くて、削り込みが必要でした。
ヘッドライト下の白いのは、ウインカー?スモール・ライト?フォグ・ライト? 分かんないけど白レンズだとしても白塗りはちょっとねー…。
もともとは透明パーツなので、白を剥がしてクリアー混ぜた白で塗り直したほうがいいかな?
さてここんとこ、細かい作業がマジでしんどくなってきたので、とうとうと言いますか、ヘッドルーペ買いました。
タミヤのヘッドルーペが密林で安く売られてるんで、それでいいかなと思ってたんですが、いろいろ探してみるともっと安いのもいっぱいある。
千円台でもいろいろあるので、ダメ元で安物にチャレンジ。レンズが4枚(最大のが3.5倍、2枚組み合わせ使用OK)、LED3灯ライト付き というヤツで、たったの1400円。安い。
こんなのです。
まだ本格的に塗ったり組んだりって作業はしてませんが、ちょっと使った感じだとまあまあ使えそうです。
ライト・ユニットは単4電池3本も含めて重いですけど、思ったほど負担にならないです。やはり、ライトが付いているのは便利ですし。
作りは、すんごく安っぽいので、すぐ壊れるかも知れませんが、この値段なら使い捨てでもいいです。
これで、細かい作業もどんどんできたらいいのになあ。あとは、ヤル気だけですw
と、調べたらモノによって値段がまちまちなんですね。
ターゲットにしているのはガンプラ・モデラーなんじゃないかなぁ、と思うのですがそれにしては値段設定がこの 2000GT-R は高めな気も。ゲート処理だけするパチ組みっていうとそんなターゲットしか思いつかない。他のカーモデルをラインナップしてるわけでもないので、これをとっかかりにして塗装・デカール有りモデルへ誘導する思惑があるわけでもないですしね。ちょっと中途半端。
ヘッドルーペはもう数年前から使ってますけど、ライトはあまり必要性感じなかったり www
ヘッドルーペはLEDになる前のほぼ同タイプを愛用していますが、ワタナベさん同様ライトは使っていません。電池入れると結構重くて疲れるんですよ~
バンダイの1/43カーモデルは、スーパーGTにしろGT-Rにしろ、市場に探りを入れている商品だと思うんですよ。
もしバカ売れしたら、続きを考えよう、みたいな。
素材としては素晴らしいので、売り方を考えたら良い商品になるのにな、と思うと惜しいのです。
しかしカーモデル・キット自体の市場規模が小さくなっているので、いずれにせよ商売としてはおいしくないのかな、とも思いますけど。
>Ohtoroさん
バンダイのキットは、もっぱらオークションで入手してます。定価は1800~2400円とか高いですけど、オクだと千円以下が相場ですからお手頃です。
売れないのでオクに流れてきてる感じですね。
ヘッドルーペ、ライト必要ないですか。塗装の時、入り組んだ部分が影になって見にくい時とか役に立ちそうですけど。まあ、ほとんどの作業では普通の照明があればいいですけどね。
バンダイの43、S-GTならまだしもハコスカ世代の方がこの激安でもなく、めちゃくちゃ高いわけでもなく、かといってすごく良くできたキットというわけでもないこの商品を選ぶ理由があまりないんですよね。すべてが中途半端になってしまってるのが残念です。
アキバのヨドバシとか、たくさん売ってましたけど、最近はどうでしょう?
ヘッドライト下にあるライトはウィンカーですよね。クリアレンズだった気がしますが、あれだと今って車検通らないんでしたっけ?
私は老眼鏡は使っていませんので、今までは細かい作業はスタンドルーペを使っていました。
筆塗りの塗り分けは、拡大して見ながらだとだいぶうまく出来ることに気付いて、ルーペ無しでは筆塗り出来なくなってしまいましたw
>Yoshitakaさん
調べてみましたら、千枚通しは太さが変わらないもので、だんだん太くなる形のは 「クジリ」と言うらしいです。穴を大きくする道具らしいです。
バンダイの43、キット・フォームとしてはダメですけどパーツのひとつひとつは本当に良く出来ています。特に、GT-Rの2車種はすごいです。
それだけに惜しいんですよね。
やはりウインカーでしたか。当時はウインカーのフロントの白色点滅、リアの赤点滅が認められていたそうで、ハコスカもその組み合わせなんですね。当時の車だったら現在でも車検OKらしいです。
目が悪くなってきたというのを言いわけに、だんだん塗り分けがいい加減になってきました・・・と思ったら、まだ老眼鏡使ってないんですか!? すごい・・・私と同年代のはずなのに。軽くショック。
ところで、それは「目打ち」かなぁと思いました。クジリという言葉は初めて聞きました。
1/43ですからね、きららさんが作ってるヘリと同じぐらいのスケールです、ヘリのコクピットに比べたらシンプルですから簡単ですよw
老眼鏡は周囲の同年代もまだ使ってないので、なかなか踏み切れませんな…もともと近くが見え過ぎるくらい見えていたので、老眼の進行にもアドバンテージがあったと思いますが、ここ1、2年で急速に悪化してますねー。
「目打ち」「クジリ」「千枚通し」、どれも似たようなもんですけどねー、用途によって名前が変わるようです。「目打ち」は裁縫道具としての名前ですよね。
「クジリ」は大工道具の名前かと思います。